GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

奸計

 今やBF団は悪の組織として世界に名を轟かせ始めている。
 そんな中、カワラザキはBFに直接呼び出された。
「いかがされましたかな」
「激動、話がある」
 カワラザキの前に立つBFは息を荒げており、ひどくつらそうだ。
「BF…それは!」
「敵と出会い、傷を負わされてしまった…なに、心配はいらない。休めばすぐに回復はできる。だが」
「なにか不都合が?」
「僕の計画…それを実行するには頭脳が足りない。もちろん君たちはよくやってくれている。しかしまだ足りない部分がある」
 かすかに身体をよろめかせたBFをカワラザキが支えた。
「…ある男を…迎えにやってくれ…」

 樊瑞は自分がこもっていたような山中にある、粗末な草庵の前に立っていた。
「ここか」
 門を開け、扉を叩こうとするより先にこの草庵の主が扉を開いた。
「お待ち申し上げておりました」
「む…」
 恭しく頭を下げる男を樊瑞はまじまじと眺めた。
「貴公、私がくるのを知っていたのか」
「おおよそのことは感じておりました。貴方が…夜毎、私の夢に現れた方ですか?」
 男は目を輝かせ、自分の夢に現れた人物と何日も語り合ったことを話した。
「残念ながらそれは私ではない。それは…私に貴公を迎えにいくよう命じた方だ」
「私を?」
「左様。私…いや、我らが盟主は貴公の頭脳を必要としておられる。それ故私はここへきた」


 男は少し考えるようなそぶりを見せ、目を細めた。
「お断りすると申し上げたら?」
 樊瑞は懐から呪符を取り出す。
「力ずくでも」
 男にもそれなりの常人とは違う能力がある。
 しかし実際に闘ってみるまでもなく、樊瑞にかなうはずがないことはわかっていた。
「ふ、ふはははは、貴方に児戯は通用しませんな」
 笑っていた男の顔から笑みが消え、真剣な表情で樊瑞を見つめた。
「よろしいでしょう、私とて古の天才軍師である諸葛の血を引く者、微力ながらこの才で貴方の主のため尽くしましょうぞ」
 樊瑞は、その自信に満ちた言葉にうなずきもせず、ひとこと言い放った。
「私の、ではない。我々の主、だ」

 BFが映し出している男から目を離したカワラザキはBFに言う。
「なかなかの切れ者のようですな」
「僕は数日間、彼と互いの理想について語った」
 それからしばし沈黙したBFの考えを、カワラザキは簡単に読み取った。
「あの男は確かにBFの理想に賛同した。しかし…今ひとつなにかしっくりとこないものがおありのようですな」
「僕への忠誠が偽物だとは思えない。だが心の中を完全に読み切れない…」
「少しお身体に障りがあるからではないのですかな」
「…わからない…」
 大きく息をついたBFに手を貸し、カワラザキはそっとソファに横たえた。
「激動、僕が休んでいる間、あの男を見張っていてくれ。あの男は理想を急ぎすぎて暴走するかもしれない…僕も意識体としてあの男を見ているつもりだが…」
「お任せください。万一の場合には、命に代えてでも止めてみせます」
 カワラザキの言葉に安心したようにうなずき、BFは虚空を見つめてつぶやいた。
「信じているよ…諸葛亮孔明…」

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

FC2カウンター

プロフィール

まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

最近の記事

フリーエリア

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。