GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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策士と魔女と:逆転!

 だれもいなくなった深夜の執務室、眉間により深い皺を刻んだ孔明がひとり座っている。
「今度という今度という今度という…(以下エンドレス)今度こそ、あの小娘をなんとかせねばなりませんな」
 あの小娘とはもちろんサニーのこと。
 今までどれだけの辛酸をなめさせられていたかを考えると、はらわたが煮えくり返ってくる…が、勝てた試しもない。
「え?僕が?」
 思い余って一度BFに相談したことがあった。
「はい。あのサニー嬢のいたずらを止めたいのです」
「いや、まあ、女の子のいたずらなんてかわいいもんじゃないか」
 そう言いながらもBFの額にはちょっとした冷や汗が浮かんでいる。
「アレのどこがかわいいいたずらだったりするものですか!」
 うん、そうだね、命が危ないこともたびたびだからね。
 一転してきりっとした表情になったBFは、孔明に冷たく言い放った。
「孔明、君は策士だ。策士としての任にある限り、僕に対策を求めるのはお門違いというもの…君の力で解決したまえ」
 あっ、こいつ丸投げしやがった…そう思っても孔明は黙り込むしかない。
「…BFに丸投げされ、とりあえずプランを三つ考えてみましたが…くっ、ある意味あの小娘はチートではありませんか」
 テレパシーが使える魔法使い…BF団にとっては頼もしい戦力だが、孔明にとっては恐怖以外のなにものでもない。
 おまけに孔明は父親が死ぬ大元を作ったようなもんだし、女心がわかってないということで怒りの対象になるし。
「…女心、ですか」
 サニーに見つからぬよう、こそこそとプランを練りに練ってようやく行動を開始した。

 それはつい先日のこと。
 珍しく、下位のエージェントが勤務するプラントを視察に行った際、女性エージェントが数人集まってきゃいきゃい騒いでいるのを見つけた。
 私語などあまり許せるものではないが、ここで厳しく叱責しても孔明には何の得もないし、下手に恨みを買う必要もない。
 きわめて機嫌よく声をかけた。
「にぎやかですな」
「きゃっ、孔明さま!」
 エージェントたちはあわてて手にしていたものを隠そうとする。
「女性が集まって…となると、なにやらおいしいものでもありますか」
 微笑んでそう言うと、エージェントたちも少しほっとして口を開いた。
「あの、これです」
 彼女たちが隠していたもの、それは焼き芋。
「ほほう、これはおいしそうな…」
「これとケーキの嫌いな女の子なんて、めったにいませんわ」
 その瞬間、孔明の脳裏にひらめくものがあった。



 そして今まさに、孔明は焼き芋…それも最高の甘さを誇る産地から直送させた芋を、じっくりと遠赤外線で焼き上げたものだ…を手に執務室に入ってきた。
「ただいま戻りました」
 なにくわぬ顔でサニーの机に焼き芋の袋を置く。
「あ、サニー殿、これ、おみやげです」
 一瞬、サニーの表情が変わった。
 おいしそうな焼き芋に目が輝き…そして鬼の形相に。
 孔明の危機を察した部下のエージェントが、サニーの回し蹴りから孔明を助ける。
「な、な、な…」
「孔明さま!サニーさまはダイエット中で…わあっ!」
 ゆらりと立ち上がったサニーから怒りのオーラが炎の如く立ち上る。
「孔明さま…」
「い、いやしかし!サツマイモは食物繊維を多量に含んでいて、決して太るような要素はなく、ついつい食べ過ぎることが問題なのです!」
 いつしか孔明、土下座状態に。
 このままでは焼き立てのイモのアツアツを、顔面に押しつけられないとも限らない…孔明が覚悟を決めたそのとき、思わぬ救世主が現れた。
「孔明、この作戦指令書だが」
 ノックもなしにいきなり入ってきたのは残月。
「おや、なにやらいい匂いがすると思ったら…焼き芋か」
 残月に憧れるサニーがこのチャンスを逃すはずはない。
「あ、あの残月さま、よろしかったらおひとつ…」
 孔明もこのチャンスを逃してはならない。
 スーツの埃を払って立ち上がり、ひとつ咳払いした。
「作戦指令書の不備ですかな?」
「ああ、そうだ。このあたりもう少し詳しく…」
 残月の差し出した指令書を手にし、サニーに向かって声をかけた。
「よろしい。私はこの指令書を書きなおすといたしましょう。その間、残月殿はよろしければサニー殿とお茶でもいかがですかな?焼き芋もございますし、ほれ、外のベンチで、でも」
 孔明の申し出を残月は快く受けることにした。
「なるほど。新しい指令書をもらうまでの時間つぶしには最適であろうな。ではしばし少女と語らうとしよう」
 そのあまりにきざな言い回しに、( `д´) ケッ!と言いそうになった孔明の横を、残月とともに焼き芋の袋を持ったサニーが通っていく。
 しかしいつもと違ったのは、すれ違いざまサニーが孔明に向かってGJとばかりに親指を立てて見せたのだ。
 ふたりの姿が完全に見えなくなってから、孔明は小さくつぶやいた。
「か…勝った、のですね…」
 完全勝利にはほど遠いが、今年もがんばれ孔明。

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Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
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