GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

策士と魔女と:まだだ!まだ終わらんよ!

 今日サニーは樊瑞の用事で出かけていて、帰ってくるのは夕方…孔明はいささか浮かれた気分で会議を終え、自分の執務室に戻ってきた。
「あ、孔明さま」
 休憩用のお茶を置くテーブルの周囲を、配下である4人のエージェントが囲んでいる。
「どうしました?お茶の時間には少し遅いようですよ」
 自分が飲む飲まないは別として、孔明とサニーはエージェントが休憩を取ることには反対していない。
「いえ、それが…」
「先ほどサニーさまから差し入れが届きまして…」
 サニーのおやつに碌なことのない孔明は思わず身構える。
 恐る恐るテーブルをのぞけば、そこには大きなせいろが乗っていた。
「どうも…肉まんみたいなんですけど…」
「冷めると…まずいですよね」
 しかし今、ここにサニーはいない。
 意を決して孔明は口を開いた。
「では、このまま廃棄処分という…」
「あ、それは無理です」
 エージェントのひとりがあっさりと却下すると、ほかの者も次々に言い始めた。
「廃棄処分などしたら」
「我々、サニーさまに報告しますから」
「まあ、俗にいうちくり、ですね」
 実はこの4人、孔明の配下であるくせに長いものには巻かれろ主義のために、孔明の不審な挙動は逐一サニーに報告するという、事実上の裏切者である。
「せ、せっかくですから冷めないうちにいただきましょうか…」
 孔明の言葉の最後のほうが涙声になっているのは、気のせいではないだろう。
 エージェントがせいろを開けてみると、そこには赤い肉まんが5つ入っていた。
「あ、赤い?」
 一同は顔を見合わせ…やがてひとりが孔明に手を差し出した。
「孔明さま、お先にどうぞ」
「う、うう…」
 孔明は必死で考える。
 以前、先に取ったとき大変な目にあった。
 だが最後に残ったものを取っても大変な目にあう…それならばいっそ!



「では、これを」
 孔明はあれこれ迷わず肉まんのひとつを手にした。
 それを見て安心したかのようにエージェントたちも次々と手に取る。
「あっ、ちょっとお待ちなさい」
 孔明は隣のエージェントの手を止めた。
「やはりそちらのと替えていただけますかな?」
 この際、体裁になどかまっていられない。
 孔明は保身に走ったのだ。
 指名されたエージェントはさほど怪訝な顔もせず、ちゅうちょなく孔明と肉まんを交換した。
「では、いただきまーす」
 とりあえずエージェントたちが食べるのを見て様子をうかがう。
「お、肉まんじゃなくエビチリまんだ」
「少し辛めだけど、うまいうまい」
「さすがはサニーさまの手作りだな」
「身体も温まるな」
 全員が普通に食べているのだから、自分だって大丈夫のはず…孔明もエビチリまんを半分に割って口に入れた。
「い…」
 美味と思ったのもつかの間、孔明の口中はたちまちにして大火災となる。
「いたいいたいいたい!」
 辛いを通り越して痛みすら感じる。
 そのときになってようやく、エージェントがせいろの中のメモを見つけた。
「みんな辛いものが好きだから、ブート・ジョロキア(注:世界一辛い唐辛子。ハバネロのほぼ2倍)で作りました…って」
「ああ、道理でちょっと辛いわけか」
「でもうまいよ、これ」
「サニーさま、手は大丈夫だったかなあ」
 かたや孔明はというと、水をいくら飲んでも治らない口内がただれたような痛みに悶絶している。
「なっ、なぜ平気なんです、あなたたち!」
「え?そりゃあ…」
「慣れたからです」
「サニーさまの」
「手料理で」
 いったいいつから仕込んでいたのか…もはや配下のエージェントとて信用ならないと、孔明はますます殻に引きこもるのだった。
 ちなみに孔明の唇は見事なたらこ唇に腫れ上がったようになり、しばらく「たら孔明」と陰口をたたかれていた。
「も、もう許しませんからねっ!」

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

FC2カウンター

プロフィール

まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

最近の記事

フリーエリア

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。