GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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お姫さまはごきげんななめ

 樊瑞はまたしても孔明に却下された休暇届の用紙をゴミ箱に放り込んだ。
 欠けた十傑集を補完しない限り、休みが取れないほどに忙しいのは重々承知している。
 とはいっても適任者がいないのでは話にならない。
 休みが取れていないのは孔明も同じなのだから、あえて文句をいう気にはなれない。
 自分の体力や気力などはこの際どうでもいいことであって、休暇が取れずに一番問題なのは…サニーのこと。
 寂しがり屋のお姫さまはわがままこそ言わないが、樊瑞と一緒にいられる時間がないと…ご機嫌がすこぶる悪くなる。

 今夜は少し早く自宅のほうに戻れる。
 夕食を一緒にできる時間ではないけれど、せめてベッドへ入るまではおしゃべりに付き合ってやれるだろうかと樊瑞はドアを開けた。
「サニー、今夜は早く帰れたぞ」
 サニーの部屋をノックして入ってみれば、サニーはひとり姿見の前でファッションショーの真っ最中。
「あら、樊瑞さま、おかえりなさい」
「ほう、新しいドレスか…」
 そう言ったあとで、樊瑞は床一面に散らかされた服の山をながめる。
「い、以前より増えておらんか?」
「買い足しましたの。あと、ドレスにあわせてクツと帽子と…」
 それからサニーは思い出したようにハンドバッグからカードを取り出した。
「お返ししておきますわ。上限いっぱいまで使っちゃったから」
 樊瑞が受け取ったカードは…
「あーっ!ワシのクレジットカード!」
 あわてて端末から確認すれば、すでに給料の大半をごっそり払う金額。



 さすがにこれはないだろうとサニーに反論するべく、再びサニーの部屋を訪ねた瞬間だった。
「…!」
 ドアを開けるなりクッションが飛んできて樊瑞の顔を直撃する。
 すでに服を片付けたサニーがソファに足を組んで座り、不機嫌な表情で樊瑞を見ていた。
「…明後日からの旅行…もちろんご一緒できますわよねえ?」
「い、いや、サニー、それが、だな…」
 言葉を濁すと立て続けにクッションが3つ4つ飛んできた。
「ハワイも!パリも!香港も!どこにもいけなかったじゃありませんのっ!」
「だ、だから忙しくてだな…のわああっ!」
 おまけで飛んできたのは窓際に置かれた大きな花瓶で、さすがにこれはよけた。
「忙しい忙しいって、私のことなんてずっとずっとほったらかしで…私のことなんて…!」
 樊瑞はクッションを拾い集めソファへ歩み寄り、サニーの隣に腰を下ろした。
 サニーが泣きながら拳で身体を叩いてくるのを、為すがままに任せる。
「…ワシには…謝ることしかできん…すまんな…」
「わ…わかっている…の…でも…でも寂しくて…こんなに…好きなのに…一緒に…いられないのが…」
 途切れ途切れで消え入りそうなサニーの言葉に胸が痛む。
 ただただ抱きしめてやることしかできなかった。
 ふと脇にあった電話を取り孔明につながせる。
 数コールの後、孔明が出た。
「孔明か、ワシは明日から3日ほど休むぞ」
『なにをおっしゃっているのです。休暇届は却下したはず…』
「姫のご機嫌が悪いのだ。すぐ連絡のつくところにはいるから案ずるな」
『なにをバカな…よろしいですか?あなたは…』
「ではワシのクレジットカードの支払いを半分持てよ。半分は貴様の責任だからな」
『は?』
「今、端末から支払いの総額を送る…どちらか選べ」
 ややあってから孔明の歯軋りが聞こえてきた。
『し、仕方ありませんな…ただし!3日ですからな!』
 叩きつけるような音とともに電話が切れる。
 樊瑞は隣のサニーに笑いかけた。
「さて明日はどこへいくかな?」

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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