GRで萌えてみる

「ジャイアントロボ」のBF団十傑集で妄想展開中。メインは成長したサニー(17歳設定)のラブストーリーとか10歳くらいの幽鬼のお話。拍手・コメント等いただけたら管理人喜びますw

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スカビオサ:朝の花嫁(残月)

 窓から陽光が差し込んでくる。
 屋根から伝う水滴が陽光を反射して、ベッドの中のサニーを射抜いた。
「う…ん」
 シーツの感触とかすかに漂う独特の煙草の香りに目を開ける。
 半身を起こして自分の姿に気づき、もう一度上掛けを引っぱり上げた。
「きゃああっ!」
 悲鳴を上げたのも無理はない。
 ベッドの中の自分は、下着一枚の姿なのだから。
「わ、わ、私…いったい…」
「どうした、サニー」
 先ほどの悲鳴が聞こえたのだろう。
 ドアが開いて顔を出したのは珍しく覆面姿ではない残月だった。
「ざ、残月さま、わ、私…」
 ここが残月の私邸で、自分は下着姿でベッドにいる。そこから導き出される結論は…。
 いや、もし残月と一夜をともにしたとしても、昨夜の記憶がまったくないというのもおかしな話だ。
 そんなサニーの不安を解消するかのように、残月は優しげに笑った。
「ああ、昨夜のことを覚えていないのだな」
「ゆ、昨夜のこと!」
「ほら、昨夜は、私と…」
 ベッドに腰かけて残月がそんなことを言うものだから、サニーはますます顔を赤くする。
「ははは、冗談だ。昨夜、サニーはたった1杯のウィスキーで眠ってしまったのじゃないか」
「あ…」
 そこでようやく断片的に記憶が甦ってきた。
 昨日、残月を訪ねたまではよかったがあいにくの土砂降りで、サニーは上から下までずぶ濡れになってしまったのだ。
 シャワーを借り、バスローブを借りて夕食をご馳走になり、夜が更けるまでおしゃべりに興じていた際、出されたウィスキーを飲んで…そこからの記憶がない。
「朝食の支度ができている。服はもうすぐ乾くだろう」
 ベッドを立ち上がった残月からほのかにコーヒーの香りがした。




 朝食の支度ができた、と言われても下着姿で出ていくわけにもいかない。
 ランドリーで自分の服が乾いているとしても、シーツに包まって移動というのも考えものだ。
「なにやってるのよ。私は魔法が使えるんじゃないの」
 口の中で呪文を唱え新しい服を出す。
 そこで初めて、部屋の中に借りたはずのバスローブがないことに気づいた。
「…どうして?」
 あまり待たせても悪いかと、それ以上考えず顔を洗ってキッチンへ向かった。
 キッチンはトースト、ベーコン、コーヒーの匂いが見事に混じり合って、サニーの食欲をそそっている。「男の一人暮らしなので、たいしたものは作れないがな」
「とんでもない。とてもおいしそうですわ」
 朝食が終わるころになって、ようやく残月はサニーの服に気づいた。
「その服は」
「あ、これですか?魔法で…いくらなんでもあの格好でランドリーへいくわけには」
「ふむ、なるほどな」
 そうして意地の悪い笑みを浮かべる。
「私としてはシーツ一枚で出てきてくれても気にならなかったが」
「もう、残月さまったら」
 残月は微笑んだままでサングラスを外した。ごく薄い青い瞳が現れる。
「私は…こうやってサングラスを外してしまえば、サニーの顔すら見ることができない。だが、昨夜はたとえサニーが見えなくとも、触れる肌の柔らかさや吐息の甘さで理性を保つのが一苦労だった」
 やはり眠ってしまったサニーをベッドへ運び、バスローブを剥いだのは残月だったのだ。
「あのまま…花嫁にしてしまえばよかった」
 その言葉が求婚のようにも思えてサニーは戸惑う。
 その心を知ってか、残月はサングラスをかけなおし明るい声を出した。
「まあ、この先いくらでも機会はあるのだがな…そうだろう?」
 サニーはうなずくべきかどうするか…迷っていた。

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まいりぃまいろ

Author:まいりぃまいろ
ツイッターでフォロワーさんの描かれたウサヒツを見て書きました~。
レッドは絶対荒唐無稽な夢を見る。

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