GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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夢十夜 残月の夢

 こんな夢を見た。

「残月さま、旅行にご同行願えませんか?」
 サニーからそんな申し出があったとき、あまり躊躇はしなかった。
 ひとつは先日まで忙しく世界を飛び回っていたがようやく休暇を取れたこと。
 そしてもうひとつはその旅行というのが、復刻されたシベリア鉄道に乗ってのものだということ。
 もっとも動力源は昔のような石炭や電気ではなくシズマドライブではあるが、レトロ趣味の残月にとって実に興味深いものだった。
「よかろう、私でよければ」
 男女とはいうものの、サニーと自分の年齢を考えれば間違いなど起こるはずもなく、保護者の気分で承諾したのだ。
「さて、サニーを待つか」
 自分の執務室の机に、正規のルートで手に入れたチケットを二枚置く。
 そのとたん勢いよくドアが開いてアルベルトが飛び込んできた。
「わあーはっはっは、ようやく証拠をつかんだぞ!」
 つかんでいるのは証拠だけでなく残月の胸倉もである。
「しょ、衝撃の、私に何用か」
「フン、貴様が儂の娘を誑かしたのはわかっておるわ」
「誑かす?」
 突然の言葉に残月は戸惑う。
「とぼけても無駄だ。貴様がサニーに駆け落ちを持ちかけたのに気づかぬ儂と思うなよ。犯人は必ず現場に戻ってくるとは、まことに正論よ」
 現場もなにも、ここは残月の執務室だ。
「衝撃の、冷静になって聞いて欲しい。私とサニーがなぜ駆け落ちなどせねばならぬ?」

「知れたことよ!駆け落ちなどは世間に認められぬ者同士がすること…貴様はサニーを誑かして」
「いい加減にしてもらいたい」
 残月は怒気を含んだ声でアルベルトに煙管を突きつけた。
「サニーからは旅行へ同行して欲しいと頼まれただけだ。駆け落ちなどというくだらぬ理由ではない」
「それだ!」
 我が意を得たりとアルベルトも指を突き返す。
「貴様はその旅行中にサニーと懇ろになり、既成事実を作ろうという魂胆だろうがそうはいかぬぞ」
「くだらぬ!」
 残月が珍しく大きな声を出した。
「いったい貴公はサニーを何歳と思っているか。第一私がサニーを…サニーをだな…む…」
「なぁぜぇ口ごもる…」
 どうもサニーのこととなるとはっきりした言葉が出なくて困る。
「ともかく、私は駆け落ちなど考えておらぬ。どうしても気に入らぬと言うなら、旅行はやめるが」
 せっかくのチケットを引き裂こうと手にしたとき、今度はサニーが入ってきた。
「残月さま、お待たせいたしました…あら、お父さま」
 残月はサニーから誤解を解かせようと説明したが、サニーの返答のほうが意外だった。
「そうですの。私たち駆け落ちします。波の打ちつけるシベリア最北端の海岸で、追いかけてくるお父さまたちの目の前で世を儚んで飛び込みますの」
「あ、あ、あ…」
 悲恋を夢見る少女ほど手に負えないものはない。
 第一、残月は海に落ちても死んだりしないし。
「き、貴様、すでにそこまで企んでおったか…」
 企むもなにもすべてはサニーの妄想のような気がするが…アルベルトの指先に光が集まり始めた…。

「珍しいこともあるものだな、白昼の残月が居眠りとは」
 残月の執務室を訪れた樊瑞は、何冊かの本に埋もれて眠っている残月に気づいた。
「恋愛小説に推理小説…おまけに冒険小説とは、ずいぶんジャンルがめちゃくちゃのようだが」
 その本のおかげでうなされていることに気づいてやれ、魔王よ。

*Comment

 

>>波の打ちつけるシベリア最北端の海岸で・・・
自身の脳内妄想にサニーちゃんは目を輝かせているわけですね、そして妄想内で勝手に殺されちゃってる残月はパパからも(笑)

そんな夢に苦しむ残月に、毛布をかけるが如くホラー小説とバイオレンス小説の二冊をそっと乗せてあげたいです。
  • posted by アジ 
  • URL 
  • 2008.03/02 23:24分 
  • [Edit]

 

>アジさん
 夢見る少女の妄想ほど手に負えないものはないのです。
もっともサニーはいつだってなにか妄想していると思いますが。そう、赤毛のアンみたいに。
 ホラーとバイオレンスが乗ったら、もう2時間越える超スペクタクル映画のようなストーリーができそうですな。
  • posted by 姜ママ 
  • URL 
  • 2008.03/03 23:53分 
  • [Edit]

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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