GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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お姫さまは超ごきげんななめ

 本部の回廊をサニーは孔明と一緒に、今後の予定を話しながら孔明の執務室に向かって歩いていた。
 そんなふたりの横を一陣の風が吹きぬける。
 と思う間もなく、サニーの手が素早く動いて、赤いマフラーの端をしっかりとつかんでいた。
「はっ、離せ。首がしま…」
 風と思われたのはレッド。
 そのレッドをサニーが捕まえたことに孔明は少々驚いていた。
「なぜ私たちの横を駆け抜けてまで急ぎ報告書を出しにいらしたの?」
「そっ、それはだな…」
 サニーは孔明の存在などすっかり忘れて、マフラーをロープのように手繰り寄せてレッドを怒鳴りつけた。
「私の冷蔵庫にあったプリンを食べたから、私にあうのが怖くて逃げているとおっしゃい!」
 むろんレッドが黙っているはずなどない。
「ええい、賞味期限ギリギリだったので腐らせてはいかんと思い食べてやったのだ!」
「期限が切れるまで2時間近くありました!」
「切れてしまえばどちらも同じだー!」
 突然始まったケンカをなだめるべく、孔明が穏やかに割って入った。
「ま、まあまあ、おふたりとも。このような場所で大声を出して痴話げんかなどは…」
 それまで互いを罵っていたレッドとサニーが同時に孔明をにらみつける。
「痴話げんかなどではない!」「ありませんわ!」
 あまりの迫力に孔明もたじろいだ。
「…はい…」
「じゃあ同じものを買って返してやる!賞味期限切れるまであと2時間のプリンをな!」
「まーっ!勝手に食べておいてその言い草はなんなの!」
 あまりのヒートアップに孔明だけではなく、エージェントたちまでが仲裁に入り、ここはひとつ孔明の執務室で続きをということになった。
「フン、ちょっと待っていろ」
 とりあえずそう言い放ってレッドは姿を消した。



 それでは仕事の話の続きを、と孔明の執務室でサニーと孔明が話し始めたとき、再びレッドがやってきた。
「ほら、これで満足か!」
 取り出したのは1ダースのプリン。
 しかしサニーはますます不機嫌になるばかり。
「1ダースも食べられるわけないでしょ!」
「なんだとぅ!」
 そして再び舌戦が始まった。
「私はわがまま姫が不機嫌なままでは策士が気の毒だから、と思って買ってきてやったのだぞ!こんなに気ままな姫は御免だ!」
「んまーっ!私だってレッドさまみたいな王子さまはこっちから御免こうむるわよ!」
「きっさまー!だれが好き好んでお前のようなわがまま姫と付き合っていると思っているのだ!」
「その言葉、そっくりそのままお返しするわ!」
 ここはやはり自分が犠牲になるべきか、と孔明が説得を試みる。
「ま、まあまあ…いいかげんにどちらかが折れ…」
 またもや同時にふたりからにらみつけられ、怒鳴られた。
「孔明さまは黙ってらして!」「貴様は黙ってろ!」
 まったく言うことをきいてくれずにやりあうふたりに、孔明は顔を覆ってすすり泣きを始める。
「こ、孔明さま、元気をお出しください」
 アシスタントが懸命に慰めた。
「そんなに私の王子さまになりたいのなら、おいしいスイーツでも食べに連れていってくれたらどう?」
「おう、望むところだ。わがまま姫が驚くようなものを食わせてやる」
 そうしてふたりはにらみ合いを続けながら部屋を出ていってしまった。
「やれやれ、やっと落ち着いたようで…おや?」
 孔明の机の上を見たアシスタントが素っ頓狂な声を上げる。
「こ、こ、孔明さま!いつの間にかあのふたりの休暇届が出ております!しかも孔明さまの許可つきで!」
 素早いレッドならやりそうなことである。
 だが孔明は顔を覆った両手を外そうともせず言い切った。
「…もう、どうでもいいです…」

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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