GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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サニーちゃんのお風呂事情(3)

 サニーと一緒にお風呂タイムが楽しめるという、ちょっと間違った噂を聞き逃さない男がいた。
「水臭いじゃないかぁ、混世魔王!お風呂が壊れてサニーちゃんが悲しい思いをしてるんなら、私に一言いってくれればいいのに!」
 そんな噂を耳に挟んで、セルバンテスは任務を半分の時間で片付けて樊瑞のところへやってきた。
「失せろ、油成金」
 満面の笑みを浮かべるセルバンテスを樊瑞は冷たくあしらう。
 樊瑞ではだめだとわかったセルバンテスは、改めてサニーにその矛先を向けた。
「ねーサニーちゃんはおっきなお風呂好きだよねー。おじさまのお風呂はね、サニーちゃんが泳げるくらいおっきいんだよ。うんそうだ、それに100のアヒルちゃんを浮かべよう!」
 なかなかに子供心をくすぐる誘い文句である。
 当然のようにサニーは目を輝かせ、樊瑞のほうをうかがう。
 樊瑞は腕組みをしながらサニーを見た。
「いってはいけない」と言うのは簡単だが、サニーががっかりするのは目に見えているし、サニーの楽しみを奪ってしまうのもかわいそうな気がする。
「サニー、どうする?このナマズ髭のおじさんが風呂に入れてくれるそうだが」
 樊瑞がそういう言い方をするときはほとんどサニーの判断にゆだねるというとき。
 サニーは間髪を入れずうなずいた。

 セルバンテスの私邸は、十傑集の中で最大でありゴージャスなものである。
 そしてその浴室はというと、天井も壁も床もスクリーンになっておりどこまでも続く砂漠を映し出していた。
 ただ、バスタブの周囲だけは緑が生い茂るオアシスのようになっており、温泉の大浴場かと思われるような巨大なバスタブにはサニーのためにアクアマリンの入浴剤を入れた湯が張られている。
「ここだけ海みたい!」
 いつものように湯浴み着をつけたサニーがバスタブに狂喜する。
「違うよサニーちゃん、ここはオアシスだ。ほら、動物たちが水を飲みにやってきた」
 プロジェクターにそういう設定がなされているのか、本物の動物がサニーの入っているバスタブに集まってくる。
「すごいすごい!」
「さあ、約束のアヒルちゃんだ」
 スーツを脱いだセルバンテスが黄色いアヒルのおもちゃをバスタブに放り込んだ。
 サニーはすっかりはしゃぎ、泳いだりアヒルと戯れる。
 のぼせないようにとセルバンテスが用意してくれたジュースを飲みながら、サニーはふと尋ねた。
「どうしておじさまのおうちのお風呂はこんなふうになってるの?」
 セルバンテスはバスタブの縁に肘をつき、アクアマリンの湯をかき回しながら答えてやる。
「んーそうだねえ…おじさま、ずっと砂に囲まれて大きくなったからねえ、こういうオアシスに憧れてたんだよ。砂漠じゃオアシスはとても大切な場所だしね」
 そう言ってほんの少し遠い目をし、はるかな故郷に思いを馳せる。
 それが一瞬寂しそうに見えてサニーは話題を変えようとした。
「おじさまも一緒にはいりましょ?サニーと動物さんたちだけじゃ大きすぎるもの」
「んーそうしたいんだけどねえ…」
 セルバンテスが見つめる浴室のドアのところには、プロジェクターの映像ではない本物の樊瑞が仁王立ちになっている。
「血の海で泳がなきゃいけなくなっちゃうから、また今度にするよ」

 樊瑞の風呂はまだ直らない…。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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