GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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サニーちゃんのお風呂事情(1)

 それはまだサニーが幼いころのこと。
「なに、浴槽が壊れただと?」
 樊瑞とサニーの私邸を管理しているエージェントが申し訳なさそうに報告するのを、樊瑞は少し渋い顔で見ていた。
「修理にはどれくらいかかるのだ」
「配管のほうもチェックしてみねばなりませんので…およそ10日あまりかと」
「む…」
 自分はともかくとして、サニーは毎日の入浴で汗を流すことを大変楽しみにしているのだ。
 私邸の風呂が使えなくなったと知ったらさぞ残念がるだろう。
 そんな折、救いの神が現れた。
「樊瑞、聞いたぞ。風呂が壊れたとはおぬしも災難じゃのう」
 いち早く情報を得たカワラザキが言う。
「おぬしはともかく、サニーはこの季節汗をかいた身体で寝るのはいやじゃろうな」
「むぅ…シャワーでも使えればよいのだが、サニーは浴槽で遊ぶのを喜ぶのでなあ」
「そういうことならワシの屋敷へこさせんか?サニーのために湯を立てるくらい造作もない」
 ほかの者ならいざ知らず、カワラザキの厚意なら素直に受け取れる。
「そうか。ではよろしく頼む」

 早めに夕食を終えたサニーは、樊瑞の用意した着替えとお風呂セットを持って、カワラザキの私邸(といっても非常用の通路でつながっているが)を訪ねた。
「こんばんは、おじいさま」
 カワラザキはにこやかにサニーを浴室へ案内する。
 カワラザキの趣味だろうか。
 浴槽はきれいな色とりどりのタイルでできており、オレンジ色の湯が満たされていた。
「わあ、いいにおい」
「これは柚子の香りじゃよ。サニーのために特別あつらえた入浴剤じゃ。さあ、いい湯加減のはずだから入ってごらん」
「おじいさまは?」
「ワシは遠慮しよう。一緒に入ってもいいのだが、そうすると角を生やして怒鳴り込んでくる輩がおるからの」
 そうしてサニーは万が一のことを考えて樊瑞が持たせた湯浴み着をつけ、こわごわ浴槽に浸かった。
「きもちいいー」
「そうか、それはよかった。ほら、遊び道具も用意したぞ」
 サニーはカワラザキが差し出した竹筒のようなものに首をかしげる。
「これはな水鉄砲というんじゃよ。ほら、こうして…」
 カワラザキが使い方を教えてやるとサニーは喜んで遊び始めた。
「はっはっは、のぼせんようにな」
 笑いながら浴室の扉を閉めたカワラザキの背中をつつく者がある。
「ん?なんじゃ幽鬼」
「お、俺がその…お嬢ちゃんがのぼせないように…見ているか?」
 ほほを染めてそう言う幽鬼の胸の内に気づかぬカワラザキではなかった。
 幽鬼の耳を引っ張って浴室から離れる。
「レディが入浴中なんじゃ、お前もこっちへこんか。サニーがのぼせる心配をするより、湯上りのおやつでも用意してやれ」
 幽鬼は涙を呑んでカワラザキの指示に従った。

 噂というのは予想以上の速さで伝わるもの。
 樊瑞の私邸の浴槽が壊れ、サニーが湯めぐりをしているという話は、あっという間に本部に広がっていった。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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