GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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夢十夜 怒鬼の夢

 こんな夢を見た。

 怒鬼が風邪をひいた。
 忍びである己が風邪を引くなどもってのほかで、これが「鬼の霍乱」というやつかと布団の中でひとり苦笑する。
 この風邪という病、忍びにはまったく持って厄介な代物だ。
 まず鼻が詰まって利かなくなる。
 おかげで毒や眠り薬が撒かれても気づかないではないか。
 それから咳。
 どんなに上手く敵の目を欺いたとしても、咳をしたらそれでおしまいだ。
 おまけに熱など出ようものなら、足はふらつくしものが二重に見えてきて、敵が分身の術など使えなくても分身して見えてしまうだろう。
 こんな日は任務も休んで寝ているに限る。
 とはいうものの、己の私兵である血風連が静かに寝させてくれるはずもなく…十分に一度くらいは、やれお粥だ、やれ氷嚢だと怒鬼の様子を見にくるので少々困ってしまう。
 いっそ寝たふりをしてしまったほうが楽なのかもしれないが、それにしたって
「うむ、よく眠っておられる」
「うむ、息が整ってこられた」
 などと確認にくるのだから同じことか。

 そしてそれ以上に厄介なものは…
「怒鬼、風邪をひいたそうだな」
 いったいどこから情報が漏れたのか、見舞いと称して枕もとの菓子を目当てにやってくるレッドだ。
(菓子は持っていけばよい。云ね)
 と怒鬼が目で訴えたら今日は様子が違っていた。
「策士の考える任務など、私ひとりでも十分にできるのだが…単独行動もこう毎日では飽きるというもの。そこで同じ忍同士、よく効く薬草を持ってきたのだ。ありがたく思え」
 最後の一言が余計だが、やはり同じ者はわかりあえるようだ。
 風邪に効く薬草は各々が秘密にしている場所に生えているもの。怒鬼とて血風連にすら教えていない。
 本来なら自分で採りにいくはずだったのだが、血風連が許してくれなかったのだ。
(助かった、早くよこせ)
 言葉に出さない分控えめに見えるが、実は怒鬼も相当に傲慢ではある。
「よし、口を開けろ」
 そう言われ怒鬼は初めて、レッドがなにかをくっちゃくっちゃと噛んでいることに気づいた。
 信じられないといった表情で指を震わせれば、レッドは悪びれる様子もなく口から例のものを取り出してきた。
「実は薬を煎じる道具をなくしてしまってな…まあ、たいして変わらんだろうと」
 不敵な笑いを浮かべてレッドは怒鬼の口をこじ開けようとする。
 そんなものを飲まされてたまるかと怒鬼は必死に抵抗した…。

「おい、今日の怒鬼さま、いつにもまして水をかぶっておられぬか」
「ああ、いつもより多いな…確かにあれをなさっておられると風邪はひかぬようだが」
 なにかを消し去ろうとするが如く、井戸の水をかぶり続ける怒鬼がどんな夢を見たのか、血風連には知る由もなかった。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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