GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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時の妹

 幽凪は虫に刺されて赤くなった頬を撫でながら、中条の前でうなだれていた。
「まあ…機密を奪われたのは残念だが、人的被害がなくてなによりだった」
「申し訳…ありませんっ」
 何度も何度も頭を下げるので、中条のほうが戸惑ってしまうほどだ。
「ああ、いや、わざと警備を減らしておいたのが裏目に出てしまっただけなのだから…君がそんなにあやまることではない」
「そうだとも」
 横からいつものように明るい口調で戴宗が幽凪の肩を叩く。
「長官は凪ちゃんがケガしなかっただけでもよかったってお考えなんだ。ほら、もうクヨクヨしてないで今日は休んじまいな」
「は、はい…」
 ちらりと横目で見るのは…銀鈴。
 今はまだまだ半人前だが、いつかは銀鈴のようになるのが夢なのだ。
 中条と戴宗に促され幽凪はひとつ頭を下げて下がろうとした。
 そこへやってきたスタッフが、幽凪を呼び止める。
「ああ、天鬼さまが呼んでらしたぞ」
「えっ、天鬼さまが?」
 きっとこのことはもうすでに天鬼の耳にも入っていて、これから長い長いお説教が待っているのだと思うと、幽凪は重い足取りで天鬼の部屋へ向かった。



 大きく深呼吸をしてから天鬼の部屋をノックする。
「天鬼さま、幽凪です」
「入れ」
 声はいつもと同じ穏やかだが、入ったとたんに怒鳴りつけられないとも限らない。
 幽凪はおずおずと室内へ入った。
「あ、あの、今度のことは…本当に申し訳…」
 懸命にあやまろうとする幽凪を天鬼は笑って遮った。
「ああ、中条長官から聞いた。よく追いかけて無事だった」
 幽鬼の正体を知らない幽凪は怪訝そうな表情で首をかしげる。
「凪はアレがだれだか知っているのか?」
「いいえ…」
「アレはな、十傑集、暮れなずむ幽鬼だ。お前がかなうような相手ではない」
「ええっ!」
 ひとつ間違えば命を落としかねない相手に対峙したとわかり、幽凪は驚愕した。
「で、でも…私、追いついて…」
「アレが手加減したのだ。アレが本気を出していれば今ごろお前は蟲に食い尽くされていただろう」
「う…」
 その情景を想像して幽凪は言葉を失う。
「で、でも…優しそうに…見えたんだけどな…」
「確かにアレは無益な殺生は好まんからな…十傑集のほかの者ならどうなっていたか…」
「…はい」
 なにを言っても所詮は敵に助けられたのだと思うと、幽凪はますます落ち込んだ。
「ところで凪よ」
「はい?」
「お前、アレに追いついたとき息が上がっていたそうだな」
「えっ、あ、はい」
 それまで穏やかだった天鬼の表情が一変した。
「エキスパートの訓練中とはいえ、敵を追いかけて息が切れるとは何事かーっ!今からすぐに走りこんでこい!」
 天鬼に叱責されて幽凪は走り出した。

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Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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