GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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思い出は思い出のままに

 カワラザキが樊瑞と孔明の襟首をつかんで再びジムに戻ってきたとき、腕立て伏せ(まだやってたんかい)途中のヒィッツカラルドがとうとうキレた。
「やってられるかーッ!」
 カワラザキに向かって指を鳴らす。が
「むんッ!」
 竹刀一閃、ヒィッツカラルドの放った衝撃波は竹刀すら切れずに、跳ね返されてジムの壁に傷をつけた。
「フン、そんなヘナチョコ衝撃波でやられると思うか」
 そしてあわてて腕立て伏せの体勢に戻ったヒィッツカラルドの背中に腰を下ろした。
「せっかくだからちいっと負荷を増やしてやるぞ、クソガキ」
 カワラザキの体重だけではないモノが乗っかり、哀れヒィッツカラルドはカエルのような声を上げてつぶれた。
「なーんだ、だれもいないと思ったらみんなここに…」
 樊瑞同様任務から戻ってきた、セルバンテスとアルベルト、それに残月がジムに現れる。
 セルバンテスとアルベルトはカワラザキを見るなり、くるりと回れ右をして逃げ出そうとした。
 しかし、そんなことが許されるはずもなく…。
「おおー、白と黒じゃねえか。久しぶりだなァ」
 ふたりの顔から血の気が失せていく。
 25年前は子供だったとはいえ、カワラザキの厳しさは聞いていたし、少しはその訓練を受けたこともあるのだ。
「な、な、なんで…」
「激動のオヤジが…」
「おおー、オレのことを覚えててくれたか。じゃあてめえらにはもうちっとだけ楽なトレーニングをさせてやる」
 そう言ってカワラザキはジョギングマシンの後ろに、たくさんのトゲがついた鉄板を置いた。
 有無を言わせずふたりをジョギングマシンに乗せる。
「地球3周くらいしてこいや、秒速20でな(普通の人間の速度は秒速14メートル)」
 いきなりスイッチを入れられ、セルバンテスとアルベルトは必死になって走り出した。
「オラオラ、少しでも速度落ちたら背中が穴だらけになるぞ!」



「さて、と」
 カワラザキはいまだになにが起こっているのか把握できない残月のほうを向いた。
「このクソガキは確か…身体に傷があったんだよな。じゃあ、あのガキどもみてえなハードなのは無理だろうから…」
 太い腕で残月を易々とつまみあげるとプールに放り込んだ。なお水深は10メートルである。
「な、なにをされる!」
 頭から浮かんできた残月を竹刀で一撃した。
「だーから、てめえは潜るトレーニングだ」
 そうしてポケットから何十枚もの金貨を取り出し、プールに投げ入れる。
「全部拾ってこい。全部拾い終えるまで顔出したら…重りつけるからな」
 哀れ残月は水底へ消えた。
「よっしゃ、樊瑞はベンチプレスにするか」
 そう言って樊瑞を捕まえ、強引にベンチへ寝かせる。
「わ、ワシはッ…ワシはもう歳ですからッ!」
「なに言ってやがる。リーダーなんだからてめえが率先しねえとな」
 なんのためらいもなくバーベルにつけたウエイトは300キロ。
「ぎゃああああ!」
 これらの惨状を目の当たりにし、孔明がこっそりと逃げ出そうとしたが無駄な抵抗であった。
「わっ、私はッ、私は策士ですからッ、トレーニングはですねッ!」
「んじゃ、頭鍛えるしかねえだろうなァ…おい、電極持ってこいや」
 エージェントが持ってきた電極を無理やり孔明の頭につける。
「ちょ…まっ…!」
 最大電圧をかけられ、哀れ孔明の髪は再びアフロに。
 そこへ顔を出したのは、カワラザキの要請を受けた十常寺だった。
「激動、激動」
「おう十常寺」
「昔日を思い出さん。実に懐かしき也」
「おう、まったくだな」
 ニコニコと笑う十常寺を横に、カワラザキは咆哮にも似た声を上げた。
「いいかクソガキども!死んでも生き返れるから、死ぬ気でやれよ!」
 阿鼻叫喚のジム内に、鬼と悪魔の笑い声が響き渡った。

 さて翌日。
「サニーや、ちょっと頼まれてくれんか」
 カワラザキに言われてサニーは私室を訪れた。
「すまんが背中に膏薬を貼ってくれんか。ちと凝ったでな」
 サニーは素直にうなずき、膏薬を貼りながら質問した。
「おじいさま、今日はなんだか本部がとても静かなのですが…」
「ああ、みな伏せっておるでなあ…ありがとうよ、サニー」
 そうしてサニーは机の上に置かれた、若かりしころのカワラザキの写真を見つけた。
「まあ、これはおじいさまですの?とてもワイルドで…お若いころですのね?」
「いや、昨日の写真じゃよ」
「え?」
 意味がわからずきょとんとするサニーを前に、カワラザキは豊かな白髪を揺らして快活に笑った。

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