GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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メイドさんが見てる(その3)

 今回幽鬼がやってきたのは、閑静な郊外の大きな屋敷の前だった。
 そのたたずまいを見た瞬間に、逃げ出そうとした幽鬼をアキレスのカバンがしっかりと捕らえる。
「こっ、ここは…ここだけはーっ!」
「なにがダメなんだい、暮れなずむ」
 カバンが開いてBFが顔だけ出した。
「こ、ここはじいさまの家じゃないですかっ」
「そうだよ。でもすごく過去だ。激動は君のことすら知らない」
 BFはさらりと言ってのけるが、幽鬼は内心穏やかじゃない。
「じいさまがいるってことは夫人もいるってわけで…こんな格好を見られたら…ああっ、もうお嫁にいけない」
 いけるはずもねーから心配するな。
「だいじょぶだいじょぶ、他人他人」
 そんなわけで幽鬼は立派な鉄の門扉の中に放り込まれた。

「ほー、するとお前が…」
「…近未来家政婦協会から派遣されてきた…いや、きました」
 まずは主人に挨拶ということで、カワラザキの前に連れてこられた幽鬼だったが、確かにカワラザキは髪も黒々としていて幽鬼と出会うはるか昔なのだとわかる。
 そこへローゼンスタック夫人が現れた。
「旦那さま、この者は…」
「ああ、お前の代わりをしてくれるメイドってことだな。だから心配いらんぞ」
 夫人は幽鬼を上から下まで眺めていろいろ文句を言いたそうだったが、時間ばかりを気にしている。
「それでは旦那さま、私はこれで」
「うむ、気をつけてな」
(あれ?俺の知る限りじゃ夫人が出ていったのはもっと後のはず…ってか、全然変わらんのだな、この人は)
 夫人は小さなカバンをひとつ持って出ていってしまった。
「ええーと、まずなにから…」
「とりあえず肩もめ」
 幽鬼はカワラザキの背後へ回り、がっしりとした両肩に手を置いた。
「すっ、すっごく凝ってますね」
 十傑集なのだから幽鬼もそれなりに力はあるはずだが、カワラザキの肩はそんな幽鬼をものともしないほど凝っている。
「あー、昨日ちょっと出かけてサイとライオンを仕留めてきたんでな。これくれえで肩が凝るとはやっぱ歳なのかもな…」
「そんなことないですよー。じい…旦那さまはいつまでも若々しい方ですからー」
 妙に引っかかりのある言葉にカワラザキは首をかしげるが、あまり気にしないこととした。



 いったんあてがわれた部屋にカバンを置いてから、命じられたのは屋敷の掃除。
(ほかのメイドもいないし、このころはじいさまと夫人しか住んでなかったのか?)
 羽箒で大時計の埃をはたいた瞬間、奇妙な感覚に幽鬼はゆっくりと後ろを振り返った。
 カワラザキの手が幽鬼の尻に当てられている。
「なにしてんだ、じい…旦那さまーっ!」
「ちっちぇえ尻だな。俺の好みはもっとこうどーんとした…」
「好まんでいいっ!」
(じいさま…過去でもセクハラしまくりなのかっ)
「お前…」
 とたんにカワラザキの目が凄みを帯びる。
「さっきから聞いてりゃ、じいじいと…さてはなにか知ってんだな?」
「い、いえ、そんな…めっそうもない…」
「俺の尋問を受けたいか」
 たぶんそれは生きて帰ってこれない尋問。
「ひええーっ!おゆるしをーっ!」
「なんだったらベッドの中で全部白状させてやってもいいんだぞ」
「いや、そのネタはこっちではちょっと…」
 大人の事情ってやつです。
 だがBFは幽鬼の危機を黙って見過ごす人間ではなかった(人間じゃないかもしれないけど)
 カワラザキの腕時計が大きな音を立てる。
「む…お前はそのまま掃除をしていろ」
 おそらくそれはBFからの呼び出しであろう。
 なにやら小声で時計に向かって話したのち、カワラザキは上着を手にした。
「用ができて出かけてくる。下手すりゃ帰りは明日の朝だ」
「よかっ…い、いや、旦那さま、どうぞお気をつけて」
 こうして幽鬼は貞操の(なに?)危機を免れた。

(今日はこれでなんとかなったが、明日からはどうする?このままこの家にいたら俺はどうにかされてしまうんじゃないんだろうか)
 性別は問わない男、それがカワラザキ。
 ところが幽鬼の心配はあっけなく解消された。
 翌日、カワラザキが帰宅するより先に夫人が戻ってきたのだ。
「あれ…?」
「なんです?」
「出ていかれたのでは?」
「ええ、旦那さまのご命令でね、一日人間ドックへ」
(あーじいさまらしいな。夫人の健康にも気を遣って)
「すると俺は」
「私が戻ってきたのですから、もう用済みです」
 ほっとしていいのか悪いのか。
「もしここでこのまま働きたいというのであれば、私がきっちりと教育しますが?」
「いや、いいです。じゃあどうもお世話になりました。じい…旦那さまによろしく」
 幽鬼は逃げ出すように屋敷を飛び出した。

 きっと今までで一番危険な雇い主だったね!

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Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
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