GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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忍の嗜み

 怒鬼の私邸は本部から少々離れたところにひっそりと建っている。
 藁葺きの屋根を頂く古民家を模して造られたものだが、屋敷の裏に迫った崖といい、その崖から落ちる滝などを怒鬼はひどく気に入っていた。
 屋敷の中も近代的な道具などはなく、血風連が歴史的な、というのがふさわしい方法で怒鬼の世話をしている。
 そしてその屋敷の離れには茶室があり、幽鬼は珍しく茶の席に招かれていた。
 幽鬼の背では、障子を隔てた外に落ちる滝の水音が聞こえ、室内には怒鬼の動かす茶筅の音と釜で沸く湯の音しかない。
 茶筅の音がやみ、茶が少量点てられた大きめの茶碗が幽鬼の前に差し出される。
 カワラザキから作法は習っているために、幽鬼は茶碗を手にし口をつけた。
「けっこうな、おて…」
 お点前でというより先、怒鬼が幽鬼に襲いかかってきた。
 幽鬼は一瞬身構えたが、狭い茶室のこと、逃げる場所もない。
 だが、意外にも幽鬼が背中の壁に背をつけただけで…こんな狭い場所で暴れようとしたのだから当然だが…怒鬼は倒れかかってきた障子に頭を突き抜いていた。
「あのなあ、直系の…」
 幽鬼はため息をつきながら、障子から半分だけ頭を出した怒鬼を見上げる。
「貴様らは忍だから、いついかなるときでも戦闘態勢をというのはわかるが、俺は忍ではないし、そういう訓練はレッドとだけやってもらえんか」
 怒鬼は不承不承うなずき、手をふたつ打った。



 すぐさまやってきた血風連に命じて、自分の頭から外させた障子の修理と飛び散った茶の始末をさせる。
「この茶室という場所は、せまっ苦しくてあまり好かんな」
 怒鬼に促されて屋敷の外へ出てみた。
「ときどきじいさまが貴様のところへやってきているのは、こういう風景が好きだからだろうな」
 落差のある滝を下から上へと眺める。
 怒鬼は着物を一気に脱ぎ捨てると、下帯一枚の姿となり幽鬼を引っぱって滝へいこうとする。
「だーかーら!俺は精神修行とか必要なくってだな!」
 通りかかった血風連のひとりを見つけ、幽鬼は必死で手招きした。
「おい、そこの!今すぐマスク・ザ・レッドを呼んでこい!っていうか、貴様が代われ!」
 しかし血風連は怒鬼を止めるどころか、ふたり分のタオルを持って待機するだけ。
「ちょ、直系のーっ!お、俺はあのような水に打たれると死んでしまうぞ!」
 苦し紛れの嘘だったが、なぜか怒鬼の動きが止まる。
「お、思いとどまってくれたか」
 怒鬼は同情顔になり、幽鬼の両肩をがっしりとつかんだ。
「は?俺が虚弱なのは?修行が足りないから?」
 また怒鬼が手を打つ。
「いや、道場とかいいから!俺は茶を誘われただけで…って聞けー!」
 結局、怒鬼は遊び相手が欲しかっただけのようで、その後すぐにレッドが現われたので幽鬼は解放された。
「二度と奴の点てた茶など飲まんぞ!」

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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