GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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避暑地の出来事

 テーブルに置かれたグラスの中で、角氷が立てたカランという音にサニーは目を覚ました。
 空の色を映したようなソーダ水は、少し温まっている。
 避暑地の別荘、その玄関ポーチに設えたデッキチェアで横になっているうち、うたたねしていたらしい。
 恋人のレッドと一緒に、少し遅い夏休みを取って、ここへやってきたのは一昨日のこと。
 今日は十傑の若手たちを誘ってバーベキューの予定なのだ。
 しかし、肝心のレッドの姿がない。
「どこいったのかしら…」
 思わず空を見上げれば、まだ陽は高く、みんながやってくるまでには時間はありそうだ。
 朝のうちから準備してあったから、レッドとサニーが現在やることはないが、どこかへ出かけたのだとしたら間に合うのだろうかと心配になる。
 そうするうちに車のエンジン音がして、レッドのスポーツカーがガレージへ入っていくのが見えた。
 サニーは少し肩をすくめ、デッキチェアを下りてガレージへ向かう。
「おかえりなさい。どこいってたの?」
 レッドは悪びれる様子もなく、トランクから紙袋をいくつか出してきた。
「買い物」
「あら、今夜の食材はたくさんあるわよ」
「あの酒好き共がくるんだぞ?ワイナリーのワインだけで足りるもんか」
「じゃあ…」
「ビールとウィスキーも追加だなと思ったんだ。氷をたくさん作っておいてくれよ。ヒィッツなんかは水割りって言うからな」
「はいはい」
「あっそうだ。お前は…カクテルだろ?」
 忘れてないというように、袋からリキュールのビンを出して見せる。
 サニーは笑いながらくるりと踵を返した。
「私まで飲んでたら、だれもお料理しないでしょ」
 レッドはサニーのように肩をすくめると、紙袋を抱えてサニーの後を追った。



 まだ陽が高いうちに、幽鬼と怒鬼が到着し、サニーに大きめの箱を手渡す。
「冷蔵庫に入れておけば一両日中は持つと思うが」
 箱の中身は幽鬼らしい綺麗なバラのムースだった。
「まあすてき!食べるのがもったいないくらい」
「ははは、奴とふたりで食べてくれ」
 それからヒィッツカラルドと残月が大きな花束を持って現れた。
「ドライフラワーにもできる優れものだよ」
「ありがとうございます。今、花瓶を探してきますわ」
 そうしてすぐに宴が始まった。
 飲み物を作るサニーとは離れた場所で肉を焼くレッドのところへ、グラスを持ったヒィッツカラルドがやってきた。
「よう色男」
「なんだ、飲み足りないのか?」
 からかうようにそう言ったレッドに、できるだけ抑えた声で話しかける。
「…終わったのか」
「むろんだ」
 レッドは事もなげに答える。
「ふ…ん、私に言えばいくらでも代わってやったんだがな」
 先ほどレッドが出かけていたのは買い物のためだけではない。
 本部から内密に発せられた任務で、ある人物を葬り去るための外出だった。
「わざわざお前に出張ってもらうような任務じゃない」
 ヒィッツカラルドは、幽鬼たちと談笑するサニーをちらと見た。
「おい…血で汚れた手で彼女を抱くのか」
「わかっていないなお前は…あいつは普通の女じゃない。自分が置かれてる立場だってよくわかってる…全部承知の上で、私を選んだ」
「なにをこそこそ話してるの?」
 不意に現れたサニーに、さすがのレッドもヒィッツカラルドも一瞬息をのんだ。
「あ、いや、我らのプリンセスを強奪した男に、恨み言を言ってただけさ」
「サニー、こいつをあっちへ連れて行けよ。さっきから妬いてどうしようもない」
「はいはい」
 サニーがヒィッツカラルドに腕をからめて連れて行ってしまってから、レッドはぼんやりとバーベキューコンロを見つめた。
…この手を焼いたら…清浄になって、堂々とサニーを抱けるのだろうか…。
 ふと浮かんだそんな妄想を、軽く頭を振って消す。
 それにはなんの意味もないことだと自分に言い聞かせ、自分も談笑の輪へ混ざりにいった。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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