GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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BFさまが薬を作ったようです

 厨房にはお茶を用意するエージェントしかいない。
 厨房のドアが音もなく開き、顔だけ突っ込んだBFがあたりをきょろきょろと見回す。
 それから爪先立ちで厨房へ入ってくると、調理台の上に置かれた紅茶ポットの中に持参した薬をさらさらと流し込んだ。
 それからいや~な笑いをひとつ浮かべ、脱兎のごとく厨房から逃げ出した。
 そう、まるでカートゥーンアニメみたいに。

 この日は新型ロボットの視察があるために、樊瑞は一足先にドックへ入っていた。
 ところが一緒に視察するはずの孔明がいつまでたってもやってこない。
「孔明はどうした?時間に遅れるようなやつではないと思うが…」
 作業中のエージェントを捕まえて尋ねるが、エージェントも困惑するだけ。
「係りの者の話では、お部屋はすでに出られたとのことで…BFから緊急のお呼び出しでもあったのかもしれません」
「むぅ…」
 樊瑞が渋い表情でうなったときだった。
 ドックの扉が勢いよく開かれ、満面の笑みで孔明が入ってきた。
「どぉーもーっ!策士孔明でございまぁす」
 その場にいた全員が凍りつき、目を見開く。
「いやいや、すっかり遅れてしまいまして…そこの君、例のデータ見せて」
 やけに砕けた口調に硬直していたエージェントが、我に返ってあわててファイルを渡した。
「んー、がんばってるねえ。いい数字出てるじゃないの、ねえ」
 孔明のような男が相手だと、叱られるより褒められるほうが怖い。
「あ、あの、どこかおかしな点が…おかしな点があればおっしゃってくださいっ!」
「んー?べつにおかしくなんかないですよぉ。さっ、お仕事お仕事。みんなあってのBF団ですからねっ」
 羽扇を手に高笑いする孔明を見て、ようやく樊瑞が現実に戻ってきた。
「こ、孔明…」
「おっ、樊瑞殿。今日も素敵なおひげですな。いやいやさすがにもてる男は違う」
「いや、あの…」
「またまたぁ、そぉんな難しい顔をしてるから額に皺が寄っちゃうんですよ」
「孔明!」



 樊瑞は孔明の両肩をつかむと軽く揺すった。
「お主本当に大丈夫なのか。どこか具合でも悪いのではないか」
「あははは、私が具合悪いだなんてまたぁ…私がおかしい?私は…おかしい…」
 孔明の顔から笑みが消えた。
「ちょ…樊瑞殿、私は今、なにを口走って…!」
 自分の先ほどの言動には記憶があるらしく、たちまち赤面し始める。
「わあああああ!」
 叫びながら向かった先はBFの部屋。
「BF-っ!私にいったいなにをなさったのです!」
「人聞き悪いなぁ、孔明。僕は君のことを心配したんだよ」
「心配?」
 この男からこの言葉が出てくるといやな予感しかない。
「いつもいつも仏頂面で、部下や同僚に対しても難しい顔ばかりじゃあストレスたまるでしょ。だから僕が性格の変わる薬を作ってみたんだよ。題して『明るい孔明計画』!」
「…それ、絶対外で言わないで下さいよ」
 わからない人は明るい家族計画でググってみよう。
「それは心配とは言いません。どうしてくれるんですか、私のイメージ!」
「いいじゃない。どうせ今までだって悪いイメージしかなかったんだから」
 ずいぶんな言いようもあったものだ。
「もう…樊瑞殿やドックのエージェントに顔をあわせられない…」
「気にしなくていいって。それよりもっと笑顔で接するようにしたら?違和感なくなるかもよ?」
 どう言ってもBFに勝てるわけはないので、孔明はその場をすごすごと引き下がったが生活は少々変わった。
「お、おは、おはよう…」
 笑顔だろうが渋い顔だろうがエージェントが恐れおののくようになったのだ。
「結局…私ってどっち転んでも一緒なんですね…」

「さーて、次はだれの性格を変えようかなぁ…」
 BFのいたずら親切はまだ続く。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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