GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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レッドの特別講習

「…そこで、この数式に代数というのを当てはめると…そうそう、そうだ。そうやって解を導き出すと…」
 サニーの年齢よりは少し上級の教科書を手に、レッドがサニーのノートを覗き込む。
「…25」
「そうだな。それがこの問いの答えになる」
 レッドはサニーから離れ、ホワイトボードのほうへと戻った。
「それじゃあ次に、二次関数について説明するぞ」
 教師はひとり、生徒もひとり…レッドが関数のグラフを板書していくのを、サニーは頬杖をついてぼんやりと見ていた。
 本当は真剣にレッドの話を聞かなければいけないのだろうが、それよりもっと魅力的なことがあって…。
「おい」
 不機嫌そうなレッドの声で現実に引き戻された。
「私は策士に頼まれて、お前の勉強を見てやっている。で、そのお前の態度はどういうわけだ」
 厳しい目でぎろりと睨まれるがサニーは動じない。
「あのねえ、レッドさま」
 サニーは窓の外を指さした。
 冬の陽光がまぶしいほど降り注いでいる。
「こんなにいいお天気って久しぶりじゃない?」
「天気と数学と、どっちが大事だ?」
 レッドがそう言うがサニーも負けていない。
「数学はいつだって教えてもらえるわ。でもこんなお天気はめったにないでしょ」
 なにを言ったところで、このお嬢ちゃんの屁理屈には太刀打ちできそうもない…レッドは珍しくため息をついた。
「で?今、いちばん最適なお前の答えはなんだ?」
 サニーはパタンと音を立てて教科書を閉じる。
「お外へいきましょ!それでね、とても日当たりのいい芝生の上で数学のお勉強を再開するの!」
 満面の笑みで得意そうに言う少女には、もっと太刀打ちできない…レッドのような優秀な忍びであっても。
「なるほど。実に正答だ」
 レッドも教科書を音を立てて閉じた。



 真冬だというのに、レッドの執務室には陽光が満ちていて春のような陽気だ。
 机に向かっていたレッドはひとつ息をつき、手の中のペンを放り出した。
「やめた」
 つぶやくようにそう言うと、なんの遠慮もなくレッドの机にお尻を乗せていたサニーが振り向く。
「レッドさま?」
 あの頃のあどけない少女は、今ではだれもが振り向くような美しい娘に成長していて、その赤い瞳で睨まれれば震え上がるより鼻の下を伸ばす男も多いだろう。
 しかしレッドはそのどちらでもなかった。
 ましてやこんなうららかな日には…。
「やめた、ってどういう意味ですの?事と次第によっては黙ってませんわよ」
 そうしてレッドの机に別の書類を置く。
「まだこれも書いていただかないと…それと言うのも、レッドさまが事務処理をためこむからですのよ」
「このところ忙しかった」
「任務が終わって本部へ戻られてから、少なくとも三日はあったはずですけど?」
 レッドはそれ以上の議論をやめて、椅子の背もたれに身を投げる。
「なあ…忘れたとは言わせないぞ。ずいぶん前、お前が子供のころ、やはりこんな暖かい日に…」
「忘れたりはしませんわ。優しいレッド先生のおかげで、ずいぶん楽しい野外授業になりましたもの」
 優しいを強調するあたりが少し嫌味にも聞こえる。
「覚えているのなら話は早い。こんな日に執務室に閉じこもってこんなつまらん書類を…」
「仕事をためたのはどなたでしたっけ?」
 サニーは意地悪く笑ってレッドに顔を近づけた。
「私はあのとき、ちゃんとお外で授業を受けましたわ。でも今のレッドさまをお外に出したら…書類を片づけるどころか、いちばん日当たりのいい芝生に陣取って昼寝と洒落込むおつもりでしょ?」
 冷ややかな流し目でそう言われ…心中を読まれたレッドはあきらめてもう一度ペンを手にした。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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