GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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I'm here

 白昼の残月という名を本部内で知らぬ者はなくなった。
 冷静かつ尊大で、あまり人と迎合することを良しとしないその態度だったが、十傑集のリーダーである樊瑞は気にも留めていなかった。
 むしろその態度は残月だからこそ許されるものだと嘯いた。

「おや」
 残月は回廊の向こうに幼い少女を見かけた。
 本部内には女性のエージェントも少なくはない。
 だが、あのような年代の少女がいるはずはないと疑問に思う。
 少女は残月を見つけると駆け寄ろうとして…見事に転んだ。
 ほんの少し膝を打って泣き出しそうな少女を放っておけるほど、残月は非情な男ではなかった。
「大丈夫かな」
「はい…樊瑞のおじさまに言われて残月さまのところへお手紙を届けるつもりだったのに…」
 見れば少女のポケットから封筒がはみ出している。
 樊瑞のおじさまという言葉を聞いて、残月はこの少女が密かに噂となっているアルベルトの娘だと知った。
「ありがとう。ではお嬢ちゃんごと部屋へ運ぶとしよう」
 残月はうっすらと涙を浮かべていた少女を抱き上げ、自分の執務室へと運んだ。

「わあ、すごい!」
 残月の執務室を見た少女…名前はサニーという…は、膝の痛みなどすっかり忘れて、その調度に目を見張った。
 一見、質素に見えるが素材は最高級のものを使った棚や机、今はもうどこにも残っていないのではないかと思われるようなレトロな飾り物。
 そしてその雰囲気に合った磁器の花瓶など、あまりかまっていない樊瑞の部屋を見慣れたサニーにとっては新鮮な驚きだった。
「十常寺のおじさまがおっしゃってたとおりだわ」
 人の噂など気にもしないが、サニーの言葉となると少し気になる。
「十常寺?彼がなにか」
 サニーは目を輝かせ話を続けた。
「十常寺のおじさまが残月さまのかぶってらっしゃるのは、昔の皇帝の冠なんだって。だから残月さまが皇帝だったら自分のほうが家臣になるから、あの言葉遣いも仕方がないって笑っていらっしゃいました」
 無邪気に話すサニーに思わず苦笑する。
「これがそうかどうかはわからんが…サニーも皇帝になってみるか」

 残月はソファに座らせたサニーに、自分の覆面と冠をためらいなく貸してやった。
「わあ、なんにも見えなーい」
 覆面には特殊なフィルターがついている。
 普通の視力を持つサニーがそれを通せばなにも見えなくなるのは当然だった。
 それでも少しぶかぶかの冠をかぶせてもらって、小さなお姫さまはごきげんだった。
 やがてサニーの興味は残月の銀髪へと移った。
「残月さまの髪、きれい。まるでお月さまの光みたいにきらきらしてるんですもの」
「む、この髪か…」
 忌まわしいはずの髪の色をほめられて、残月は複雑な気持ちになる。
「これは…」
「きっと残月さまは皇帝じゃなくて王子さまなんだわ。だっていつか本で見た王子さま、そういう髪をしていましたもの」
 残月をさえぎってそう言ったサニーは、残月に抱きつきさらに言葉を続けた。
「王子さまと一緒にいられるなんてサニーもお姫さまになったみたい。残月さま、ずっとここにいらしてくださいね」
 屈託のない笑顔でそんなことを言われ…残月は口元をほころばせて小さくうなずくしかできなかった。
「ああ…」

…ここは私の…白昼の残月の場所…。
…私は…ここにいる…。

*Comment

 

「白昼=王子」


サニーちゃんの脳内構造により公式化決定(笑)


私の中で残月がどんどん貴公子になっていくよママン。
そしてついには王子様になるのか。
  • posted by アジ 
  • URL 
  • 2007.08/27 23:13分 
  • [Edit]

 

>アジさん
 残月は王子様だよ。銀髪の王子w
 しかし十傑集は全員がどことなく王様(傲慢で尊大)だと思うのですが(ただし幽鬼とカワラザキは除く)
 いまだにあのおっさんが魔王だというのが納得できませんw
  • posted by 管理人 
  • URL 
  • 2007.08/28 22:29分 
  • [Edit]

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
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