GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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メイドさんが見てる(終章)

 幽鬼はなんとか本部へ戻ってきたが、時間旅行をしていたようなものだから実際には1日程度しか経っていなかった。
「おつかれさま、暮れなずむ」
 カバンが開いてBFがにっこり笑うが、幽鬼には笑顔になれるはずもなかった。
 すぐあとにこんな言葉を聞かされたから。
「じゃあいちおう任務だから報告書を僕にまで提出して。報告書を提出するまでが任務だから、提出するまでそのメイド服は脱げないよ」
「な…っ!」
 幽鬼が反論するより先、BFはカバンごと消えてしまった。
 しぶしぶ自分の執務室に入り、引出しから報告書の用紙を取り出した瞬間セルバンテスが入ってきた。
「幽鬼くーんっ、ああ、おじさんが任務から戻ってきたのを喜んで、その服装で出迎えてくれてるんだねえ」
「出ていけ。喜んでもいないし、好きでこの服装なんぞするか」
 そっけなく返事をするが、セルバンテスはなにかに気づいたように幽鬼の前に陣取る。
「今思い出したんだけどね、昔、幽鬼くんによく似たメイドが私のところにいたんだよね…年齢からいって幽鬼くんのはずないし他人の空似ってやつだと思うんだけど…なぜか忘れられなくて、それで幽鬼くんのことが好き…」
「忘れろっ!」
 ここでは報告書を書けないと、幽鬼はカワラザキの執務室へ逃げることにした。
「なんの任務かしらんが、お前も厄介なことを押しつけられたのう」
 カワラザキは快活に笑って幽鬼にテーブルをあてがってくれる。
「笑い事ではないんだ、じいさま。早くこれを提出して俺は着替えたい」
 焦ったせいでペンを取り落してしまい、幽鬼は這いつくばってテーブルの下へ手を伸ばす。
 その瞬間、尻に奇妙な感覚があった。
「…なにやってるんだ、じいさま…」
 いつの間にかカワラザキが幽鬼の尻に手を当てている。
「いや、どこかで見たような尻じゃなと思って…はて、この感触にも覚えが…」
 カワラザキに思い出されては具合が悪い。
 なにしろBFからの極秘任務なのだから。
「い、いや、それはたぶんいつも触って…いや、そうじゃなくて…すまん、急用を思い出した」
 幽鬼は報告書を手に逃げ出した。



 ほかに快く場所を貸してくれそうな人間というと、あとは残月しかいそうにない。
 内線をかけると、案の定残月は快諾してくれた。
「すまんな白昼の」
 とりあえず用意してくれた机に座ると、残月はためらいがちに口を開いた。
「いや、それは一向に構わない。だが」
「なんだ?」
「書き終えたら早々に出ていってほしいのだ」
「あ、ああ、もちろん」
 残月はひどく申し訳なさそうに言葉を続ける。
「確かにメイド服は嫌いではないが…おかしな噂になっても困る。それに…君と同じ趣味だと思われるのも…」
「趣味なわけがあるかーっ!」
 幽鬼は報告書にペンを走らせながら残月をにらみつけた。
「貴様、ほんっとうに蟲に食わせるからな!」
「似合っている自覚を持ってはどうか」
「やかましいっ!」
 幽鬼はようやく報告書を書きあげ、憤然と残月の部屋をあとにした。
 BFの部屋へ直接赴き、報告書を提出したとたんにメイド服は消え、元のスーツ姿に戻っていた。
「つ、疲れた…」
 自分の部屋へ戻り、ベッドに飛び込んでそのまま眠りの中へ落ちていく。
「失礼します」
「んあ…」
 アシスタントが書類を持ってやってきたようだが、目を開けるのも億劫だった。
「孔明さまからの書類をお持ちしました」
「…ん…」
「机の上に置いておきます。それからBFさまから新しい依頼で、変装用の衣装を用意しておいたと…」
 アシスタントは幽鬼の寝息に気づき、言葉を切って苦笑した。
「BFさまからの任務は、またあとからお呼びがあるだろう。今は寝かせて差し上げよう…衣装はもうクローゼットに用意したとおっしゃっていたし」
 そうしてアシスタントは足音を立てないよう、静かに部屋を出ていった。
 だがこのアシスタントも、もちろん幽鬼も、BFが用意したというクローゼットの中の衣装が、ナース服だとは知る由もなかった…。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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