GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

セルバンテスの一日

「失礼します」
 ファイルを抱えたエージェントが残月の私室に入ってきた。
「ご命令どおり、セルバンテスさまの一日を調べてまいりました」
「ご苦労」
 ひと言ねぎらいの言葉をかけて、残月は煙管の煙を吐き出した。
「しかし…なにゆえセルバンテスさまの私生活などお調べに…」
「まあ、酔狂なことだと思うがいい」
 そう言って専用の盆に煙管を叩いて火種を落とす。
「だがやはり、この私を十傑に推してくれた人間のこと、少しは知りたい」
「そういえば、残月さまはセルバンテスさまの後継とも目されておいででしたね」
「それで?眩惑はどのような生活をしているのだ」
 エージェントはひとつ咳払いをして、持っていたファイルを開いた。
「朝は意外に早く、6時には起床されています。キングサイズのベッドですから、起こすほうも起きるほうも大変かと」
「ふむ…女性と同衾していたりはしないのか」
「ございません。セルバンテスさまは出張先などでホテルに女性を、ということはなさいますが、ご自分のベッドに女性は入れられないそうです」
「ほう、意外だな」
「やはりオイルダラーということもありまして、万一女性の子供、などということがあった場合相続でもめることもございますから」
「なるほど」
 残月は煙管に新しい煙草を詰める。
「それから朝食を済まされ、そこからはオイルダラーとしてのお仕事です。5台のコンピューターを駆使しながら世界の情勢や、同じ石油機構の方々との打ち合わせなどなさいます。当然昼食の席もビジネスの場に変わりますし、任務がなければご夕食までずっと動き回っていらっしゃいます」
 ほかの十傑とは違い、表の仕事を持つセルバンテスだが、やはり十傑だからこそ精力的に動けるのかもしれないと残月は思った。



「なかなか忙しい身なのだな…まあ、なんとかなるだろう」
 そうつぶやいたのをエージェントは聞き逃さなかった。
「あの…残月さま」
「なんだ」
「残月さまが後継として推されたのは十傑集にであって、オイルダラーの後継ではございませんよ?」
 不遜に煙を吐き出した残月の動きが一瞬止まる。
「ば、馬鹿を言うな!そのようなこと、重々承知の上だ!」
「いえ、なんとなく…普段ほかの方には興味などお持ちにならない残月さまが、そのようなことを調べてこいとおっしゃったので…」
 残月は黙ったままエージェントを見つめるが、その威圧感だけでエージェントは残月が不機嫌になっていくのを知る。
「え、では続けます。ご夕食…お抱えの一流シェフの料理を召し上がったあとは、十傑としての仕事をされます。部下からの報告書の処理や任務の確認などです」
「それでは眠るのは真夜中ではないか」
「いえ。セルバンテスさまは事務処理がお得意ですので、日付が変わる前には済まされて、早々にベッドに入られます」
「ひとりで、だな」
 そこで初めてエージェントが首を振った。
「まあ、確かにおひとりといえばおひとりですが…セルバンテスさまのベッドには大量の幽鬼さま人形がございますので。ちなみに愛用の逸品は幽鬼さまの抱き枕です」
 残月は思わず煙管を取り落としそうになり、その光景を想像して口元を覆った。
「く、暮れなずむか…初めてやつに同情したぞ」
 エージェントはパタンと音を立ててファイルを閉じた。
「以上でございます。よろしいでしょうか」
「うむ、ご苦労だった」
 エージェントが退室したあとで、残月はコンピューターの中のパスワードつきファイルを開いた。
「眩惑はまだまだ元気そうだな…」
 それからおもむろに机の上の電話を取り上げ、別のエージェントに命じた。
「私だ。セルバンテスの会社の株だが、あと1000株ほど買い増ししておいてくれ」
 そうして電話を切ると、本日の株式市況をながめながら不敵に笑った。
「十傑とはいえ、老後まで約されているわけではないのでな…」

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

FC2カウンター

プロフィール

まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

最近の記事

フリーエリア

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。