GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スイーツ野郎

 十常寺が十傑集一の料理人だとしたら、幽鬼は十傑集のパティシエだろう。
 自分が食べたくなったから、という理由だけではなく、時間が空いてなにもすることがないときになどプチケーキなどを好んで作っている。
 それもひとつの種類をいくつもではなく、いくつもの種類をひとつずつという作り方をするので、幽鬼の部屋のキッチンにはガラスの冷蔵ショーケースが置かれていた。
 そうして書類を持ってきたエージェントや樊瑞のお使いでやってきたサニーにあげ、喜ぶ顔を見るのが好きだった。

 この日も一日、任務もなくほかにすることもないのでケーキを作り、ショーケースには20個ほどのさまざまなプチケーキが並んでいた。
 夜になってから孔明の呼び出しがあり、数日後に控えた作戦の確認などをし、部屋に戻ってきたときだった。
 部屋の中に、やけに甘い香りが漂っている。
 ショーケースから匂いが漏れ出るはずはないのにと、キッチンへ確かめにいくとそこにレッドがいた。
「…貴様、そこでなにをしている…」
「ああ、もう夜だからな。このままこの菓子が朽ち果てていくのはもったいないので、私が食べてやったのだ」
 日持ちがしないといってしまえばそこまでだが、明日の朝くらいまでは…と考えて幽鬼はため息をつく。
 ショーケースの中は見事に空になっていた。
「さすが十傑集のぱてぃしえと呼ばれるだけのことはあるな。実に上品で美味だった」
「貴様に食わせるために作ったのではないがな」
「十常寺がしぇふで貴様がぱてぃしえならば、この私は…うむ、ぐるめといったところか」
「貴様は口に入ればなんでもいいんだろうが」
 とにかく食べてしまったものは仕方がないと、もう一度ショーケースをながめて幽鬼は小さく笑った。
「おいレッド」
「なんだ」
「貴様、ここにあったのを全部食ったのか」



 しかしレッドも幽鬼の笑いの意味がわからない男ではない。
「ああ…もしかして貴様が言っているのは、これのことか?」
 そう言ってレッドが懐から出してきたのは、スイーツデコが2個。
 これは以前、いつものケーキのお礼にとサニーが作って持ってきたものだが、幽鬼は洒落っ気を出して本物のケーキと一緒にケースに置いておいたのだ。
 レッドはスイーツデコは無価値と考えたのか、素直に幽鬼に手渡した。
「フッ、そんな紛い物に引っかかる私ではない」
「その割に…唾液がついているところを見ると、貴様一度口に入れたな」
「そう言う貴様はどうなんだ。私が口に入れなかったほうには歯型がついていたぞ。貴様も一度は間違って食べようとしたのだろうが」
 図星を指されて幽鬼の顔が赤くなる。
「見た目も香りも同じなんだから、だまされてもおかしくなかろうが!」
「じゃあ私が間違ったのも仕方ないと思えよ!」
「忍なんだからだまされるな!」
「それとこれとは関係なかろう!」
 しばらく怒鳴りあってから、それがいかに不毛なことかわかり、ふたりは黙り込んだ。
 ふいになにかを思いついたレッドが口を開く。
「おい暮れなずむ」
「なんだ」
「貴様、和菓子は作らんのか」
「あ…まあ、似たようなものだから作らんこともないが」
 レッドはニヤリと笑う。
「直系への土産にするから、和菓子を作ってくれんか」
 テレパシーを使わずともレッドの意図を読み取って、幽鬼は呆れた顔になった。
「貴様…お嬢ちゃんにも和菓子のスイーツデコを作らせて、直系をだますつもりだろう」
「フフフ、信用されんのも仕方ないな…では眩惑のところへいって貴様の歯型がついたこの玩具と引き換えに、上等の和菓子を手に入れるとしよう」
「ま、ま、待てレッド」
 セルバンテスの名前を出されては幽鬼も引き受けざるを得なかった。
「いいか、絶対にお嬢ちゃんのところへはいくなよ」
 しかしレッドが素直にいうことを聞くはずもなく…だが、幽鬼の作った和菓子とサニーの作った和菓子のデコは、怒鬼を通して茶に招かれたカワラザキの口に入ってしまい、結局ふたりはカワラザキからお説教を食らう羽目となった。

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

FC2カウンター

プロフィール

まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

最近の記事

フリーエリア

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。