GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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BFさまが大変です(後編)

 そしてその同じころ、国警では呉学人が報告書を持ってライセの部屋を訪ねていた。
「ライセ殿、失礼しま…」
 呉学人が一瞬言葉を失ったのも無理はない。
 ライセは自室でコタツに入っていた。
 いや、それ自身は見慣れた光景のはずなのだが、問題はライセの向かい側に全裸の少年が座っていたことだった。
「ら、ライセ殿、個人の嗜好に意見はいたしませんが…その…」
 鉄扇で顔を覆いながらそう言うと、ライセは憮然と言い返した。
「なにを勘違いしているのかは知らんが…私にはそういう趣味はない。彼が勝手に入ってきただけなのだ」
「しかし、全裸とは…!そもそも、その少年はもしや…」
 それとなく覚えていたBFの顔を思い浮かべる。
 だが、その名を口にするより先、少年が口を開いた。
「ども、越後のちりめん問屋です」
「だ、そうだ」
 ライセがあっけなくそう言って茶をすするのを、呉学人が珍しく目を見開いて抗議した。
「な、なにがちりめん問屋ですか。この少年はまさしく、BF団の総帥たるBFではありませんか!」
 自分としては憧れのちりめん問屋になりすましていたつもりの(全裸で変装もなにもないが)BFは、不機嫌そうに呉学人を見た。
「それがなにか?」
 呉学人としては後世の憂いをここで断っておきたいところだったが、ライセが完全に無視しているのを自分がしゃしゃり出るわけにもいかなかった。
「ひとりできたのですか?」
「うん」
「その格好で?」
「うん」



 ここまで無抵抗というか自分の立場に気づいていないものを、どうすることもできずに呉学人はとりあえず忠告するだけしかできない。
「そんな格好ですからね、帰り道はくれぐれも痴漢に気をつけてくださいね。春先ということで変質者も多いですから」
「というより…今テレビで面白いものをやっておるな」
 ライセの部屋に置かれた無駄にでかい42型のテレビに目をやれば、そこにはサニーが映っていた。
「BFさま、いったいどこにいってしまわれたのですか。私たちはみな、心配しております…」
 ハンカチを目に当てれば、司会者がサニーの背をそっと押す。
「えー、BFさん、この番組を見ていらっしゃいますか。ぜひご連絡ください」
 そこでサニーがはっとしたように顔を上げた。
「BFさま、もしや…もしや孔明さまとのあいだになにかあったのですか?でしたら…でしたら私が孔明さまを倒しておきますから!孔明さま消しますから帰ってきてください!」
「えー、なにやら物騒な発言も飛び出しましたが、BFさん、孔明さんという方のためにもぜひ戻ってあげてください」
 テレビを切ったライセはBFのほうを向いた。
「帰ってやりなさい」
「はーい」
 ライセの言うことは素直に聞くらしく、BFがコタツから立ち上がる。
「あ、お土産ほしい」
「このミカンでよいか」
「うん」
「呉学人、すまんがレジ袋かなにか…ああ、そこにあるコンビニの袋を取ってくれ」
 意外に所帯じみてるな、ライセ!
 ミカンの入った袋を持ったBFに呉学人が微笑んで口を開く。
「本当に気をつけて。でも、これで孔明は無事のようですな」
「いやー、どうだろ?」
 そうしてBFは悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「たぶん僕が戻っても戻らなくても、彼女は殺る気まんまんだと思うから」
 じゃ、と軽く手を挙げてBFはその姿を消した。
 最後の台詞に、呉学人は敵ながら孔明の身を案じずにはいられないのだった。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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