GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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私はアイドル(幼蝶♀ver)

 カワラザキは表向き、ある財団の会長職を務めていることになっていて、その関係で出張だとか財団の研究所に泊り込みなどの理由をつけてBF団の活動を行っている。
 そして私邸のほうの使用人たちは、その嘘を信じて疑ってはいない。
「お帰りなさいませ、旦那さま」
 少し遅い帰宅をしたカワラザキを、メイド頭と数人のメイドと使用人が出迎える。
 その中に幽鬼の姿がないことにカワラザキは気づいた。
「おや、今日は幽鬼はどうしたかな。眠くなって寝てしまったか」
 せめて幽鬼の寝顔でも見ようと歩き出したカワラザキの後ろをついていきながら、メイド頭は先ほどの言葉を否定した。
「いいえ、幽鬼さまでしたら、今夜は旦那さまのお帰りが遅いので先にご入浴されています」
「な、なんじゃと!」
 幽鬼と風呂に入るのが日課となってたカワラザキは、血相を変えて浴室へ向かおうとする。
「お待ちください。いかに旦那さまとてレディの入浴をのぞくものではございません。それに幽鬼さまはもうおひとりで入浴できるお年でございます」
「そ、そういうわけではないんじゃ!」
 カワラザキの言葉が終わるか終わらないかのうちに、浴室のほうから悲鳴が聞こえてきた。
「きゃあああ!」
 カワラザキと彼女は一瞬顔を見合わせ、大急ぎで浴室へ向かう。
 ガラスの散乱する中に、メイドのひとりが気を失って倒れていた。
「しっかりなさい。なにが起こったのです?」
 軽く揺さぶられて正気を取り戻したメイドは、首をかしげる。
「幽鬼さまがご入浴されていて、私はお着替えを用意しておりました。そしたらいきなり私の頭の中がきーんとなり、浴室のガラスが割れて気を失ったのです」
「では幽鬼さまは」
 気色ばむ彼女とは反対にカワラザキはガラスをよけて浴室に入った。
 浴槽の中にはアヒルとカエルのオモチャを浮かべてご満悦の幽鬼が浸かっている。
「あ、じいさま、おかえりっ!今日は幽鬼ひとりでお風呂に入ったぞっ」
「うむ」
 幽鬼の頭を軽くぽんぽんと叩いたカワラザキは彼女のほうを振り返った。
「明日、幽鬼は財団のほうへ連れていくから」



 そして翌日、幽鬼は孔明の前に連れてこられていた。
「つまり…幽鬼殿の歌声は超音波か衝撃波である、と」
「うむ。今まではそれを防ぐためにワシも一緒に風呂に入って歌っておった」
「ああ、音痴同士で互いに打ち消しあったというわけですな」
 ちろりと孔明に横目で見られて、カワラザキは憮然とした表情で幽鬼に言った。
「幽鬼や、このおじさんの前で歌ってみなさい」
 うなずいた幽鬼が一小節歌うか歌わないかのうちに、孔明の執務室の窓ガラスが全部割れた。
 ついでに孔明の鼓膜にも大ダメージを与える。
「こっ、これは…もはや凶器ではありませんかっ!」
 やがて何事か思いついた孔明は、ぽんと手を打つ。
「どうですか?国警の人間を招いて幽鬼殿のリサイタルを開くのです。うまくいけば国警は全滅…」
「その前に幽鬼が狙撃されるわ、阿呆。だがこのままでは成長した幽鬼が本部の窓ガラスを割りまくることは必至…」
「では、その専門に任せるといたしましょう」
 次に幽鬼はヒィッツカラルドのところへ連れてこられた。
「まあ音楽は好きだが…まずはお嬢ちゃんの音感を試してみようか」
 そう言って部屋にあるピアノの前に座り、キーのひとつを叩いてみる。
「これはなんの音かな?」
 幽鬼はまるで本物の音楽家にレッスンを受けているようにドキドキしながら口を開いた。
「ひ?」
「ねーよ」
 ならば最初はドレミからと、ヒィッツカラルドは鍵盤をひとつひとつ叩きながら、幽鬼に発声を教えてみた。
 数時間後、カワラザキと孔明がヒィッツカラルドの部屋を訪れる。
「どうじゃろうか…」
「ひとつひとつの音は、きちんと出せる。だが」
 ドレミと声を出しているときはいいのだが、これがなぜか歌うようになると窓ガラスが割れるのだった。
「衝撃波というか超音波というか…お嬢ちゃんは音痴というより能力者なんじゃないかと思うがね」
 自分の範疇ではないと悟ったヒィッツカラルドが両手を上げて降参する。
「やはりここは国警を招いてリサイタルを!」
「うちの幽鬼をジャ○アン扱いする気かっ!」
 孔明とカワラザキのあいだで騒動が起こったが、結局は幽鬼の変声に伴ってその能力も失われてしまい、カワラザキは喜ぶやら孔明はがっかりするやら…。
 喜んだのはカワラザキだけでなく、好きなときに好きなだけ歌えるようになった幽鬼と窓ガラスの修理や片付けをする使用人とエージェントもだった。

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Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
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