GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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お姫さまはごきげんななめ

 今日も忙しい一日が終わったと、サニーは気だるい身体を引きずって自室へ戻ってきた。
 ふと見るとドアのところにメモが挟まっている。
 幽鬼の字で、仕事が終わったら自分の部屋へきてほしいと書かれていた。
 幽鬼のほうから呼びつけるなど珍しいこともあるものだと思いながら、サニーは簡単に着替え、化粧を直して幽鬼の部屋へ向かった。
「どうぞ」
 返ってきた声にドアを開けると、暖かい空気と美味しそうな香りに包まれる。
 小さなテーブルの上に花が飾られ、軽くトーストしたフランスパンと赤ワイン、そして暖炉ではシチューがコトコトと音を立てて煮えており、エプロン姿の幽鬼が甲斐甲斐しく鍋をかき回していた。
「お疲れ」
 幽鬼は笑ってそう言い、手を止めてサニーのところへやってきた。
 軽く背中を押してテーブルへと案内する。
「幽鬼さま…いったい…」
「このところ姫が忙しいと聞いていたのでな、夕食でも一緒にと思ったわけだ」
「で、でも幽鬼さまだって…」
 まったく任務がないわけではないのに…と言いかけたのを遮られた。
「俺は明日からしばらく休みが入ったからな。それに、どれもこれもたいした任務じゃあなかった」
 鍋からビーフシチューを皿にすくい、仕上げにパセリを散らす。
 よく冷えた赤ワインをグラスに注ぎ、サニーを促した。
「さあ、どうぞ」
 そうして自分もエプロンを外し、椅子に座った。
「い、いただきます…」
 熱々のシチューをひと口食べたサニーが、見る見る不機嫌になっていくのを幽鬼は怪訝そうに見つめていた。
「ど、どうした?不味かったか?」
 サニーはうつむき加減で絞り出すような声を出した。



「…なんで…」
「え?」
「なんで、こんなにおいしくつくるのよー!」
「えええっ!」
 今にもスプーンが曲がらんばかりに握り締め、サニーは幽鬼をにらみつける。
「い、いや、そう言われても…」
「私が作るよりずっとずっとおいしいじゃないのー!」
 そう叫んだかと思うとサニーはいきなりシクシクと泣き始めた。
 幽鬼はどうしていいかわからず、サニーの脇に屈んで慰めてやるしかなかった。
「いや、あの…その…すまん」
 サニーはしゃくりあげながら言葉を続けた。
「わ、私だって…私だって、幽鬼さまのために…おいしいもの…作って差し上げたいの…っ。で、でも…ずっと…ずっと忙しくて…できなくって…」
 決して怒っているのではないとわかり、幽鬼は安心してサニーの頭を撫でてやる。
「ああ…ほら、今日は俺が暇だったから…今度はサニーが暇なときに、料理を作ってくれればいいから…」
「き…っとよ?きっと、食べてね…」
「ああ、もちろんだ」
 化粧が落ちるので慎重にナプキンで涙を拭ってやる。
「ほら、冷めてしまうから。サニーもお腹がすいているだろう?」
 サニーはこくんとうなずき、再びスプーンをとった。
「な、涙が落ちたから…少ししょっぱくなっちゃった…」
「じゃあ、俺のと取り替えようか。サニーを泣かせたのは俺なんだから」
 皿を取り替えてもらい、食事を進めればサニーも少し笑うようになった。
「幽鬼さま、なにが食べたい?」
「そうだな…サニーの作ったものならなんでもいいが…ローストビーフなんかいいな」
 サニーがにっこりと笑った。
「それはまだ作ったことがないけれど、幽鬼さまが暇になるまでにおいしいのが作れるよう、練習するわ」
「ああ、楽しみにしている」
 しかしその後、ローストビーフの試食台にされた孔明が激太りしたのはいうまでもない。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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