GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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策士と魔女と:忘れないでねっ

「今度という今度は…いや、今度という今度という今度こそ、あの魔女っ娘を…」
 全身痛々しい包帯姿で孔明がつぶやく。

「ただいま戻りました~」
 執務室のドアを勢いよく開けて、視察帰りのサニーが入ってきた。
「お帰りなさいサニー殿。新しい支部はどうでしたかな」
 本来ならば孔明が出向くところなのだが、急ぎの仕事が入っていたため急遽サニーを向かわせたのだ。
「それが孔明さま、もうおっかしくって」
 サニーは腹を抱えて笑いながら報告する。
「新支部の人たち、孔明さまが見えると思ってたみたいでもう緊張しっぱなし。私の質問にも噛み噛みなんですもの」
「お、おやおや、それはまた…」
 孔明もつられた笑いを返したが、実際のところは違う。
 最初から視察にはサニーがいくと連絡してあった。
(みな…サニー殿の怖さを知っているから…っ。す、すまない…っ)
「わ、私もよほど嫌われてるようですな」
「もちろんですわ。好かれてるとでも思ってらっしゃるの?」
 一転して真剣な表情で答えたサニーに、孔明は言葉を失う。
 するとサニーはまた笑顔になって話し出した。
「そうそう。それで私、向こうでちょっとしたことを聞いてしまいましたのよ」
「な、なんですかな」
「エージェントたちが、孔明さまにはいつ素晴らしい伴侶が現れるのか、と…とても気にしておりましたわ」
「やれやれ。私がこの任についている限り伴侶など迎えている暇などないとわかっているでしょうに」
「でも」
 サニーは急にもじもじとしながら身体を左右に動かし始める。
「それで私、おせっかいとわかってましたけど、向こうで孔明さまにふさわしい方を探してまいりましたのよ」
「は?」
「私の占いで、孔明さまと相性ピッタリの方を見つけましたの」
「ほ、ほう」
 サニーが手にしていた布を一振りすると、そこにコモドオオトカゲ(体長2メートル)が現れた。
「なんですかっ!なんなんですかっ!」
「コモドオオトカゲのキャロルさん(仮名)ですわ。趣味も性格も孔明さまにピッタリ」
「んなはずあるかっ!」
 孔明が全力で否定したとたん、サニーの目が意地悪く細められた。
「あら…孔明さまは私の占いが当てにならないと…?」
「占いの問題じゃないでしょうっ!」
 結局また泣かされて、孔明は両手で顔を覆う。
「どうして…どうしてサニー殿は私をいじめるんですか…」
「いじめるだなんて心外ですわ」
 サニーは大きく息を吸い込んで言い放った。
「虐待です」
「なお悪いわーっ!」



「…きついお灸が必要です…」
 白の病鉢巻をして孔明は祈祷でアルベルトの霊を呼び出した。
「かくかくしかじかで、父親なんですからなんとかしてください」
「うむ、まかせておけ」
 前回痛い目にあったのを忘れているかのようなセリフに、孔明もほっと胸を撫で下ろす。
「孔明さま~」
「孔明」
 サニーと同時に報告書を持参した幽鬼が部屋に入ってきた。
「あらいやだ。孔明さま、酔っぱらったサラリーマンの宴会帰りですか」
「これはネクタイじゃありません!」
 そこで孔明は幽鬼の存在が重要になるかもと思い直す。
(そ、そうだ。幽鬼殿にサニー殿の本性を見ていただければ…っ)
「幽鬼殿、サニー殿をよくご覧ください」
 言われた意味がわからぬままに、幽鬼はサニーのほうを見て驚きの声を上げた。
「扈三娘…!」
「え?」
 サニーの後ろには守護霊として扈三娘がついていた。
「く、暮れなずむよ、妻が憑いているからこそ我が娘は…」
 聞こえなくてもいいのだが霊の声など聞こえてしまう、それが幽鬼。
「扈三娘は聖母のような存在、それならばサニーが優しいのもうなずける」
 いい思い出しかないやつにはそうしか見えていない。
「ああっ、こいつ完全に洗脳されおって!妻はそんないいもんじゃ…!」
「なんですって?」
 にっこり笑った扈三娘に耳を引っ張られてアルベルトは強制的に退場させられた。
「うむ。孔明には見えないかもしれないが、ふたりは仲睦まじく部屋を出ていった。俺もするべきことはすんだから失礼しよう」
 報告書を机の上に置いた幽鬼を見送り、サニーはゆっくりと孔明を振り向いた。
「父がいたということは…孔明さま、また私を謀ろうとなさいましたのねぇ~っ」
 その笑顔は地上のどんな兵器よりも恐ろしく…。

 孔明は医務室のベッドの上でぶつぶつとつぶやく。
「こ、今度という今度こそ…」
「孔明さま、動くと出血多量で死にますよっ!」

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Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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