GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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メイドさんが見てる(幼蝶♀ver)

 セルバンテスの毎日は多忙の一言に尽きる。
 表ではオイルダラーとしての仕事に追われ、BF団十傑集の一員としては重要な任務などに追われ、と気の休まる暇もない。
 この日もセルバンテスは財団の本部で執務に追われていた。
 ある程度のことは数人いる秘書や部下に処理させられるが、最終的な決定権となるとやはりセルバンテスの裁量を仰がねばならない。
「会長、失礼いたします」
 ノックとともに現れたのは、主にプライベートを扱っている秘書。
「新しいメイドがやってきたとのことですが…」
 ただでさえ忙しいのに、新しいメイドのことにまで関わっていたのでは仕事にならない。
 セルバンテスは冷たく秘書を見つめ、突き放すように言った。
「そんなことまで私に報告しなくていい。新しいメイドなどキッチンの皿洗いか庭の草むしりでもさせておきたまえ」
「かしこまりました」
 秘書が下がろうとするより先に、当のメイドが秘書の脇からすり抜けてセルバンテスの部屋へ入ってきてしまった。
「あっ、こら」
「セルバンテスっ、幽鬼がメイドとしてやってきたぞっ。幽鬼がお世話するぞっ」
 子供用を用意してもらったらしく、メイド服をつけた幼い幽鬼が満面の笑みでセルバンテスを見ている。
 しかし秘書はセルバンテスの命令通り冷たく指示した。
「なにを言っている。先ほど会長がおっしゃったように、お前は台所へいって皿あら…ぐはあっ!」
 秘書が言い終わるより先にセルバンテスの鉄拳が秘書の顔面にめり込んだ。
「か、会長なにを…」
「君はなにを言っているんだ。こんないたいけな子供に皿洗いや草むしりなどと…」
 いや、そりゃあんたがさっき言ったことだ。
 そしてそれ以前にこんな子供をメイドにするほうがおかしいだろう。
「皿洗いも大事なお仕事だぞっ。セルバンテスのお世話になるんだから、幽鬼がお皿洗う」
「なにを言うんだ幽鬼ちゃん。幽鬼ちゃんはそんなことしなくていいんだよ」
「でもそれじゃ幽鬼のお仕事がなくなっちゃう…」
 セルバンテスはしょぼんとした幽鬼を招き入れた。
「幽鬼ちゃんはここで私のお仕事を見ているのが、お仕事だ」



 室内にはパソコンのキーボードを叩く音と電話の音。
 そしてそのパソコンの画面を見つめ、書類になにやらサインをしていくセルバンテスを、目を輝かせて見ている幽鬼。
「ゆ、幽鬼ちゃん、あんまりじっと見つめられると…おじさん困っちゃうな…」
 セルバンテスの横にたっている仕事専門の秘書が、すかさずティッシュをセルバンテスに渡す。
「会長、それは大事な書類ですので鼻血を落とされては困ります」
「わかってるよっ!」
 すでに一箱のティッシュが空になろうとしている。
「なにかお手伝いしたいから…幽鬼はお茶を入れる!」
 幽鬼用に置かれた椅子から飛び降り、部屋の隅にあるコーヒーメーカーに駆け寄った。
「よいしょ」
 コーヒーメーカーは幽鬼の背よりも少し高いところにあり、セルバンテスと秘書はハラハラしながら見つめている。
「セルバンテスのカップはこれかな。秘書さんのはこれにしよう」
 なんとかコーヒーをカップに注ぎ、トレイに乗せて今度はこちらへ運んでくるまでが一仕事。
「そーっと、そーっと」
 セルバンテスと秘書はやはりやきもきする。
「ありがとう幽鬼ちゃん。んーおいしいなあ」
 優しく微笑みながらセルバンテスは秘書を呼んだ。
「君」
「はっ」
「孔明に連絡して幽鬼ちゃんを迎えにこさせなさい」
「はっ」
「このままじゃ私が貧血を起こすし、仕事にも遅れが出てしまうからね」
「はっ」

 数十分後、幽鬼はセルバンテスや秘書に見送られて、迎えにきた車に乗り込んだ。
「ご苦労さまでしたね、幽鬼殿」
 後部座席に乗っている孔明が優しく出迎えた。
「うんっ、でもあれでお仕事になったのかなぁ」
「大丈夫ですよ。セルバンテス殿は喜んでいらっしゃいましたからね。それより…なにかもらってきませんでしたか?」
 幽鬼はメイド服のポケットをごそごそと探し、一枚の紙を取り出して渡した。
「はいこれ、セルバンテスがくれたの」
「ありがとうございます。幽鬼殿には不要な紙ですから、これと交換いたしましょうね」
 孔明が出してきたのは、幾種類もの色のキャンデーが花束のようになったもの。
「わあっ、きれいなキャンデーだ!」
「これを3つ差し上げますから交換しますか?」
「うんっ!」
 幽鬼の差し出した紙は小切手で、【幽鬼ちゃんお給料】と但し書きはあるものの破格の金額が記入されている。
「これで新型ロボットの開発費は確保できました。あの男、素直には金をよこしませんからな」
 幽鬼を使いセルバンテスから金を巻き上げることを考えたのは孔明で、セルバンテスよりも孔明のほうが一枚上手だったわけである。
 だが、実は幽鬼のポケットにはもう一枚小切手が入っていて、幽鬼はそれを孔明には内緒でカワラザキに渡そうとしているあたり、幽鬼もなかなかにしたたかなのだった。
 そして幽鬼を利用したとわかったカワラザキから、孔明が鉄拳制裁を食らうまであとわずか。

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ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
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