GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

してやったり

 現在、孔明の手元には若返りの薬の完成品があった。
「私が25年若返るとどうなるでしょうか…」
 完全な薬となったからには、やはり少々興味はある。
 孔明はアンプルを開けた。
 そして鏡の前には少年となった孔明が立っている。
 15、6のはずなのだが、どう見てもサニーと同じくらいに見えてしまう。
「…そういえば私、童顔なのでしたっけ」
 歳より若く見られるのがいやで髭を生やし、居丈高な態度をとっていたのだと思い出した。
「どちらにしてもこの顔にこのスーツは似合いませんな。昔の道士服でも出してきますか」
 そろそろ世の中の矛盾に憤りを感じ始めていた年頃に戻った孔明は、この姿でなにをしようかと考える。
 そのときノックがあり、孔明は反射的に返事をしてしまった。
 果たして入ってきたのは、混世魔王樊瑞。
「む、お主は…」
 その執務室にいるはずの孔明がおらず、代わりに見たこともない少年がいるとなればやはり樊瑞も気色ばむ。
「あ、私は…」
 孔明の中にふと、悪戯心が沸き起こってきた。
「私は、諸葛孔明の甥です。はじめまして」
 両手をあわせて頭を下げれば、樊瑞は疑いもせずに微笑みながら歩み寄ってきた。
「おお、孔明の!なるほど、よく似て聡明な顔をしておる」
 孔明は心の中で赤い舌を出すと同時に、樊瑞のあまりの警戒心のなさにあきれ果てる。
「して、お主の伯父上はどこかな?」
「伯父でしたら、急用ができてBFさまにあいにいかれました。私にはここで待つようにと」
「そうかそうか。ワシは書類を持ってきたのだが…孔明に聞かねばならぬこともあるのでな、同じく待たせてもらってよいだろうかな?」
 適度な時間になったら追い返せばよいだろうと孔明も微笑んでうなずいた。



「お主、ひとりでここまできたのか。たいしたものだのう」
 樊瑞はすっかり孔明を子供扱いして(子供の姿なのだが)頭を撫でてやったりする。
「こ、子供扱いなさらないでください!私は、これでも15です」
「おお、すまんすまん。あまりに愛らしい顔立ちをしているのでな、つい」
 ぽんぽんと照れ臭い言葉が飛び出してきて、思わず孔明は赤面する。
「ところで…十傑集リーダーの樊瑞さまとお見受けしましたが、樊瑞さまから見た伯父はいかがでしょうか?」
 樊瑞は一瞬あっけにとられた顔になったが、すぐに考えながら答えた。
「そうだな…お主の伯父はよくやっているが、皆からは受け入れられぬようだな」
「樊瑞さまも?」
「ふふ、ワシか?ワシが孔明を受け入れねば、大変なことになろうな」
 今は少年の姿で甥と名乗っているが、こんなにもあっけらかんと自分のことを話して、告げ口をするなどと思いもしないのだろうか?それほどこの男は愚かなのだろうか?
「大変なこととは?」
「存外、お主の伯父は寂しがり屋でな、ワシがかまってやらんと拗ねるのだ」
 孔明は後ろに組んだ手の震えを悟られまいと必死だった。
「お、伯父に限って、そのようなことはないと思いますが」
「そうかな?いろいろとワシを困らせることをしてくれるぞ。子供のような悪戯をするのが好きだしな」
「そ、それは…」
 反論しようとした孔明を遮るように、時刻を知らせる鐘が鳴った。
「おう、もうこんな時間か。孔明に話があったが…次の用事があったわい」
 そう言って書類だけを机に置き、樊瑞は部屋を出ていこうとする。
 孔明は先ほどの言葉に納得がいかず、追いかけようとして樊瑞の発した言葉に足を止めた。
「では伯父上によろしくな、“亮”」
 思いがけず自分の名を呼ばれ孔明が愕然とする。
「な…!」
「姿は変えられても匂いは変えられんよ。それを忘れるほどワシは愚かではないぞ」
 悪戯っぽく笑って樊瑞はドアを閉めた。
 残された孔明は憤慨して壁を蹴ろうとしたが…それが子供じみていると思い振り上げた足を下ろした。
 そうして憮然とした表情で机に座り、樊瑞の出ていったドアのあたりに舌を出して見せた。
「今回だけは負けて差し上げますよ」

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Menu

FC2カウンター

プロフィール

まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

最近の記事

フリーエリア

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。