GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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策士と魔女と(4)

 謁見の間の前で嗚咽を堪えているサニーの前に、見慣れた沓が映った。
 おずおずと顔を上げればそこに孔明が立っている。
 その顔を…サニーはまともに見ることができなかった。
「サニー殿、このような場所でなにを…」
「なにもございません!」
 自分でも驚くほど大きな声で孔明を遮り、サニーは急いで立ち上がった。
「書類は…すぐにお持ちいたしますから!」
 そして走り去ってしまった。
 サニーの後姿を見送った孔明の、羽扇を持つ手が震えていた。
 一般の者がこの部屋に用のあるはずはない…ましてやサニーがここへくるなどありえない話だ。
 だとしたら答えはひとつ。
 サニーはBFに呼び出され、この部屋で何事かがあったのだ。
 孔明は部屋の扉を叩いた。
「BF、孔明にございます!お聞きしたいことがあります!」
 しかし今、孔明に用のないBFの意思により扉は固く閉ざされている。
「BF!BF!」
 なおも扉を叩いていると、孔明の頬をかすめてなにかが扉に突き立った。
 振り向けば怒鬼が七節棍を突き出している。
「…怒鬼殿…」
 怒鬼は立ち去れというように顎をしゃくった。
「…なるほど。私に話はないということですか…」
 これ以上ここに留まることはBFの怒りをかうことになる…孔明は素直に引き下がった。
 執務室へ戻ったがサニーがなにやらよそよそしい感じがするのは、自分の気のせいなのだろうか。
「サニー殿」
 一瞬、サニーの身体が硬直したように見える。
「正直におっしゃってください。なぜあの部屋の前にいらっしゃったのですか」
 サニーは少しためらったのち、孔明から目をそらしたままで答えた。
「BFさまに呼ばれましたの…」
「ほう…あなたもBFの声が聞こえるようになりましたか」
 平静を装ってはいるが孔明の背中を冷たいものが流れている。


「なにを…話されたので?」
「別に…がんばっている、と励ましのお言葉をいただいただけです…」
 だが、それだけではなかったとサニーの態度が示している。
「そうですか。確かにあなたはがんばっておられる…BFもお認めになっているのですな」
 空々しい笑い、そして沈黙。
 それが孔明に、またサニーに重くのしかかっていた。
 サニーが去り、サニーのサポートをするエージェントも去ってから孔明は大きくため息をついた。
 自分の気持ちに整理がつかない。
 気にすることなどないはずなのに…BFはサニーになにをしたのか…そればかりを考えている。
 不意に頭の中に声が響いた。
 BFが自分を呼んでいる…確かめる機会があるだろうかと思いながらあの部屋へ急いだ。
 
「孔明、今日、サニー・ザ・マジシャンを呼んだよ」
「はい、サニー殿から聞きました」
 孔明は恭しく頭を下げる。
「初めて呼んでみたので、少し困らせてしまったようだけどね」
 ややあってから顔を上げるとBFが意味ありげに微笑んでいる。
「いい女になった」
 その言葉に孔明は顔をしかめる。
「BF、下世話な言葉をお使いになりませんよう…」
「フフフ、下世話、か」
 そのBFの表情が真剣なものになった。
「孔明、僕からの命令だ。サニー・ザ・マジシャンを差し出せ」
「な…!」
 孔明は思わず持っていた羽扇を取り落とした。
「BF、それは…」
「彼女を僕の伴侶にする。異存はないね?」
 見上げた孔明にはBFが自分を挑発しているように映った。
 そして…自分もまた、BFを初めて敵意を持って見ていると感じていた。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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