GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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ぽわぞん(よい子は見ちゃダメ)

 最初は単なる噂に過ぎなかったものが、徐々にその存在を現し始めると噂では済まなくなる…。
 部下のエージェントから報告を受けたカワラザキが幽鬼の部屋を訪ねたとき、幽鬼はいつものようにぼんやりと書類を見ながら…これはいつもと違ったが…レモンをかじっていた。
「幽鬼…」
「なんだ、じいさま…ただ事ではない顔だな」
 カワラザキは幽鬼に近づき、少し厳しい表情で尋ねる。
「それは…なんだ?」
「ん?」
 指さした先にあるのは幽鬼の腹…筋肉質ではあるが痩せぎすの幽鬼に不釣り合いなくらい下腹が突き出している。
 その突き出し方は、食べすぎなどではなく明らかに…。
「だれの子だ」
 幽鬼はその問いには答えず、億劫そうにレモンを放り出した。
「すまない…ちょっと気分がすぐれないんだ。話はあとで聞きに行く」
 そう言うなりただでさえ青白い顔をさらに青くして、隣にある仮眠室へと引っ込んでしまった。
 話ができないのならここにいても意味がない…カワラザキもいったん自室へ戻ることにした。
 通路へ出たところで、同じくすっ飛んできたセルバンテスと出会う。
「あっ、じいさま!幽鬼くんの具合どう?今、任務から戻ってきて小耳にはさんだんだけど…」
 カワラザキは周囲のエージェントに聞かれまいと…これ以上噂が広まるのはよろしくないと判断して…セルバンテスの口を軽くふさぎ、セルバンテスとも話し合うために自室へと引っ張っていった。
「さて…」
 少し気持ちを落ち着かせ、部下のエージェントに報告させる。
「幽鬼はいつからああなった?」
 別にカワラザキから命令されたわけではないが、幽鬼のことを観察していた部下がメモを読み上げた。
「確か…あのようになられたのは一週間ほど前からだと思います。お身体が目立つようになってからは体調を崩されることが多く…洗面所で吐いていらっしゃるところも見られてますし、気分が悪いからとお食事も…」
 おとなしく聞いていたセルバンテスが一転、カワラザキに食ってかかる。
「ほらー!これってどう考えても妊娠だよね?悪阻だよね?いったいどこのだれが幽鬼くんを…!」
「儂はお前が孕ませたと思っていたのだがな」
「そのセリフはそっくりそのまま返すよ!私はちゃんと避妊したもん!」
 なに血迷ってんだ、あんた。



 カワラザキは小さく指を折って数を数えてからおもむろに答えた。
「儂では月数があわん」
 とりあえず問題発言です、ありがとうございます。
「あやつは猫背だからな、身体を丸めていれば腹が迫り出していても気がつかん…」
「そんなことより父親の存在だよ!ああ、かわいそうな幽鬼くん…そいつが責任を取らなかったとしても、このセルバンテスが母子ともども面倒を見るからね!」
「それより…こんなことが孔明やBFに知れたら、厄介以外の何物でもない」
 しばし重苦しい空気が支配したと思ったとき、やけにあっさりとした声が聞こえた。
「我」
 見ればドアのところに十常寺が立っている。
「暮れなずむの一件、我が責也」
「かっ、宦官のくせに―っ!」
 それも問題発言です、あるがとうございます。
 勢い余って突進してきたセルバンテスを十常寺は難なくかわした。
「十常寺よ、幽鬼を孕ませたのはお前だというのか」
 カワラザキの言葉にさすがの十常寺も怪訝そうな顔になる。
「孕む?否、彼の腹、我が依頼なれば…」
「まどろっこしいから普通にしゃべってくれ」
 十常寺は軽くうなずき口調を変えた。
「薬を作るのに蠱毒が必要になった。しかし蠱毒を作るための環境がなく困っていたら、暮れなずむが協力を申し出てくれたのだ。今、暮れなずむの腹の中では蠱毒が着々とできあがりつつある」
 つまり…十常寺が用意した毒蟲を幽鬼の体内に飼い、幽鬼に宿る群雲蟲と切磋琢磨するうちに、その毒蟲が蠱毒となるのを待っているらしい。
「じゃあ悪阻…」
「悪阻?それはときおり放出される毒のせいで体調を崩しているのだろう…先日見たところでは順調に大きく育っているようで安心した」
「ではあの腹も」
「左様。毒蟲が成長している故…この様子ならあと数日で十分な毒を蓄えるはず」
 これですべての疑問は消えただろうと十常寺が立ち去ってから、セルバンテスとカワラザキは顔を見合わせた。
「取り越し苦労だったねえ」
「というか…さっきお前が言った避妊について、もう少し詳しく聞かせてもらおうか」
「望むところだ。私もじいさまに聞きたいことがたくさんある」
 ふたりの視線が交差し、火花を散らした。

 ちなみに数日後、幽鬼は無事に「出産」したが、どこからどんなふうに毒蟲が出てきたかはご想像にお任せする。

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Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
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