GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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反則技

 ヒィッツカラルド、その指は目標を真っ二つにする衝撃波を放つ。
 手加減をすれば相手の皮一枚残すことも可能なこの能力に、ヒィッツカラルドの部屋をノックした者があった。
「私の弟子?」
 おずおずと切り出したサニーに、ヒィッツカラルドは一瞬あっけにとられ大声で笑い出した。
「でっ、でも!真剣なんです!」
 サニーの言葉が冗談などでないとわかると、ヒィッツカラルドは微笑みながらその理由を尋ねた。
「だがお嬢ちゃんは魔法が使えるのだろう?なぜわざわざ私のところへきた?」
 サニーはほんの少し照れくさそうに、突然の弟子入りを思いついた理由を話す。
「レッドさまはクナイ、怒鬼さまは七節棍、残月さまは針をお使いになります。でもヒィッツカラルドさまはご自分の身体ひとつで戦われるのだと思って…私も魔法が封じられたときのために、なにか覚えておきたいのです」
「フム、だが衝撃波を使うとなればお嬢ちゃんのパパも同じだろう。向こうへはいかないのか」
 アルベルトの顔を思い浮かべ、サニーは軽く指を噛んだ。
「きっと…お父さまにお話したら、私にはそんな能力などないと一蹴されてしまいそうで…」
 確かにあのアルベルトならそう言うかもしれない。
「でも私だってお父さまの娘ですから、修行すればきっと衝撃波だって出せると思うんです!」
 こんなに真剣に話しているのを無下にはできなかった。
 だが、今までの自分を振り返ればわかるように、サニーを敵の血で汚したくはない。
 やがてヒィッツカラルドはサニーが納得してあきらめられるような方法を思いついた。
「ではお嬢ちゃん、お嬢ちゃんは私のように指を鳴らせるかな?」
 衝撃波を出さず、サニーの前で軽く指を鳴らしてみせる。
「こうですか?」
 サニーも真似してやってみるが音は出ない。
「まずは指をぱちんと鳴らせなけりゃな」
「じゃあ練習します!」
 目を輝かせてそう言うサニーにヒィッツカラルドは釘を刺した。
「おっと練習もいいが、指を鳴らす訓練は一日に五分だけだ。そうしないとお嬢ちゃんのかわいい指が腫れ上がってしまったと私が樊瑞に怒られるからな」
「はいっ」
 こう言っておけばまだ幼いサニーのこと、もっと楽しいことを見つけたらそちらへ興味が向くだろうと考えたのだ。

 サニーは自分の部屋へ戻ってから、ヒィッツカラルドに言われたとおり指を鳴らす練習を始めた。
「あーん、上手にできない。えい、もう一度」
 けれどどんなにがんばってもヒィッツカラルドのようにいい音で鳴らすことはできなかった。
「指以外になにかいい方法はないかしら…あっそうだ!」

 数日後、サニーはうれしそうにヒィッツカラルドのもとを訪れた。
「フム、もしかしてお嬢ちゃん、指を鳴らせるようになったかな」
「指はがんばったのですが、できなかったのです」
 ヒィッツカラルドは笑いながら、これでサニーをあきらめさせられると内心ほくそえむ。
 しかしサニーの言葉は意外なものだった。
「でも、指の代わりにこういうことができるようになりました!」
 そうしてサニーはその場をたまたま通りかかったエージェントに向かい、かわいい唇を突き出して投げキッスをしてみせた。
「ぐはあっ!」
 べつに衝撃波が出たわけではないのだが、見事にハートを射抜かれたらしいエージェントはその場に昏倒した。むろん打ち合わせなどあったわけではない。
「お、お嬢ちゃん、その技は…」
「はいっ、サニーが独自に編み出した技です!」
 サニーは自信たっぷりに答えたが、ヒィッツカラルドは己の身の危険を感じ始めていた。

 けっきょくその後ヒィッツカラルドは、その技を食らって鼻血の被害を受けた幽鬼や残月、そしてサニーになんということを教えたと激昂する樊瑞とアルベルトによってひどい目にあい…サニーのその技は封印されることとなった。

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Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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