GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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なりゆきと結果(レッド)

 岩に半身を押しつぶされる夢を見て、目が覚めた…。
 目を開けたレッドは、自分の胸にすがりついて眠っているサニーを見た。
 奇妙な夢は、自分に身体を押しつけていたサニーのせいだとわかり、改めて抱き寄せる。
 一緒のベッドに入っていても普段なら行儀よく眠っているサニーが、こんなふうに自分にすがってくるときは決まって哀しい夢を見ているとき。
 レッドは自分に回されたサニーの手に目をやった。

 それはレッドが少し長い任務から戻ってきたときのこと。
「サニーさまが怪我をされたそうです」
 レッドとサニーの関係を知る数少ない部下が、駆け寄ってきてそう告げた。
「怪我だと?任務にでも出ていたか」
「いえ…本部内でのお怪我だそうで。手に火傷を負われたと聞きました」
「火傷…またドジを踏んだことだな」
 レッドはその怪我が重くないことに安堵したが、そんな素振りも見せず意地の悪い笑みを浮かべて見せた。
「泣きっ面でも見てきてやるか」
 任務完了の報告書は部下に任せ、レッドはサニーの部屋へと向かった。
 いつもなら小生意気な表情でレッドを出迎えるサニーは、私室の机に向かったまま沈んだ表情を見せていた。
「怪我をしたそうだな」
 レッドは脇に置かれていたスツールを引き寄せ、サニーの横に腰掛けた。
「ええ…今朝方」
 サニーが差し出した右手の甲が酷く焼け爛れている。
 レッドは一瞬ぎょっとし、慎重にその手を取った。
「なにをやった…?」
「たいしたことじゃ…油をひっくり返して…」
「なぜ医療班に診せない?」
 当然といえば当然のことにレッドは怪訝そうな顔をする。
 サニーの顔が歪んで涙がこぼれた。
「いつもなら…魔法で治せるの…なのに、呪文が唱えられなくて…」
「忘れたのか」
 サニーはレッドから視線を外し、机の上に開かれた本を見た。
「私もそう思っていたの…だから魔法書を出してきて読み返した。なのに…」
 堰を切ったように涙があふれ出し、頬を伝う。
「わからない…の。本が読めない…私はもう…魔法が使えな…い」



 左手で顔を覆い嘆き続ける。
「魔法の使えない私など…役に立たないわ。不要なのよ…」
 そうなるまいと、役立たずと思われまいとして、右手の痛みを堪えて魔法書を開いていたのだと思うと、レッドは急に腹立たしくなってきた。
「策士がそう言ったのか」
 サニーは答えない。
「案ずるな。私がだれにもそのようなことは言わせない」
「でも…」
「お前は不要などではない。もしもお前が不要などと言うのなら、この私がずっと傍に置く。だから案ずるな」
 そうしてなんのためらいもなく、爛れたサニーの手に口づけた。
 サニーはまた涙をあふれさせ顔を覆う。
「痛むか」
「ええ…すごく、痛い…手も胸も…」
 傷ついた手を愛しそうに支えて、レッドはサニーを立たせた。
「忍の薬でな、火傷にはよく効く軟膏が私の部屋にある。一緒にこい。手当てするぞ」
 サニーを自室へ連れてきたレッドは、匂いのきつい軟膏をサニーの手に塗ってやり包帯を巻いてやった。
「お前は動揺しているのだ。この火傷が治れば魔法も使えるようになる。深く考えるな」
 いろいろな不安はあるがここで反論すればまたレッドに叱られる…サニーはかすかにうなずいた。

 サニーはよく眠っている。
 レッドはそっと胸に置かれた手を取り、包帯を外してみた。
 里の薬はよく効いて、このまま数日置けば火傷はきれいに治りそうだった。
 いや、それ以外にあれだけ爛れていた傷が薄くなっているのは、サニーが寝言につぶやいている呪文のせいかもしれない。
 レッドは再び包帯を元に戻すと、その手をまた自分に回させた。
「お前が…ここに関わらなくなったなら求婚しようかと思っていたが…まだ少し先のことになるようだな」
 そんなことを考えながら、サニーの手が外れないように自分もサニーの肩を抱いてまた目を閉じた。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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