GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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毒電波、送受信完了

「ふ~、ここはどこだろ」
 並行世界を飛び歩いているセルバンテスがやってきたのは、どこかの庭園の中のようだった。
「いや、そもそもここは…中世かな」
 見れば遠くのほうに宮殿らしきものがある。
「よもやBFがこのような時代にいらっしゃるとも思えないけど…」
 そんな独り言をつぶやいた瞬間だった。
「だれだ?」
 突然の声に振り向けば…そこにはどこかで見たような…しかし金髪を縦ロールにしたシックなドレスの女性が立っている。
「え?」
 セルバンテスが一瞬言葉を失ったのは、その顔が本来ならば…いや、自分の知っている人物ならば女性ではなく男性のはずだったから。
「…幽鬼、くん?」
「とはだれのことだ。貴様はだれだ」
「いや、あの、えーと」
 ややあってからセルバンテスは肩をすくめた。
「高貴な方はご自分から名乗られるのが普通と思っておりましたが」
「む、それは確かにそうだ。私はこの国を治めている国王の妃でな」
 体型は確かに女性なのだが、この顔とこの口調のせいでどうしてもセルバンテスは幽鬼を思い出してしまう。
「もしかすると貴様は陛下が招いた異国の客か」
 セルバンテスは好都合の理由が見つかったとほくそえむ。
「そうです、マダム。庭園を散歩していて迷いました」
「マダムではない、妃だと言っておろうが」
 速攻で腹に蹴りを食らった。
「ぐあっ!」
「む、すまん。貴様のナマズ髭と被り物を見ていたら、つい蹴りたくなった」
 この妃が幽鬼の並行世界の分身だとしたら、その行動をとるのは致し方ないが。



(幽鬼くんがお妃さまだとすると…王さまはだれなんだろ)
 ごく当然の疑問を持ったとき、植え込みがガサガサと音を立てて揺れた。
「だれだ」
 妃がそちらのほうを向くと、あどけない少女が顔を出す。
「む、姫か」
「ごめんなさい…お客さまとお話中でしたのね」
 優しく微笑んで膝を曲げる少女にもセルバンテスは見覚えがあった。
「あ、サニーちゃん」
「姫だ。気安く呼ぶな、変態」
 再び背中に蹴りが入る。
 姫が立ち去ってからセルバンテスは痛む背中をさすりながら尋ねた。
「そ、それにしても…ずいぶん大きな姫がいらっしゃるのですな」
「実は私は後妻でな、姫にとっては継母に当たる」
「ほー」
(でもあのお姫さまの表情を見る限りじゃ、悪い継母じゃなさそうだね)
 まだ声に出していないのに蹴りが飛んできた。
「どわあっ!」
「む、すまん。今なんとなく貴様が心の中で私のことを悪く考えた気がしたのだ」
「か、考えただけなら蹴らないで…」
 セルバンテスの白いクフィーヤに妃の足型が目立つようになったころ、侍女がやってきた。
「申し上げます…市民がパンをよこせと宮殿に…」
 セルバンテスの脳裏をある革命がよぎる。
「暴動ですかな?」
「いや、第三回パンよこせ運動だ。市内をマラソンしたのち、宮殿で私からパンをもらった者が優勝者なのだ…では宮殿のほうへ戻らねばな」
 妃と侍女が連れ立っていってしまうとセルバンテスはその場にがっくりと膝をついた。
「なんなんだろう、その運動って…っていうか、この世界にBFはいらっしゃらないだろうな…でも、でも、なんとなく…パンを求めてやってきた市民っていうのが…BFのような気がしないでもない…」
 その考えを振り切るかのように、セルバンテスはまた違う世界へと消えていった。

 妃殿下の肖像画はこちらyu222.jpg
 ちなみにお名前はきっと「幽妃」さま。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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