GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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心理テスト

 本部の大回廊には、あまり意味はないがちょっとした休憩用の椅子が置かれている。
 今、サニーは雑誌を手にその椅子に座って、行き交うエージェントたちをながめていた。
「ええと、チョコレートとクッキー、あなたならどっち?」
 少し考えてから雑誌に指を滑らせる。
「クッキーのほうが好きかな」
 それからもうひとつふたつ質問に答えて、雑誌の一番下へ指がきた。
「あなたの理想の男性は…ワルい男です」
 サニーは雑誌から顔を上げて、大回廊を見渡した。
「…みんな、悪い人じゃない」
 ほんの少し唇をとがらせてそうつぶやく。
「もう一回、やりなおし」
 それから指を雑誌の一番上にあてて、小さな声で音読する。
「あなたが好きなのは、ネコそれともイヌ?」
 今度はさっきとは違う答えのほうへ進んで、指を下げていった。
「あなたの理想の男性は…頼りがいのある男です」
 そこでまた雑誌から顔を上げ、周囲を見回す。
「ちょっとだけ絞り込めた感じ?理想はやっぱりA級の方じゃないとね」
 そんなことを言いながらも、目の前にいい男が現れたらちょっとふらつきそうな気もした。
 少し疲れたように息を吐き、いったん雑誌を閉じてまた唇をとがらせる。
「…ズルだなんて、わかってるの」
 理想の男性を見つける心理テスト、と称した雑誌のお遊び企画…一度フローチャートをなぞれば結果は出てしまうはずなのに、サニーの納得がいくような結果は得られなかった。



 脇にある小さなテーブルに置いたお茶を飲んで気分を変え、今度は逆に考えることにした。
 すなわち、結果から先にありえない男を除外してしまうのだ。
 推理小説を最後から読むようなものだが、何度やっても納得いかないとなれば…ズルはすでに承知の上。
「ええと…母性本能をくすぐる男、これはいやだわ。おしゃれな男、これもごめんね。少しくらい構うのはいいけどちゃらちゃら着飾ってるのはダメ。おしゃべりの上手な男、そりゃあお話していて楽しいに越したことはないけど、ぺちゃくちゃ話す人はあんまり好きじゃない。それから…守ってあげたくなる男?冗談じゃないわ!」
 雑誌から顔を上げて思わず大きな声を出してしまったため、歩いていたエージェントたちが一斉に足を止めてサニーのほうを見た。
 自分のしたことを恥じて雑誌で顔を隠せば、みな何事もなかったかのようにまた歩いていってしまう。
「えーと…」
 診断の結果は八通り。
 それから自分が選びたくない男をひいて…。
「きっと残った全部のタイプが私の理想なのよ」
 こうなってしまったら、もうなんでもありだと開き直った。
「だから…ちょっとワルくて、頼りがいがあって、謎めいた雰囲気を持ってて、自然体でいられる人!」
 そう声に出して雑誌を閉じた瞬間だった。
「だれのことかな?」
 サニーの頭上に四つの声が降ってきた。
 思わず振り向けば、樊瑞と残月と幽鬼、それにレッドがサニーを見下ろしている。
「あ…ら…あらあらあら」
 ズルのできそうにないここからの選択に、サニーは苦笑するしかなかった。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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