GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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お姫さまはごきげんななめ

 残月が任務から戻ってきた。
 1週間であちこちの企業からBF団への「寄付」を集めてくるという任務は、簡単ではあるが面倒くさいものでもある。
 おかげでなかなかサニーに連絡が取れず、せめて罪滅ぼしにとサニーの瞳と同じ色の指輪を買い求め、それを土産に帰還したというわけだ。
「おかえりなさいませ、残月さま」
 アシスタントに現金入りのカバンと、首を縦に振らなかったばかりに命を落とした人間のリストを渡したときだった。
「残月さま、スーツに埃が!」
 アシスタントが空々しく注意を逸らそうとするのに、引っかかるような残月ではない。
 気にせず通路に目をやれば…サニーが、俗に言うイケメンの男たちに囲まれて、にこやかに笑いながら通り過ぎていくところだった。
「な…!」
 思わず煙管を取り落としそうになる。
 覆面のために表情はわからないが、ひどく苦々しい顔でアシスタントに詰め寄った。
「何者だ」
「は…確か、サニーさまの新しいアシスタント、とか」
「サニーのアシスタントは女性ばかりのはずだ」
「…わかりかねます」
 とにかくここでやきもきしていても埒が明かないと、残月はサニーを訪ねることにした。

「サニー」
 サニーの部屋へいってみれば、サニーは先ほどの男たちとお茶の時間の真っ最中。
「私はサニーと話がある。席を外せ」
 仕方がないというようにサニーが指示すると、男たちは素直に部屋を出ていった。



「さて」
 残月は内心の動揺を悟られぬよう冷静に口を開く。
「あの者たちはどういうことかな?よもや、私というものがありながら姫を守る騎士気取りでもあるまい」
「確かにそれはそうなのですけど」
 サニーは紅茶のカップを置いて残月を見据えた。
「問題なのは…その騎士が守っている姫が多いことですわ」
「む?」
 残月が隙を見せた一瞬に、サニーは残月の胸倉をつかんで早口にまくし立てていた。
「アンジェラって、エリザベスって、ベッツィーって、どなたですのー!」
「のああっ!」
 聞かれてはまずい単語が次々に飛び出してきて残月は焦る。
「せ、先日幽鬼に紹介された子犬の名前だった…と思うが」
「まあ」
 サニーの目が意地悪く細められた。
「最近の子犬は残月さまあてにお手紙を書いてくるんですのねえ…」
 ポケットから取り出した封筒を扇のように広げてみせる。
「なっ、中を…中を読んでもらえばわかると思うが、全部私が任務で回っていた財団の秘書の名前だ」
「浮気ものー!」
 殴りかかってきたサニーの拳をすんでのところで止め、残月は優しく抱きしめる。
「最初の嘘をついたのは悪かった。だが…私にはサニーだけだ。手紙もすべて任務のための文書でしかない…」
 サニーの目からはらはらと涙がこぼれる。
「だって…だって残月さまは、女性に優しいし…」
「私のような末席にはそのような任務しか回ってこぬのだ。策士のおかげでな」
 そうして土産の指輪を取り出し、サニーの指にはめた。
「このようなこと、ほかの女にすると思うか?私の姫は…ひとりだけだ」
 サニーは泣き笑いのような顔で指輪を見つめる。
「じゃ、じゃあ全部…孔明さまの指示なんですのね…」
「ああ、そうだ」
 残月がうなずくとサニーは身を翻し、クローゼットの中から釘が一面に打たれたバットを取り出した。
「ちょっといってまいりますね」
 サニーが出ていってから残月はポケットの携帯を取り出した。
「あ、孔明か?残月だ。今そちらにサニーがいくと思うが…」
 電話の向こうで凄まじい悲鳴が上がりそれきり途絶えた。
 残月は電話を切って軽くうなずくと、サニーのあとを追った。
「さあ、今宵は姫のごきげんを直すためのディナーと洒落込むかな」

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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