GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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孔明、あなた疲れてるのよ

 日頃真面目な管理職(たとえそれが悪の組織であっても)ほど、ストレスがたまりすぎて爆発したときの威力は大きい。
 むろんBF団だって例外ではない…。

 普段は孔明しか入ることを許されず、それ以外の者はBFの特別な呼び出しがあったときしか入れない謁見の間。
 その扉を今は樊瑞が狂ったように叩いていた。
「BF!BF!樊瑞にございます!なにとぞお目通り願いたい!」
 めったなことでは開かない両開きの扉が、生き物のように樊瑞を飲み込んだ。
 闇の中に冷ややかな瞳をしたBFが浮かんでいる。
「騒々しいね混世魔王…いったい何事だ」
「孔明が…大変なことになっておるのでございます。どうかお力をお貸しください」
「策士が?いったい、どうしたというのかな」
 樊瑞はいったん大きく深呼吸をして、重々しく口を開いた。
「孔明が…グレました」
「グレた?」
 意味のわからないBFは首をかしげる。
「こちらをごらんいただきたい」
 樊瑞が指を鳴らすと空間に孔明の姿が映った。
「ふーん…この、白い特攻服にサングラス、黒いマスクをしてバイクに乗っているのが孔明だね」
「あやつは現在、暴走族『残酷死(さんごくし)』のリーダーを名乗っております…」
 そのネーミングセンスはどうなのだ。
「僕らは世界征服を目的としている…悪いことをしているのなら放っておけばいいんじゃないか?」
「破壊活動と暴走行為は違います。それに騒音などで迷惑しているのは我々ですし…」
 渋い顔の樊瑞にBFが尋ね返した。
「暴走族、というからには孔明ひとりではないんだね?」
「はっ。若返って昔の血が騒いだ激動のじいさまと、こういうお祭り騒ぎの大好きなレッド、それに元の姿に戻っている十常寺が、似たような行為の好きなエージェントを引き連れて…総勢十数名で暴走行為を繰り返しております」
「最近は若者より中年のほうが暴走するって言うしね…僕が言って、聞くようなメンバーじゃないな」
 BFにも見放されたかと樊瑞は肩を落とす。
「まあ、孔明を止めれば自然と解散するだろう。そして孔明を止めるのは…」
 BFは扉のほうに向かって呼ばわった。
「サニー・ザ・マジシャン!」
「お呼びでしょうかBFさま」
 まるで控えていたかのようにサニーが現われ、樊瑞は少々驚いた。
「聞いたと思うけど…僕の命令だ。孔明を止めたまえ」
 とたんにサニーの目が輝く。
「殺っちゃっていいんですね?」
 その微妙な言葉のニュアンスに樊瑞がサニーを止めた。
「さ、サニー、今なにか違う言葉が入っておらんかったか?」
「些細なことですわ、樊瑞さま。相手が暴走族となれば早速準備をいたします!」



 孔明率いる暴走族が主に走っている道路を封鎖すべく、サニーの要請で怒鬼と血風連が人海戦術で立ちはだかり、それに怯んだところをサニーと残月、それに幽鬼で拿捕するという手筈である。
「ちょっと待てー!なぜに俺はまたメイドの服装をさせられているッ!」
 幽鬼が反論するのをサニーは軽く流した。
「町をお掃除するという意味においては、メイドとして本望でしょう?」
「いや、それはメイドではないしッ!」
 その幽鬼の肩を残月が叩く。
「そう案ずるな。暮れなずむの性癖については皆が知っているのだから」
「誤解を招くような言い方をするなッ!」
 サニーの持っている無線機が鳴った。
「こちら血風連。連中は我々が包囲しているのを知り、分かれて逃走いたしました!なおレッドさまの捕獲には成功!」
「了解。ではこちらも分かれましょう。今、送ってもらった情報だと…残月さまは十常寺さまを、幽鬼さまはカワラザキさまを止めて。私は孔明さまを追います」
 十常寺とカワラザキは同じ方向に走っていると聞き、道路の真ん中に残月と幽鬼が立ちふさがる。
「見事だ暮れなずむ。その姿で、じいさま止まってといえば激動は必ず止まるであろうからな」
「…これが終わったら、貴様絶対殺す…」
 爆音が響いてきたと思う間もなく、バイクが駆け抜けようとする。
 ふたりは両脇に飛んで、残月は十常寺のバイクの影を針で止めることに成功した。
「わー!」
 慣性の法則で飛んでいこうとする十常寺をも針で止める。
「わ、わかったわかった、白昼の。降参降参」
「よし、こちらは上手くいった」
 そう喜んだ残月だったが幽鬼の姿がないのに気づいた。
「わー!暮れなずむがさらわれたー!」
 そして幽鬼はというとカワラザキにしっかり小脇に抱えられていた。
「じ、じいさま」
「はっはぁ!そうかそうか、幽鬼、お前も走りたかったか!特別に俺の後ろに乗せてやる!」
 さすがは素手でグリズリーを狩る漢、昔のカワラザキ。
 幽鬼の体重などものともせず、強引にバイクの後部座席に乗せてしまった。
「わー!だれか、助けてー!」

 そして…孔明の走っている道には、サニーと樊瑞が待ち構えていた。
「どうして一緒にいらっしゃったの?」
 不満そうにサニーに樊瑞が答える。
「…お前の言葉が怖かったからだ。孔明を殺しかねんような気がしたのでな…」
 小さく舌打ちが聞こえたような気がするが、樊瑞はあえてそれには黙っていた。
 やがて爆音が近づき、孔明のバイクが疾走する寸前に、道路に貼ってあった樊瑞の呪符がバイクを止めた。
「ああっ、私が止めようと思ってたのに!」
 サニーの言葉を無視し、樊瑞は止まった孔明の肩を優しく叩く。
「孔明、気がすんだか」
 サングラスのために表情はわからないが、孔明は憑き物が落ちたようにうなずいた。
「BFもわかってくださる。さ、帰るぞ…」
 素直に樊瑞に連れられていった。

 数日後。
「BF!BF!孔明にございます!なにとぞお目通り願いたい!」
 たまたま起きていたBFが孔明を招き入れる。
「何事だい?」
「サニー殿が…グレました」

 その話はまた後日。
 ちなみに道路に立ちはだかった幽鬼の勇姿はこちら。20100806meidoyu-ki.jpg

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