GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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策士と魔女と:閑話3

 傷もある程度癒えた孔明は、もう執務に戻っていた。
 本来BFの攻撃を受ければ死に到ることは確かなのだが、今回のことはすべてBFが戯れに仕組んだことであったため、命までは奪われずにすんだ。

「孔明さま、任務で日本にいるレッドさまからお荷物が届いておりますわ」
 サニーが大きめの荷物をふたつも持って現れた。
「開けてみますね」
 よもや重要機密をこんな形で送ってくるはずはないから、孔明はサニーとスタッフが箱を開けるのを黙って見ていた。
「サニーさま、スイーツです!」
 甘いものの大好きなスタッフが歓喜の声を上げる。
 お菓子と聞いて何度か痛い目にあっている孔明は身構えたが、さすがに土産とあっては何事も起こらないだろうと安堵した。
「まあ、ピンク色の…イチゴプリンですわね」
「サニーさま、レッドさまからのお手紙が一緒に入っております」
 サニーは封筒を開けて中を読み始める。
「こちらで美味そうな菓子を見つけたので、まだ治療中の策士に送る。こちらでは造形の菓子が流行っているので、気慰めになればと注文してみた」
 プリンの内装を開けると中から現れたのは…孔明の顔に似せたプリン。
「へー、すごいですねえ。孔明さま、そっくりですよ」
 皿に乗せられたプリンを見て、孔明は複雑な気持ちになりながらもまんざらではなさそうだ。
「添えつけのラズベリーソースをかけて食うと、さらに美味いぞ」
 それではとスタッフが一緒に入っていたラズベリーのソースを孔明プリンにかけた。
「あはははは!孔明さまったら血まみれ!」
 サニーが腹を抱えて笑い出す。
 プリンの表面を真っ赤なソースが覆うものだからそう見えるのも無理はない。
 サニーにつられてスタッフも笑うのを、孔明が一喝した。
「そこっ!笑いすぎです!減給しますよ!」


 とりあえず3人はいったん笑うのをやめ、血まみれのようなプリンは孔明に差し出し、もうひとつの箱を開けてみた。
「えーと、こっちの箱に入っているのは…」
 サニーがレッドの手紙を読み進むうちに、スタッフが箱の中身を皿に乗せた。
「日本のオヤキというお菓子。小麦粉でできた皮の中に野菜などが詰まっている。こちらも造形ができるそうなので策士に似せて焼かせた。しかもせっかくなので全身を作らせたぞ」
 サニーが顔を上げると皿に乗っている、こんがり焼けた四頭身の孔明を見た。
「せっかくレッドさまがくださったのだから、みんなでいただきましょう。でも…こういうものを切るのにナイフは無粋よね」
 とばかりにサニーが取り出したものは医療用メス。
 皿に乗せられた孔明オヤキの腹にメスを突き立て、真一文字に切り裂いた。
「おお~、中には野菜が詰まっているのですな」
 その様子をプリンに手をつけることもできない孔明がはらはらしながら見ている。
「この場合…やはり味付けはケチャップですよね」
 別のスタッフがオヤキの上にケチャップをかけた。
「あらあら、孔明さまったらすごい出血」
「ダメですよサニーさま、そんなこと言っちゃ」
 一見、和気藹々と見えるが皿の上の様子に、孔明がとうとう切れた。
「いつまでお茶の時間をしているのですか。仕事に戻りますよ!」
 意外にもサニーがしおらしく謝る。
「申し訳ありません。さっさと食べてしまいますので」
 そう言うなり孔明オヤキの首をタンと落とし、胴も切り分けてスタッフに渡した。
「わーっ!」
 胃痛に耐え切れなくなった孔明が、机の上の電話を取る。
「レッド殿につなぎなさい」
「レッドさまは任務のあと休暇を取られているのでおつなぎできません」
「ならば、造形のオヤキとやらを作っている菓子屋に、樊瑞殿のオヤキとやらを注文するように」
「かしこまりました」
 それをどうするかは大体想像がつくが。

 皿を片付けにきたサニーに、孔明が震える声で言う。
「サニー殿…本当は私のこと、嫌ってるでしょ?ねえ、嫌いでしょ?」
「なにをおっしゃってるのです孔明さま。ほら、レッドさまも孔明さまを案じてお菓子を送ってくださったのですから」
 孔明が両手で顔を覆った。
「でも…でも…」
「楽しいお菓子でしたわね。私もひとつ注文してみようかしら…尊敬する孔明さまの、を」
 頬を染めてそんなことを言われても、もはや信じられないほどに孔明は荒んでいた。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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