GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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役目の裏側(レッド)

 8歳のサニーは初めての浴衣を着せてもらってすこぶるご機嫌だった。
 レッドが自分の里の近くで行われる縁日に連れていってくれると言うのだ。
 それを話したカワラザキから、白地にアサガオの絵柄が入った浴衣と赤い下駄をプレゼントされ、着付けもしてもらった。
 小さな巾着には、樊瑞がくれたお小遣いとハンカチが入っていて、それを右手にしっかり持ち左手でレッドの手をつかんだ。
「たぶん混雑しているからな、はぐれるなよ」
 レッドもいつものスーツではなく、紺色の浴衣を着ている。
 マスクも外して前髪を下ろしているから表情はわからないが、いつものレッドよりずっと優しく感じられた。
「はいっ」
「ああ、そうだ」
 人の流れについていきながら、レッドは思い出したように付け加えた。
「もしも…私とはぐれたら、この参道…つまり道に沿ってずっといったところに鳥居がある」
「鳥居?」
「神さまのいるところまで続いている門のようなものだ。その鳥居をくぐると稲荷…キツネの像が並んでいるから、その5つめのところで待っていろ…いいな?」
 サニーは重要なことを聞いたとやや緊張した面持ちでうなずき、はぐれまいとレッドの手をきつく握った。
「よし、じゃあいくか」
 サニーにとって初めての縁日は、なにもかもが珍しくて…レッドもこのお祭りを楽しんでいるように思えた。
 レッドが買ってくれた水ヨーヨーを手で弄びながら、ふたりはぶらぶらと歩いていた。
「レッドさま、あれなに?」
 サニーが指さしたのは綿菓子。
「綿菓子だな…食いたいか?」
 顔をのぞき込んで尋ねられ、サニーはちょっとはにかみながらうなずいた。
「よし、ちょっと待っていろ」
 レッドは香具師と何事か話していたが、しばらくするとサニーの顔よりも大きな綿菓子を持って戻ってきた。
「ほら」
「すごーい」
「落とすなよ」
「うんっ」
 綿菓子を渡されたサニーは、それがどんなに大きいか自分の目の前に当てて…綿菓子をどけたときには、レッドがいないことに気づいた。
「レッドさま?」
 あわてて周囲を見回すがあたりは見知らぬ人ばかりでレッドの姿はない。
 心細さに思わず涙が出そうになったが、ぐっと堪えて約束を思い出した。
「キツネ…キツネの5番目のところ…」
 レッドがわざと置いていったとは思いたくないが、どうしても悪いほうへと考えてしまう。
「レッドさま…くるよね?」
 キツネの石像を見上げて小さくそうつぶやいた瞬間、ぽんと頭に手を置かれた。
「お、ちゃんと泣かずに待っていたな」
「レッドさま…!」
 サニーの鼻の奥がつんとなり、涙が出てきそうになったけれど唇を噛んだ。
「だ、だって、泣いたら綿菓子、とけちゃうもん」
「よしよし。じゃあ約束をちゃんと覚えていて、泣かずに待っていた褒美だ」
 レッドが差し出してきたのは、リンゴアメと金魚。
「わあ…!」
 さっきまでの心細さは消え、ひらひらと泳ぐ金魚に目を奪われる。
「もしかしてレッドさま、これを取りにいってたの?」
 レッドはにんまりと笑ってうなずく。
「さ、土産もできたし、これ以上遅くなると魔王に怒られるからな、そろそろ帰るぞ」
「うんっ」
 サニーはどっちの手に荷物を持とうか迷いながら、レッドの浴衣の袖をつかんだ。



 任務から戻ってきたレッドは、サニーの前にリンゴアメを置いた。
「あら、お土産ですの?」
「まあな」
 サニーはレッドにお茶のカップを差し出して、リンゴアメを懐かしそうに眺める。
「ずるいのね、ひとりだけで出かけて…私もまた、浴衣を着てお出かけしたかったわ」
「また今度な」
 サニーはテーブルに肘をつき、レッドをのぞきこむようにして尋ねた。
「あの夜…レッドさまは私を置いて、どなたかを暗殺する任務を請け負っていらっしゃったのでしょう?」
「なぜそう思う?」
「もうはぐれまいとレッドさまの袖をつかんだとき…私の手に少し血がつきました。それから血の匂いも…」
 そうして唇を尖らせる。
「ひどいわ、私をダシにして」
 レッドは肯定も否定もせず小さく笑って、部屋の壁際に置かれた大きな水槽に目をやる。
「…ずいぶんと成長したものだな」
 うまく話をはぐらかされたがサニーはそれ以上追求しなかった。
「そうですわね。幽鬼さまにお聞きして成長剤とか栄養のあるエサとかあげてますから」
 それがあの夜の金魚だとわかっているが、ここまで長生きするものかと感心する。
「あとは…名前をつけてることで、愛情を持って大事に育ててるからですかね」
「なんとつけた?」
「ナイショ」
 それがほかの男の名前だったりしたら…と思うとレッドのほうがイラつく。
「私には教えてもよかろう」
 ややあってからサニーは意味ありげに笑って、小さな声で答えた。
「…源ちゃん」
「おい!それは…!」
「だからナイショですってば。ほかのだれにも知られてません」
 サニーがクスクス笑って水槽をつつくと、金魚はサニーのほうへと近づいてきた。
 レッドはというと、あの夜の仕返しがこんな形で現れるとは思ってもおらず、憮然とした表情でカップをあおるばかりだった。

*Comment

こちらから失礼しますm(_)m 

日記の反省文を酌んで頂きまして恐縮ですm(_;)m全く面目ございません。ひええやっぱり色々やらかしていたようですね。
「1.仮面の下はいいお兄さん。仮面を付ければ必殺モード。なんという鬼畜メガn《殴!金魚の源ちゃん!ここで『げんちゃん』が来ましたか!うふふ^^カップをあおる源ちゃんがカワイイですのうvいつになく^^。やはりサニーちゃんにはかないませんv 」…というようなことでした!すみません。ヒツとセルさんは仰るとおりだいたいそんな感じでwww(違)……って、駅 弁 を 描 け と……!?^^
念のため今回は非公開コメント欄を利用させていただきました。本当にすみませんでした!!
ところで実は…以前セル幽工口絵をお約束しておいて新作をお渡しできていなかったことに最近気づき大変悔いておりますorz……ああっしかも今回当方は萌え萌えの幽ヒツ書き下ろしを頂いて…更にお優しいねぎらいのお言葉まで頂き…もうっ!まい様!貴女様はなんて慈悲深い御方……いやむしろ神ですか!(T人T)本当に申し訳ございませんでした!!許されるならばセル幽フレンド略してセフr《斬!として一生憑いていきますーーーッッ!!《殴!←こわいわ。ってか恩を仇で…)件の幽鬼本等々、是非購入させていただきたいです。コミケ不参加と仰っておられましたが委託予定などはございますか?またお手すきの折りにでもどうかお教え下さいませ。重ね重ね失礼致しましたm(_)m

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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