GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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G(ジジイ)T(タフ) 2

 休暇はもらったものの、これといってすることはない。
 カワラザキの私邸へ戻ってもよかったのだが、なにしろ世話を焼きたがる人間がいるから、別の意味でゆっくりできそうもない。
 仕方がないので、任務や事務処理は一切やらないこととして、幽鬼は本部で退屈をしのぐことにした。
 数日が過ぎたころ、幽鬼の私室をノックする者があった。
「入れ」
 恐る恐る入ってきたのは、つい最近カワラザキの下に配属されたエージェントがふたり。
 ふたりとも憐れなほどおどおどしていて…よくよく話を聞いてみれば、カワラザキが夏の休暇を取って留守の間に、ちょっとしたミスを犯してしまったのだが、それを処理するにはカワラザキの許可が必要だという。
「俺の許しを得たとしてもじいさまは納得しないだろう」
「そ、それはわかっております。それで、あの、幽鬼さまに…」
 自分たちのような下っ端がカワラザキのところへ出向いて、休暇を中断させたりすれば叱られるだけでは済まないだろし、このままカワラザキが戻ってくるまでミスを放置したとしたら、今度はカワラザキばかりか孔明や樊瑞からも叱責されることになる。
「それで俺に助けてほしい、と」
 そう言って横目で睨めばふたりはさらに委縮した。
「お願いできる方が幽鬼さましかいらっしゃらないのです…」
「甘く見られたもんだな」
「…決してそのようなことは…」
 幽鬼は近くにあった上着を手にした。
「まあいい。システムに問題があって任務に差し支えが出れば俺も困る。だが、貴様らにはじいさまからきっちり始末をつけてもらうからな」
 その脅しに震え上がるふたりを促して部屋を出る。
「行き先はわかっているんだろうな?案内しろ」



 世界でも有名なリゾートビーチには、夏の太陽がさんさんと降り注ぎ、あちこちにカラフルなパラソルが並んでいる。
 黒のスーツにサングラスの幽鬼は海岸沿いに黒塗りの車を停めると、ビーチでも一番ロケーションのいい場所に陣取っているパラソルに向かって歩いていった。
 そっとパラソルの中をうかがうと、布きれ程度の水着に身を包んだ女がビーチチェアにうつぶせで寝そべっており、その白い背中にカワラザキがオイルを塗ってやっているところだった。
 先に女にオイルを塗らせたらしく、カワラザキの肌は光沢を帯びてココナツの香りがしている。
 世界を震撼させるほどの能力の使い手が、脂下がって女の背中にオイルを塗ってやっている姿など、あまり見ていて楽しいものではない。
 幽鬼はひとつ息をついて、表向きの名でカワラザキを呼んだ。
「会長、お寛ぎのところ申し訳ありません」
 女は突然の声に驚いてビキニのトップを押さえながら起き上ったが、カワラザキはそれが幽鬼の声だとわかっても動じない。
 オイルを塗る手を止め、テーブルにあった葉巻を取り出して咥えた。
 女がすかさず火をつける。
「儂は休暇中だ」
「重々承知しております。ですが…会長のご判断を仰がねばならない事態が起きました」
 ゆっくりと大きく煙を吐く。
「秘書の方?」
 女に優しく微笑みながら、その頬に口づけた。
「すまんな。無粋な秘書のせいでバカンスは終わりだ。ホテルの支払いは済ませておくから好きなだけ滞在すればいい。それから…」
 白紙の小切手を渡そうとして、女に止められた。
「私、そんな女じゃありませんのよ。もしどうしてもとおっしゃるなら…またご連絡をくださいな」
 そうして女は自分の連絡先をメモに走り書きしてカワラザキに渡した。
 それで大人の時間は終わったらしく、カワラザキはシャツを羽織って女を残し幽鬼と歩き出した。
 女の聞こえないところまできて、ようやくいつもの口調に戻る。
「いい女だったんだがな…しばらく一緒に過ごしてたが悪くなかった」
「…少し年増なんじゃないか」
「お前よりは年上だったかもしれんな…若い娘も悪くないが、ああいうのも好みだ」
「守備範囲広すぎだろ…金を受け取らないってことは、よほど惚れられたんだな」
「当然だ。うらやましいか?」
「冗談じゃない!」
 オイルまみれの身体で本部に戻るのはさすがに、といったん滞在していたホテルでシャワーを浴び、数十分後には幽鬼の運転する車に乗り込んだ。
 経緯を簡単に説明されて、苦々しく葉巻を握る。
「どんなミスをやらかしたかは戻ってみないとわからんが…このツケは大きいからな」
 一番お気に入りの甘美な時間を邪魔された…後部座席からでも殺気めいたものは幽鬼にも伝わってきて、ミスをやらかしたあのふたりがこれからどんな叱責を受けるのかと思うと、幽鬼は少し気の毒になって肩をすくめた。

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ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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