GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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サニーちゃんのお風呂事情(6)

 国際警察機構・北京支部からかなり離れた奥深い山中に、その秘湯はあった。
 こんこんと湧き出る乳白色の湯は、傷を癒し活力を得ると噂であるが知る者はごく少数に限られる場所だった。
「ここかね、呉先生」
 連日の激務を見かねた呉学人に案内されて中条が秘湯を訪れたのは、珍しく秘湯が霧に覆われていない日のことだった。
「はい…訪れる者がほとんどいない場所ですから、敵に狙われる心配もありますまい。まあ、たまに野猿が入っていることはあるそうですが」
 いつものように扇で口元を覆いながら呉学人が言う。
「ふむ…実にありがたい心遣いだ。そこまで私を気遣ってくれるのなら、私も呉先生に休養を勧めるね」
 怪訝そうな呉学人に笑いかける。
「猿と語りながら湯治をしてもつまらんだろう」
 呉学人は少し躊躇したが、どうせなにを言ってもこの男は納得しないのだろうからと了承した。
「ふたりそろって、野猿に襲われることもないでしょう」
 確かにふたりが湯に近寄ると、なにやら声が聞こえてきた。
「先客ですかな」
 呉学人は苦笑しながら猿に囲まれることを覚悟していた。

 しかし中条は湯気の向こうに見える人影をいち早く察知していた。
「あ、こんにちはー」
 湯浴み着をつけた少女が湯の縁に腰掛けて足で小さな波を作っている。
 そしてその横で頭にタオルを乗せて、腕を広げている男に中条は見覚えがあった。
「こ、混浴魔王…」
「だれが混浴だ、だれが!」
 冷静さを取り戻したのは呉学人が先だった。
「長官、彼は…」
「彼は混世魔王・樊瑞…BF団十傑集のリーダーだよ」
 呉学人は一瞬身構えたが、双方丸腰の上にいたいけな少女が一緒とあってはなにもできない。
 一時休戦とわかっているのは樊瑞も同じだった。
「フン、貴様らも湯治にきたのならとっとと湯に浸かるがよかろう。いつまでもそんな格好でいられては、娘の情操教育に悪いわ」
 肝心のサニーは男の裸などとっくに見慣れていて平気だが。
「サニー、そろそろ帰るぞ」
「えー、サニーもっと遊びたーい。まだお猿さんも見てないし」
 ふと見ればサニーの周囲には無数の笹舟が浮かんでいる。
「猿ならそこにおるだろう」
 サニーはちらりとふたりのほうを見た。
「サングラスとお団子頭のお猿さんなんていやー」
 何気に言ってることが失礼な気もするが反論できないふたりだった。
「ま、まあ何気におかしな雰囲気ですがここはひとつ、この少女に免じて休戦ですね」
 そうは言われても正直なところ、サニーとふたりきりの温泉だったはずなのに思わぬ邪魔が入って不機嫌いっぱいの樊瑞だった。

*Comment

2日遅れでコメント 

いやー、いいですねぇwこういう妙に生活感あふれるサイトは和みます
  • posted by うしみみ 
  • URL 
  • 2007.09/23 23:58分 
  • [Edit]

 

>うしみみさん
 ようこそです~。
 生活感にあふれているとしたら、それはきっと私の書くものがおバカネタばかりだからだと思います。
 よろしければこれからも遊びにきてやってくださいませ。
  • posted by 管理人 
  • URL 
  • 2007.09/25 23:15分 
  • [Edit]

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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