GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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こちら株式会社BF総務課でぇっす(7)

「ねえねえ、あの話、聞いたぁ?」
「知ってる!総務課のレッドさんが経理課のヒィッツカラルドさんにチョコあげた話でしょ」
「ヒィッツカラルドさんのお返しってどんなのかしらね~」
 社内ではそんな話で持ちきりだが、実際のところは…。

「ほれ」
 今日も今日とて経理課へやってきたレッドが、ヒィッツカラルドに小さな包みを差し出した。
「なんだ?」
「ほら、このあいだチョコくれただろう。クッキーをやる」
 チョコといっても正式にもらったわけではなく、ヒィッツカラルドの部屋にあるのを失敬しているのだ。
 ヒィッツカラルドは包みを受け取りながら精一杯の嫌味を言う。
「チョコだけじゃねえだろ」
 なにしろレッドときたら、アレだけみんなに釘を刺されたというのに相変わらずヒィッツカラルドの部屋へ忍び込み(といってもなし崩し的にヒィッツカラルドは受け入れてしまっているのだが)必ずなにか食べている。
「あ、カップ麺発見」
「おい!それは私の…」
「あーあ、冷蔵庫の中、空っぽじゃないか。私がくるんだからなにか買っておけよ」
「っていうか、いきあたりばったりで忍び込んでくるなー!」
 いつくるかわからないのに買っておいてどうする。
 と、こんな感じで訪ねるたびに食料を漁っているのに、お返しがクッキーの小さな包みだけではヒィッツカラルドも納得できない。
「それ以前にお前さー、チョコのお返しって…私は女からクッキーもらうのか?」
 包みを手の中で弄びながら、まんざらでもなさそうに見える。
「いや、それ消費期限切れてたから」
「いらんわー!」
 絶叫とともに包みを投げ捨てたとき、経理課長であるセルバンテスが戻ってきた。



「あっ、こら。先日樊瑞にも言ったけど君は経理課立ち入り禁止でしょッ」
 渋い顔のセルバンテスにもレッドは動じない。
「ふふーん。今日は樊瑞課長が出張中で、主任も営業所へ出かけてるし、主任がいないから怒鬼が代わりに郵便局とか役所にいってるし、残月は有休だし」
 そこで言葉を切ってニヤリと笑った。
「幽鬼ひとりだけだから私がきたんですよー」
「えっ、幽鬼ちゃんひとりッ?」
 先ほどまでの不機嫌顔はどこへやら、セルバンテスは嬉々として言う。
「ダメじゃないかあ、幽鬼ちゃんをひとりにするなんて。寂しくて泣いてたらどうするつもりなんだ。そうだ、こんなときこそ私がいってあげないと!」
 訳のわからない自己完結したセルバンテスは経理課を飛び出していった。
「おい…いいのか、アレ」
 とりあえず心配するヒィッツカラルドに、やはりレッドはいやーな笑みを返す。
「大丈夫、さっきから専務がきていてお邪魔みたいだから私が出てきたのだ」
 邪魔者はいなくなったとばかりに、レッドは空いている椅子に腰掛けた。
「で、クッキーやったんだからケーキ用意しとけよ」
「消費期限切れのクッキーでケーキ返すバカがどこにいるかッ!仕事の邪魔だから帰れッ!」
「だって戻っても退屈だしー」
「仕事しろッ!」
 無視を決め込んだヒィッツカラルドが書類に向かうと、レッドはしばらく黙っていたが立ち上がり静かに出ていった。
 ほんのちょっとだけ寂しく感じながらもヒィッツカラルドが安堵の息を漏らす。
 ふと気づけば、いつの間にか机の上に似たような包みが置かれていた。
 開けてみると中にはやはりクッキーだが歪な形のものばかりが入っている。
 箱を見てみるが賞味期限も原材料名もない、どこにでも売っていそうな箱にクッキーを詰めたのだとわかった。
「…手作りかよ」
 ヒィッツカラルドはひとつ取り出して口に入れてみた。
「…まずいな」
 食べられないわけではないが味はあまりよくはない。
 それでもヒィッツカラルドはなんだか愉快になってきて、その包みを机にしまいこんだ。

 経理課長の運命やいかに?

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Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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