GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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ヒィッツカラルドの一日

「失礼します」
 レッドの部屋へ入ってきたエージェントは、その部屋の匂いに一瞬たじろいだ。
 レッドはカウチに寝そべってスナック菓子を頬張っており、そのカレーの匂いが充満しているのだ。
 エージェントはひと言断って、部屋の空調を換気に変えた。
「おう、どうだった」
「はい、ご命令どおりヒィッツカラルドさまの行動を調べてまいりました」
「よし、話せ」
 エージェントは手持ちのファイルをめくる。
「朝は7時起床。まだベッドで眠っている女性のためにコーヒーを沸かし始め…ヒィッツカラルドさまがなさるのはコーヒーだけで、朝食そのものは世話係が運んでますが」
「それで、一緒に朝飯を食う、と」
「はい。それから執務室へ向かわれ、午前中の事務作業をなさいます」
 レッドはなくなったスナック菓子の袋を放り出し、今度は手近にあったチョコレートを手にした。
「事務処理が終わりますと、事前に予約を入れていたレストラン…ああ、なんでもパリの三ツ星レストランだとか…に専用機で向かわれ、女性とともに昼食を。メニューも調べてありますが報告しますか?」
 身体も起こさず、エージェントのほうを見ようともしないレッドは興味なさそうに手を振る。
「いらん。他人の飯の内容などどうでもいい」
「他人の行動は気になさるのに?」
 ひと言余計とわかっていても黙っていられないエージェントが、つい失言する。
 だがこのエージェントの性格を知っているレッドは咎めもしなかった。
「ケンカ売ってんのか、お前は」
「いえいえ」
 そんなのがいつものやり取りだった。



 エージェントはひとつ咳払いをして、ファイルのページをめくる。
「レストランで女性と別れてから、任務であった要人暗殺へ…まあ、ものの10分とかからない任務でしたが」
「奴の実力ならそんなもんだろう」
「本部へ戻られてからシャワーを浴び、今度はイタリアの有名レストランでご夕食を」
「女と」
「はい」
 常に女性の影が見え隠れするヒィッツカラルドに、レッドは意地の悪い笑みを浮かべた。
「その様子では寝るときも女と一緒なのだろうな」
「ご推察の通りです」
 そこでようやくレッドは身体を起こし、カウチに座って足を組んだ。
「ハ!いつまで経っても乳離れできない十傑とはな。いっそその女と結婚して、どこへでも連れ歩けばよい」
 蔑んだようにそう言って高笑いするレッドを、エージェントのひと言が止めた。
「いえ、それは無理でございましょう」
「あん?」
「ご一緒されていたのは、全部違う女性でしたから」
「な、なんだと!」
 エージェントはファイルにはさんであった写真を取り出して、レッドに見せる。
「こちらの赤毛の女性が朝のベッドの。この金髪女性が昼食をご一緒した方。それからこちらの日本女性がご夕食と昨日の夜のベッドをともにされた方です。今日は…違う方をお誘いしてましたね」
「は、破廉恥極まりないわーっ!」
 レッドはなぜか顔を赤くして写真を破り捨てた。
「お、女をとっかえひっかえなどと、奴のような女たらしが十傑など…!」
「レッドさまのお口から破廉恥と言う言葉が出るとは意外でございますね」
「やかましい!私は認めんっ!認めんぞっ!」
「レッドさま意外に純真なんですね」
「貴様もやかましいわーっ!」
 顔を赤らめたままひとりでわめき続けるレッドを、エージェントはなぜか温かい目で見つめていた。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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