GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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フリージア:憧れ(残月)

 BF団の本部が置かれている場所には、ひと足早く初夏の香りがしている。
 白い雲がいくつか浮かんだ青い空と、どこまでも続く遠浅の青い海に、サニーの白いキャミソールワンピースはよく映えた。
「残月さま、早く早く」
 そのワンピースでちょっと大人になった気分の13歳は、水の冷たさも気にせずどんどん水辺を歩いていく。
 残月はそんな誘いの言葉に苦笑しながらも足を速めはせず、煙管を吹かしながらサニーのあとをついていった。
 ようやく時間の取れた残月との散歩…そう、残月にしてみればあくまでも散歩なのだ…に浮かれるサニーは、ふと足を止め下を見た。
「綺麗なお魚…!」
 その魚を追って、サニーは沖へと進んでいく。
 遠浅であることだし、足の立たなくなるところまではいくまいと踏み、残月はその場に留まってサニーを眺めていた。
 サニーははしゃぎながらも、どうやったら残月の気を引けるかを考える。
 もう少し深みへいけば、ワンピースの裾を持ち上げないと濡れてしまう。
 ちょっと恥ずかしいけれど膝上まで裾を持ち上げたら、残月は少しくらい気にしてくれるだろうか…そんなことを考えて裾を持ち上げたとき、少し大きめの魚がサニーの足のあいだをすり抜け、それに驚いたサニーはバランスを崩して海に倒れこんだ。
 足元の砂は柔らかく、波が強めに押し寄せてくるためになかなか起き上がれない。
「サニー!」
 口に水が入ってきたのと、波を蹴立てて残月が走り寄ってきたのは同時だった。
 残月に抱き上げられた瞬間、サニーはなんともないのだがわざと目を開けなかった。
「む…水を飲んだか」
 残月はサニーを抱っこしたまま浜に戻り、横たわらせた。



「サニー」
 幾度か声をかけられるがまだ目を開けない。
 そうするうちにサニーは目を閉じたままだが、自分の顔に当たる陽光が遮られたのを感じた。

…これは…残月の顔?
…もしかして…残月は人工呼吸をしようとしている…?

 サニーの心臓が早鐘のように鳴る。
 顔に残月の息が届くまでになって、サニーは一瞬考え直した。

…待って! 大事な…大事な憧れのファーストキスが、人工呼吸だなんて…!

「う、うーん」
 残月の唇が今まさにサニーに触れようとする瞬間、サニーは目を開けた。
「気づいたか…よかった」
 残月は何事もなかったかのように顔を離し、サニーはというと安堵するとともに少し残念な気分になった。
「ごめんなさい残月さま、びっくりしたら気が遠くなってしまって…」
 思いついた言い訳をすれば残月はなんの疑いもなく微笑んだ。
 でも、残月も少しばかり残念そうに見えたのは、サニーの思い過ごしだったのだろうか…。

「なんてこともありましたわね」
 まだ少し水は冷たいというのに、17歳のサニーは大胆な水着姿で見事な肢体を惜しげもなく晒して海に入る。
 沖へと軽々泳ぎ去り、首だけ出して浜の残月に手を振る。
 もう溺れることもないであろう美しい娘に手を振り返しながら、残月はあの日のことを思い出してわずかに残念がるのだった。

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Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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