GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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騒々しい午後に

 執務室の幽鬼が大きく伸びをした。
 昼食が終わってからずっと事務処理に忙殺されて、ようやく一息つけるところまできた。
 ペンを置き、お茶でも飲むかと考える。
 隣接した小さなキッチン(といってもコンロと冷蔵庫くらいしかないが)へいき、ヤカンを火にかけて紅茶の準備を始めた。
 それからポットと自分用のカップをトレイに乗せ、トレイを片手に、片手にヤカンを持って執務室へ戻る。
 応接用のソファに腰かけた招かれざる客を見て、幽鬼は一瞬トレイを取り落としそうになった。
「やあ」
 ニコニコと人懐っこい笑みを浮かべて、BFが手を振っている。
「な、なにをしているんですか!」
 トレイをやや乱暴にテーブルへ置き、BFに詰め寄った。
「いや、ここでお茶をご馳走になれると感じて…僕にもお茶」
 これがレッドやセルバンテスあたりだったらなんのためらいもなくたたき出すのだが、さすがに組織の総帥とあればそういうわけにもいかない。
 幽鬼はしかたなくいったんキッチンへいき、もう一客分カップを持ってきた。
 紅茶の葉は執務室の戸棚の中にある。
 戸棚を開いた瞬間に、覗き込んだわけでもないBFが声を上げた。
「あ、僕、ローズヒップティーね」
「…わかりました」
 別々の紅茶を入れるのも面倒くさいので、ローズヒップティーの缶を取り出し、ポットに入れる。
 少し蒸らしてからカップに注げば、執務室いっぱいに紅茶の香りが広がった。
「お茶菓子はぁ?」
 無邪気な声ではあるが、そろそろ苛立ってくる。
「…スコーンなら」
「あ、それでもいいよ」
 昨日焼いたスコーンを軽く温めてBFに差し出した。
「うん、おいしいおいしい」



 スコーンを頬張るBFをながめながら、幽鬼はふと思う。
(そういえば…この組織の創設者なんだからBFは当然じいさまより年上…いや、どうだろう。待て、十常寺はじいさまよりさらに上だと思ったが、そうするとBFはいったい…)
「おいくつなんですか?」
 浮かんだ疑問が声に出てしまった。
「あ、ダイエット中だから砂糖はひとつね」
「砂糖ではありません」
 バラの形の砂糖をひとつ自分で入れて、BFは幽鬼を見た。
「え?じゃあなんの数?」
「…おそれながら、BFの年齢です」
 するとBFは手をひらひらさせながら笑い出した。
「いやだよこの子は。人の年齢尋ねるなんてさ」
「おばちゃんですかっ!」
 BFの顔がいたずらっぽくなった。
「いくつでも、かまわないだろ?」
 それは確かにそうなのだが…幽鬼としてはうまく話をはぐらかされたようで気に入らない。
 ともかく、そろそろ仕事に戻らねばならないのにBFは動く気配がない。
(じいさまや樊瑞は無理だから…衝撃にでもテレパスを送って連れにきてもらうか)
 アルベルトに向かって思念を、と思った瞬間BFが幽鬼の額に指を押し当てた。
「あだだだだ!」
 突き抜けるような痛みが走り、幽鬼はテーブルに突っ伏す。
「僕まだお茶飲みたいから、帰りたくないんだよね」
「…よく、わかりましたね」
「僕の能力を見くびっちゃダメだよ。君のことだって小さいときから知ってるんだから…お茶のお代わり」
 BFに背を向けてお茶を入れる幽鬼をよそに、BFは解放的な声を上げる。
「やー、なんかローズヒップのおかげでちょっと肌の調子がよくなったみたーい」
(おばちゃんかっ!)
「今、なに考えた?」
「なにも考えてませんっ!」
 幽鬼は残りの仕事を片づけるのをあきらめるしかなかった。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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