GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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サニーちゃん、学校へ行く(2)

 勉強に関してはだれにも負けないサニーだったが、こういう運動となるとまた別問題。
 ましてやこんな鉄棒での逆上がりなど、はっきり言ってあまり経験がない。
「サニーちゃん、がんばって」
 よし子やほかの女子の声援を受けて何度も挑戦するが、今ひとつのところで回ることができないでいる。
「ふうむ、サニーさまにも苦手なものがあるのだな…」
 少し微笑ましく思いながらイワンがそうつぶやいたとき、何度目かの挑戦で地面を蹴ったサニーの腰が軽く押されたような気がした。
 不思議に思う間もなくサニーはくるりと回転し鉄棒に身体を預ける。
「できた…!」
「サニーちゃん、やったね」
 よし子に肩を叩かれて、サニーは先ほどの感覚はいったいなんだったのだろうと思いながらも深く考えないことにした。
 みんなと一緒に給食を食べ、午後の授業を受けて下校の時間になる。
 そのときもよし子は親切に声をかけてきてくれた。
「サニーちゃん、一緒に帰りましょ。あたしもサニーちゃんのおうち、知りたいし」
「ありがとう、よし子ちゃん」
 並んで一緒に校門を出、しばらく歩いたところでよし子が後ろを振り返り小声でささやいた。
「ねえサニーちゃん、後ろからすごい車がついてくるんだけど…知り合い?」
 サニーにはその車の持ち主が、なんとなく想像はついていた。
 だがイワンから無視するようにと言われているので、引きつった笑みを浮かべながら否定する。
「しらなーい」
「そう、よかった」
 よし子は安堵し、改めて声をひそめた。
「実はね、あたし理事長先生に呼び出されたのよ。それで今度くる転入生の子を面倒見てやって欲しいって頼まれたの。あたしが思うに、きっとサニーちゃんのパパのお仕事の関係で、サニーちゃんは狙われてるのね。だからあたしが守ってあげなきゃって思ったのよ」
 どうやらこの、おばさん気質の少女もカワラザキが手を回してくれたのかもしれないと思うと、サニーはまたうれしくなった。
「えー、そんなことないわ。だってサニーのパパは普通の人だし」
 全然普通ではないが。

 よし子はどうやら後ろからついてくるリムジンを敵と認めたようで、サニーに帰り道を聞きながら入ってこれそうもない細い路地を選んで歩いていく。
 サニーはおしゃべりをしながらの回り道など一向に苦ではなく、むしろリムジンを撒いたことが楽しくもあった。
 ふと、よし子が足を止める。
 見れば道の真ん中に野良犬ががんばっており、ふたりを見て唸り声を上げていた。
「サニーちゃん大丈夫よ。こういうときは走っちゃダメ。背中を見せると追いかけてくるのよ」
「う、うん」
 よし子はサニーをかばうようにして野良犬を見据えている。
 サニーにしてみれば野良犬くらい自分の能力を使えばわけなく撃退できるのだが、イワンとの約束があるので使えない。
「ギャンッ!」
 よし子とにらみ合っていた野良犬が悲痛な声を上げて倒れた。
 すぐに起き上がり尻尾を巻いて逃げていく。
「ふう…あたしたちの気迫が勝ったのね」
 よし子は自信たっぷりにガッツポーズをするが、サニーとそれを見守っていたイワンには見えていた。
…あの犬は間違いなく、なにかがぶつかって逃げていった…。
 野良犬と遭遇した路地を曲がれば、カワラザキが用意してくれた築40年の木造一戸建てが見えてくる。
 先回りしたイワンが少し先から偶然を装って現れた。
「おかえりなさい、サニーさま」
「よし子ちゃん、ここが私の家よ」
 よし子は家とイワンを見比べ少し怪訝そうな表情になった。
「サニーちゃんのおうちって…古いのねえ」
「おじいちゃんの家だから。それでこの人はおじいちゃんの秘書なの」
 それらしい説明に単純なよし子はすぐ納得したようだった。
「それじゃサニーちゃん、また明日ね。明日の朝は呼びにくるわ」
「うん、待ってるわね」
「サニーさまとお友達になってくれてありがとうございます」
 笑って手を振りながらよし子を見送ったサニーとイワンは、その姿が見えなくなると真顔になって家を見つめた。
「…サニーさま、このイワン、家からなにやら不気味なオーラを感じます…」
「うん…私も、なんとなく感じる…」
 だれもいないはずの家…その玄関を開けようか開けまいか、ふたりはなかなか決断できないでいた。
                       (まだ続いちゃう)

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Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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