GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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ブルビネラ:試行錯誤(樊瑞)

「キスをするときに、鼻は邪魔にならないのかしら」
 どこかで聞いたそんな台詞に、12歳のサニーの心は躍った。
 いつだって女の子にとって恋は憧れで、キスはそれよりもっと先の憧れ。
「そうよね、このまま顔を近づけていったら鼻がぶつかっちゃうわ」
 鏡の中の自分とにらめっこをしながら、独り言を言う。
 ついには引き出しから定規を出してきた。
「私の鼻は…センチ、樊瑞さまのお鼻はどれくらいかしら」
 そんなことを疑問に思ったものだから、執務中の樊瑞は突然のことに面食らった。
「樊瑞さま、失礼いたします」
 ひどく神妙な面持ちのサニーが現われ、エージェントと打ち合わせをしていた樊瑞の鼻を定規で測っていったのだ。
「お、おい…」
 そして樊瑞とエージェントになにも言う暇を与えず、またブツブツと言いながら去っていった。
「な、何事だ…」
「さ、さあ…あ、でも樊瑞さまのサイズを測っていかれたということは、なにか手作りのものでも…」
「鼻の高さが必要なものなどあるのか?」
「私にはわかりかねます…」
 かたや部屋に戻ってきたサニーはパソコンまで駆使して、自分と樊瑞の鼻の高さを入力し、キスのシミュレーションをしてみる。
「ほら、やっぱり無理よ」
 机に頬杖をついて唇を尖らせる。
「どうがんばっても鼻と鼻はぶつかっちゃうわ。どこかの地域には鼻と鼻をぶつける行為をキスと呼ぶ場合もあるそうだけど…そんなのはちっともロマンチックじゃないわ。鼻をぶつからないようにするには、唇を尖らせて?ダメダメ、そんなの。もっとおしゃれじゃなくなっちゃうじゃないの」
「サニー」
 そこへ樊瑞が入ってきたものだから、サニーはあわててパソコンの電源を落とした。
「な、なんでしょう」
「先ほどのアレは…」
 キスのことなど持ち出したら、子供の癖にと叱られそうな気がしたので、サニーはとっさにごまかした。
「あ、いえ、その…十傑集の中でいちばんお鼻が高いのはどなたかしら、と思って…」
 視線を泳がせながら笑ったが、樊瑞は苦笑してそれ以上詮索しなかった。



 17歳のサニーが、テーブルを挟んで向かいに座る樊瑞の顔をじっと見ている。
 樊瑞はカップを持つ手を止め、サニーに尋ねた。
「ワシの顔になにかついているかな」
「樊瑞さまの立派なお鼻をながめておりますの」
 真顔でそう言うサニーとは対照的に樊瑞は大声で笑い出した。
「鼻というと思い出す。お前がキスをするのに鼻が邪魔になるといって悩んでいたことをな」
 それを聞いたサニーはうんざりした顔で、紅茶をひと口飲んだ。
「もうおっしゃらないでくださいな。あのころの私は、真剣に悩んでいたんですもの」
「いや、すまんすまん。しかし、小さいときからワシの頬にキスをしてくれていたのに、鼻のことには頓着せんというのが…」
「ご挨拶のキスと恋愛のキスは違うんです」
 これ以上からかうと本当にサニーの機嫌を損ねそうだと考え、樊瑞は笑うのをやめる。
「それで?キスをするとき、鼻はどうなっているのだ?」
「もうっ、また!」
 腰を回して樊瑞にそっぽを向いたつもりが、すぐ目の前に樊瑞の顔があった。
「もう何度もしているのだから、わかるであろう?」
 低い声がサニーの耳にささやき、ごく自然に樊瑞の、コーヒーの香りのする唇が重なる。
「わかってますわ…鼻なんか、邪魔にならないってこと…」
 頬を染めてそう言いながら、サニーは樊瑞の首に腕を回した。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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