GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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じいさまができちゃう クマ・ジイ おしまい

 予定の時刻より少し遅れて、幽鬼はクマ・ジイを連れ本部に戻ってきた。
 遅れた理由はひとつしかない。
「幽鬼、抱っこじゃ抱っこ」
「…歩けるだろ」
「この短い歩幅で歩いてたら、いつまでたっても本部につけんわい」
 それもそうかとしかたなく、幽鬼はクマ・ジイを抱っこしてやる。
「やめろ!耳に息を吹きかけるな!」
「あー、ここ敏感なんじゃな」
 幽鬼が女だったら速効でセクハラである。
 とにもかくにも、クマ・ジイを抱っこして本部に入った途端、数人の女性エージェントに囲まれた。
「きゃーん、かわいいー」
「幽鬼さま、この子幽鬼さまのですか?」
「私にも抱っこさせてくださーい」
 外見は確かにかわいらしいクマのぬいぐるみ、しかし中身はカワラザキ。
「…いちおう動くんだ、これ」
 妙な動きをして質問攻めにされてはかなわないので、先に申告しておいた。
「えー!ほんとー?」
「あっ、ほんとだー。かわいいー!」
「次、私も抱っこー」
 エージェントたちの胸に抱っこされ、余裕の表情(変わってないけど)で幽鬼のほうを振り向くクマ・ジイだが、幽鬼にはどうでもよかった。
 しかし
「きゃー、クマちゃん、くすぐったーい」
「あんまりすりすりしないでー」
 胸に顔をうずめて、よからぬことを始めたから止めざるを得ない。
「…そろそろ返してくれ。次の作戦で使うんだ」
 くれと言われては困るので、そう嘘をつくと彼女たちは素直にクマ・ジイを返してくれた。
「作戦にってことは…あっ、この子に爆弾しかけるんですね」
「ちがうよー。きっと言うこと聞かないとこうなるぞって、ばらばらにして脅しかけるのよ」
「えー、私は薬品系だと思うなー」
 なにやら物騒な話になってきたので、幽鬼はクマ・ジイを連れてそそくさとその場をあとにした。



「さ、最近の若いエージェントは過激じゃのう」
「…うむ、俺もあそこまですごい発言が出るとは思わなかった。しかし、まんざらでもない顔をして…」
 抱っこしているクマ・ジイをちらりと横目で見やれば、クマ・ジイはドヤ顔をする。
「ふほほほ。やはり儂、イケ・クマじゃからのう。若い娘が放っておかんわな」
 今すぐにでもクマ・ジイを放り出したい衝動を抑え、幽鬼はなんとか孔明の執務室にまでやってきた。
「お疲れさまでした、幽鬼殿。君、すぐにデータを」
 そばにいたエージェントに指示すると、エージェントは幽鬼からクマ・ジイを受け取って奥に消えた。
「さて、どんな結果が得られるでしょうかね」
 やがて先ほどのエージェントが血相を変えてやってきて、孔明になにやら耳打ちする。
「なんと。それは問題ですな…」
 ふたりはなにやらこそこそと話していたが、ひとつ咳払いをして孔明が幽鬼に説明を始めた。
「実は…カワラザキ殿の本体が、めちゃくちゃ太ってしまいました」
「そりゃあ栄養は摂ってるのに寝てるだけなんだから」
「なので、実体に戻った際、大変まずいことになる可能性があるので、この実験はこれまでとすることにします。幽鬼殿、本当にお疲れさまでした。あなたにはこのまま休暇を取っていただくことにして、今借りている部屋で休暇を楽しんでください」
「え、でも…」
「今、解約すると今月分の家賃がもったいないですから」
 しっかりしすぎている孔明の勧めに従い、幽鬼はひとりで部屋へ戻ることにした。

 クマ・ジイの荷物は本部に送り返したし、自分の私物だけが残った部屋で幽鬼は優雅な休暇を送っている。
 クマ・ジイの世話という鬱陶しさから逃れられた解放感と、ちょっとした一抹の寂しさはあったけれど十分に羽を伸ばせた。
 そろそろ休暇も終わりのはずで、孔明から指令書でもこないかと思っていたとき、玄関のチャイムが鳴った。
「だれだ?」
 出てみるが、そこにはだれもいない。
 その代わり段ボール箱がふたつ置かれている。
 いやな予感がして、無視しようとするより先に蓋が開き、ぬいぐるみが二体飛び出してきた。
「じゃじゃーん!改善されたクマ・ジイじゃ!」
「そして僕!クマ・BF!これからよろしくね!」
 幽鬼は部屋に取って返すと、すぐに電話を取り上げて孔明を怒鳴りつけることとなった。

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ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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