GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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こちら株式会社BF総務課でぇっす(4)

 そもそも樊瑞という男が、この使えないOLばかりの(ひとりは別だが)総務課課長に選ばれたのは、そこそこ人当たりがよく、この男ならなんとかやれるだろうという、ある意味貧乏くじともいえるような人事である。

 樊瑞が朝出社してきて、席についてからまず最初にやるのは…OLたちの観察。
「おお、サニーくん、今日も綺麗だな」
 とりあえずは怒らせたらまずい人間から褒めていく、これ鉄則。
 それから怒鬼の運んできたお茶をひと口すする。
「うん。怒鬼くんの入れてくれるお茶はいつも美味い。おまけに今日は茶柱まで立っている」
 そしてもちろん忘れてはいないという感じで、ほかの者にも声をかける。
「残月くんの電話応対は見事なものだと得意先からお褒めの言葉があったぞ。それから幽鬼くんの資料整理の手際のよさには、重役たちも感心していたしな」
 どんなに使えないOLだとしても、やはり褒められれば悪い気はしない。
 得意そうに微笑んだり、照れくさそうに頬を染めたりする中で…どうがんばっても褒めるところの見つからない者があった。
 樊瑞は一生懸命に言葉を探し…昨日提出させた報告書を手にした。
「レッドくん」
「はあーい」
 満面の笑みで近づいてきたレッドに、いちおう微笑みながら報告書を見せる。
「昨日提出してくれた報告書は、なかなかよく書けているぞ。あとはこの、チョコレートの指の跡とクリームのシミ、それからドーナツの油がちょっと邪魔だから、これを消してもう一度清書してくれ。そうしたら完璧だぞ」
「わーい、課長に褒められた」
 褒めて伸ばす、というのは教育でも大事なことではあるが、褒めるところを探すのもまた一苦労。
 樊瑞は机の引き出しから胃薬を出して飲んだ。



 万事がこういう具合であるから、この課のOLたちは樊瑞を全般的に信頼しているし、樊瑞に対しての嫌がらせなど考えたこともない。
 樊瑞が営業課から戻ってくると、昼休みは終わったというのに主任のサニーが郵便局へ出かけているため、おしゃべりに興じていてなかなか仕事に戻らない。
 しかしこんなとき怒鳴っても逆効果というもの。
「さあさ、みんな、仕事仕事っ」
 軽い口調でそう言って、全員のお尻をポンポンッと叩けば
「はあーい、課長ー」
 と全員が笑いながら席につく。
 その様子を不機嫌そうに見つめている男があった。
 社長の覚えめでたき、部長の孔明である。
 入社は樊瑞とほぼ同期であるが、部長職に空きができたのを素早く射止めた男としても有名である。
「樊瑞課長」
「む、部長…どうされましたかな?」
「ちょっとこちらへ」
 トレードマークの羽扇で手招きされて、廊下へ出る。
「質問があります」
「はあ…」
 孔明は羽扇を樊瑞に突きつけた。
「なぜあなたは、OLのお尻を触ってもセクハラなどと言われないのですかッ」
 あえて言おう、人徳であると。
 樊瑞は少し考え、頭をかきながら答える。
「まあ、スキンシップと捉えてますのでな。セクハラなどと騒ぐ者はおりませんよ」
「私が同じことをすると騒がれるのに、ですかな?」
 どうあっても樊瑞をねちねちといたぶりたいようである。
 だが、日頃の行いはこういうところでも物をいうのだった。
「あーっ!課長が部長にいじめられてるッ!」
「こういうのパワハラっていうんだよね!」
「うちの課長さんいじめないで!」
「部長の人でなし!」
 一気にまくし立てられれば孔明とて思わず両手で顔を覆ってしまう。
「な、なぜ…そこまで言われなければ…」
「ま、まあまあ。悪気はないんですから」
 そうして樊瑞はOLたちを振り向いた。
「君たち、それ以上言うと本当のいじめになってしまうからやめなさい」
「はあーい」
 そういうわけで、ある意味樊瑞はOLたちに助けられ、出世の道を断たれていると言っても過言ではないのだった。(ひでえ)

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Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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