GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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策士と魔女と:強く生きて!

 本部の中庭に、はらはらと枯葉が舞い落ちる。
 サニーは手にしていた書類を抱きかかえ、大きく息を吐いた。
「はあ…どうして秋って、こう物悲しいのかしら…」
 こんなときでもサニーの…正確には孔明のだが…部下たちは優秀だ。
「そういうことでしたらサニーさま、スポーツの秋はいかがでしょうか?幸いにして孔明さまはただいま会議の真っ最中、少し身体を動かしてから仕事に戻られるのもアリではないかと」
「そう…ね。少しストレス発散も必要かも」
「では、なにをなさいますか」
 サニーは少し考えてから、屈託のない笑顔で答えた。
「野球しましょう。ピッチャーとキャッチャーがいればいいから。でも私に打たせてね」
 本部にバッティングセンターがないのだから、と部下たちは軽い気持ちで承諾した。
 さて、一方こちらは孔明。
 今まさに、会議室で樊瑞やカワラザキ、十常侍を交えての会議中である。
「…で、ありますから、ここはやはり若手の方々に…」
 デジタルボードを示しながら説明する孔明の耳に、聞きたくない声が飛び込んできた。
「孔明さま、よけてぇー!」
 凄まじい音とともに窓ガラスが砕け散り、猛スピードで飛んできたボールが孔明の顔面にめり込む。
 孔明以外の一同が、ゆっくりと窓を振り向けば、バットを担いだサニーが不安そうに顔をのぞかせていた。
「あらぁ、みなさまおそろいで…ここにボールが飛んできませんでした?」
 孔明の顔面から落ちたボールを拾い上げて、カワラザキが渡す。
「これかな?」
「ああ、それですそれです。ちょっと飛び過ぎてしまいましたの」
 去っていこうとするサニーを、孔明が羽扇で手招いた。
「サニー殿…」
「あら、孔明さま。血行のよさそうなお顔で…」
「あなた、さっき、これだけの人数がいるのに、私だけを名指ししましたね?」
「いやですわ。殿方が細かいことを気になさるものじゃありませんわよ。母もよくそう申してました」
 そしてついに孔明が切れる。
「狙ったでしょ!」
「まさか、そんな…ほほほ」
 なにくわぬ顔で去っていくサニーに、さらに声をかけようとした孔明を、ゆっくりと振り向き言い放った。
「孔明さま、あまり細かいことを気になさると、今度は…バットが飛んでくるかもしれませんわよ?」
 そのあまりにも迫力ある声に、孔明は泣き崩れ樊瑞が慰める。
 かたやカワラザキと十常侍は、割れた窓ガラスをながめながらつぶやいていた。
「…強化ガラスのはずだが…」
「否否、誠に恐るべき力也」



 はらはらと舞う落ち葉を見ながら、サニーがため息をつく。
「はぁ…秋ってどうしてこんなに…お腹がすくのかしら」
 すかさず部下たちが声をかける。
「サニーさま、それは食欲の秋だからです。なあに、少しくらい食べ過ぎたとしても、身体を動かして燃焼すれば問題などございません」
「そう…そうよね!やはりここはおいしいものをいただいて、明日への活力を養うべきね!」
 食べたい人間は、どんな大義名分を使ってでも食べるものである。
「ほらほら、どんどん焼いて。そっちのほう焼けてるわよ」
 そしてなぜか焼肉屋へやってくる。
「サニーさま、このお肉、おいしいですね!」
「でしょう?私ね、幼いころにとてもすてきなお兄さまに、ここへ連れてきてもらったことがあるの。そのときからごちそうはこのお店って決めているのよ」
 当然のことながらお値段もとっても高ランク。
「すいませーん、上カルビおかわり。あっ、あとロースもね」
「サニーさま、お相伴にお預かり光栄です」
「いいのいいの。ここの支払いは私が持つから心配しないで。あっ、ゼロカロリービールもおかわりね!」
 追加注文の肉を焼きながら、サニーはさらに意気込む。
「さあ、ここが終わったらデザートよ!みんなをおいしいケーキバイキングのお店に連れていくわ!」
「サニーさま、ばんざーい!」
 ほかの一般客は、まさかここで盛り上がっているのが、悪の組織の一員だとは思うまい。
 そしてそのころ孔明はというと…
「…みな、どこへいったのですか?」
 がらんとした執務室にはだれもおらず、樊瑞のところから書類を持ってきたエージェントが、ためらいがちに口を開いた。
「…サニーさま主催の、お食事会と聞いておりますが…」
「私は…誘われていないのですね」
 なにやら寂しいような、それでいてほっとしたような気持になる。
「あ、でも…孔明さまの後援でとおっしゃってましたので、あとでお誘いがあるのではないでしょうか」
 エージェントは悪気なく言ったつもりだったが、孔明は真っ青になり、あわてて机の引出しを開けた。
「わっ、私の…私のクレジットカードがーっ!」
 がっちり鍵をかけてあったとしても、魔女には鍵など不要。
 かくして孔明は、カードの請求に怯える羽目になるのだった。(まあ、楽勝でしょうけどね)

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ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
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