GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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策士と子忍者と

 孔明は預かったレッドの子供を憤懣やるかたない顔で見ていた。
 顔はレッドにそっくりだが、瞳の色はサニーと…つまりはアルベルトと同じ赤だった。
「私はここでなにをしていればよいのだ、孔明」
 孔明の執務室をしばらくきょろきょろと見回していた子供が声を出す。
 おそらくレッドがそう呼んでいるので覚えてしまったのだろうが、年端もいかぬ子供に孔明と呼ばれるのには大変抵抗がある。
「…よろしいですかな?孔明は私の名で、あなたにそう呼ばれる謂れはありません。せめて策士とお呼びなさい」
「さくし?」
「そう」
「作曲は?」
「松本孝…ってそっちの作詞じゃなーいッ!」
 思わず声を荒げてしまったが、子供は平然と言い放つ。
「確かに父上がおっしゃっていたようにノリがよいな」
(あ、あ、あの、赤忍者…ッ!)
 拳を震わせながらも孔明はなんとか平静を保とうとする。
「私は策士です、策士。つまりいろいろな作戦を考える人間です。わかりましたか?」
 それを聞いた子供はしばらく考えていたようだったが、いきなり取り出した子供用のクナイ(レッドが自作した大変小型のクナイ)を孔明の腿に軽く突き刺した。
「ぎゃああっ!」
 悲鳴を聞いて駆けつけた孔明のアシスタントが子供を引き離す。
「な、な、な、なにをするのですかッ!」
 悲鳴は上げたが刃の部分が非常に短いために皮一枚程度で終わり、血もにじんではいない。
「貴様が作戦を考えていると聞いたので刺した…父上と母上はとても仲がよろしいのに、父上は貴様のせいでいつもお留守のために、母上はとっても寂しい思いをされているのだ」
「ああ…それで帰宅するとせっせと子作…ゲフンゲフン」
 子供に説明するにはいささか早いぞ、孔明!
 ここはなんとか説得を試みようと、孔明はBF団のあり方やレッドの任務についてわかりやすく話し、子供は子供なりの素直さで納得した。



「そういえばまだ君のお名前を聞いていませんでしたね…」
「私は紅瞳だ。父上がご自分のトレードカラーと母上の瞳の色からつけてくださった名前なのだ」
 生意気を言ってもそこはやはり子供、少し得意げな表情でそう言った。
「ふむ…」
 ちょっと興味を持った孔明がペンを取る。
「せっかくですからほかのご兄弟の名前も教えてくれますかな?」
「よいぞ。私の下の三つ子が、希藍・灰陣・桜香という。その下の妹は桃華、その下の弟は紫巧で、一番下の妹は梅淑だ」
(色と…花?忍の里での名づけ方でしょうか…)
 退屈してきたのか、紅瞳が孔明の袖を引く。
「父上に言われているのだ。クナイの訓練をさせろ」
「は?」
 そう言われても外へ出して万が一のことがあればレッドとサニーが黙ってはいないだろうし、室内でそんなものを投げまくられても困る。
「クナイ…は私の執務室ですのでお断りしますが、ダーツはどうですか?似たようなものですからレッド殿には私から話して差し上げてもよろしいですよ」
「ダーツ?ああ、西洋投げ矢のことか」
 刃物に関する扱いには慣れているだろうと、孔明はアシスタントに命じて壁に的を取り付けさせた。
「私は仕事がありますから、おとなしくそれで遊んでいてくださいね」
「遊びではないぞ!私には訓練なのだ!」
「はいはい」
 なんだかんだ言っても所詮は子供と、孔明は初めて微笑ましい気持ちになる。
 ところが。
「…難しいものだな、当たらぬ…」
 やはりクナイとは勝手が違うのか、ダーツは的を外すばかり。
 孔明は紅瞳をときおり横目で見ながら、溜まっている書類の決裁に追われていた。
 不意に静かになったので寝てしまったのかと見れば、紅瞳はなにやら紙に絵を描いている。
(やれやれ。やはり子供、すぐに飽きてしまったようですな)
 ほっとしたのも束の間、孔明は再び紅瞳の声に気を取られた。
「できた!」
 紅瞳が一生懸命に描いていたのは孔明の顔。
 その紙をダーツの的に貼り付け、矢を放てば見事に孔明の額に突き刺さった。
「あだだだだ!」
「孔明さま、大丈夫ですかッ!」
 似顔絵ではあるが本人のほうにも心理的ダメージがくる。
「うむ!やはり父上がおっしゃったようになにか目標がなければならんな!」
 それを聞きながら、孔明はやはりあのふたりの子供だと実感したのだった。

 そのころのBFさま。
「孔明~、樊瑞~、だれか、きて~。マントから服にまでしみてきた~」

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Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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