GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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策士と魔女と(3)

 サニーは孔明と行動を共にするうち、その人となりはなんとなくつかみかけてきたが、いまだに孔明の本意はわからない。
 とにかく孔明に近づくことが先決と、今日もたくさんの書類を抱えて通路を歩いていた。
「お手伝いしましょうか、お嬢さん」
 聞きなれた声に振り向くと樊瑞が悪戯っぽい笑みを浮かべて立っている。
「樊瑞さま!」
「ははは、元気だったか、サニー」
「いつお戻りに?」
「つい先日だ」
 緊張を強いられる孔明との時間、それを和ませてくれるのは見知った十傑と話すときだった。
「孔明は厳しいか」
 書類を持ってやり樊瑞が尋ねる。
「はい…でも、自分のためですから」
「そう…か。ワシから言ってやるのもな…」
 樊瑞にはサニーが痩せたように見える。
 しかしサニーに対する孔明のやり方について、樊瑞が意見するのは問題がある。
 サニーを気遣いながらも自分がしてやれることはないのだと樊瑞は言い聞かせていた。
 しばらく他愛ないおしゃべりに興じていたときだった。
 不意にサニーは身体を硬直させ、そのまま樊瑞を残してふらふらと歩いていってしまった。
「さ、サニー!」
 樊瑞が追いかけるより先、サニーは角を曲がって姿を消した。
(あれは…あの様子は、アルベルトのテレパシーを受けたときと同じ…では、いったいだれが…)



 サニーが向かった先、そこは孔明とBFが謁見するための部屋だった。
 普段はBFの力によって閉ざされているその扉が、サニーが近づくと自然に開き飲み込むようにして再び閉じた。
 突然暗い場所に放り出され、サニーが我に返る。
 そして目の前に浮かんでいるBFの姿に驚愕した。
「び、BFさま…!」
「やあ、サニー・ザ・マジシャン。いや、もうすぐ別の名で呼ばなければならないか」
 BFは優しげに微笑む。
「やはり君は僕の意識を受け取れるようだね。もっとも今日が初めてのことだったから、朦朧とさせてしまって悪かった」
 サニーはあわてて首を振った。
「い、いいえ。でも…テレパシーなら幽鬼さまも…」
「暮れなずむのことだね。彼はダメなんだ…彼は僕を受け取ろうとしないから」
 そう笑ってからBFは真顔に戻った。
「君は、孔明がなぜ君を後継者として選んだのか、わかっているのかな」
 サニーは困惑する。
「さっきのが答えだよ。君は、孔明のように僕の意思を彼らに伝えることができる…」
「あ…!」
 驚くサニーにBFは言葉を続けた。
「孔明は君に殺されたがっているようだね…ふふ、あの男らしい…でも、まだ殺してもらっちゃ困るな」
「え、ええ、もちろんです」
 まだ教えてもらわなければならないことがたくさんある。それが終わるまでは…そう言いかけたサニーをBFはひどく冷たい目で見つめた。
「あの男にはまだ利用価値がある。それに、たぶん君はあの男を…」
 殺せないだろうと言おうとしてBFは笑ってごまかした。
「好きになるかもしれないしね。あの男がそうであるように」
 衝撃な言葉を突きつけられ、サニーは戸惑い赤面した。
「こ、孔明さまが…私を…」
「ふふ、僕が言ったなんて言わないでおくれよ。あの男、ときに手がつけられなくなるからね」
 それからBFはサニーの目を覗き込んだ。
「サニー・ザ・マジシャン、僕からの密命だ。孔明を監視しろ…あの男が僕に反意を抱いたら…わかっているね?」
 即刻孔明は殺されるだろう。
 サニーは身を震わせながらうなずいた。
「よかろう。出ていくがいい」
 BFの姿が消え、サニーは吐き出されるようにして部屋から出された。
「嘘…嘘だわ。孔明さまが私のことを…それならなぜ私に殺されようとするの…わからない…私には、孔明さまもBFさまも…わからない…」
 思わずうずくまって泣き出したサニーは、足音が近づいていることに気づかなかった。

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Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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